レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2015/01/07
- 登録日時
- 2015/11/25 14:16
- 更新日時
- 2016/01/15 18:53
- 管理番号
- 埼久-2015-086
- 質問
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解決
高崎に本部があった第五十一師団および中野英光中将について資料的記述のある本を探している。
- 回答
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回答プロセス以下の資料を紹介した。
- 回答プロセス
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1 中野英光中将について
レファレンスブックを調査する。
『日本陸軍将官辞典』(福川秀樹編著 芙蓉書房出版 2001)
p521-522「中野英光」の項に軍歴、解説あり。
『日本陸海軍人名辞典』(福川秀樹編著 芙蓉書房出版 1999)
p346「中野英光」の項に軍歴、解説あり。内容は『日本陸軍将官辞典』と同じ。
『陸海軍将官人事総覧 1 陸軍編』(外山操編 芙蓉書房 1981)
p313-314「中野英光」の項に軍歴あり。
『日本陸海軍総合事典』(秦郁彦編 東京大学出版会 2005)
p112「中野英光」の項に「佐賀藩士中野竹九郎の長男 佐賀中学卒を経て明45・5陸士卒(中略) (昭和)16・11第51師団長 21・2予備役 回想録は防研蔵」とあり。凡例によると、「防研」は「防衛研究所」の略である。
『日本陸海軍の制度・組織・人事』(日本近代史料研究会編 東京大学出版会 1971)
p52「中野英光」の項に軍歴等あり。『日本陸海軍総合事典』とほぼ同内容。
一般図書を調査する。
『米軍が記録したニューギニアの戦い』(森山康平編著 草思社 1995)
p77「第五十一師団長・中野英光中将は師団司令部をラエに置き、兵力もラエに厚く配置した。」
p102「第五十一師団長・中野英光中将は、二つの道の選択に迷った。」
p123「二十師と五十一師をまとめて「中野集団」とし、指揮は五十一師の師団長・中野英光中将がとる。」
「第2部 連合軍の本格反攻」(p69-106)「第3部 フィンシュハーヘンからマダン、ウェワクへ」(p107-146)第五十一師団(基兵団)についての記述多数あり。
『変転せる我が人生 明治・大正・昭和・戦記と随想』(藤村謙著 日本文化連合会 1973)
p139 に、満州国の顧問部の最高顧問になったこと、中将に進級して最高顧問を交代したことが書かれている。
データベース等を調査する。
《防衛省防衛研究所 史料閲覧室》「公開目録陸軍5」のファイルの130コマ目に掲載あり。
『戦史資料 其の3 中野英光中将回想録』登録番号:南東-東ニューギニア-189
(http://www.nids.go.jp/military_archives/catalog.html 2015/01/07最終確認)
《国立公文書館アジア歴史資料センター》を〈中野英光〉で検索すると70件ヒット。
「輜重兵第51連隊陣中日誌 昭和16年12月1日~16年12月31日」などあり、画像で閲覧可能。
《WHOPLUS》を〈中野英光〉で検索する。
生没年、出身地、学歴、略歴あり。著書に「最近極東外交史 上・下」(偕行社 1931)。
《国会図デジタルコレクション》「最近極東外交史 上・下」(http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1449855 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1449863 国会図 2015/11/19最終確認)
《国会図デジタルコレクション》「ニューギニア・マラソン戦記」(北本正路著 にれの木出版)(http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1673558 国会図 2015/11/19最終確認)図書館送信参加館公開
「推せんのことば」として、「元五十一師団長中野英光」が「わたしは北本君に救われた」という手記を書いている。
《靖国偕行文庫室図書検索》を〈中野英光〉で検索すると「回想録集・近藤兼利、坂口芳太郎、菅原道大、中野英光、野副昌徳、藤村兼」がヒットする。(http://www.yasukuni.jp/~kaikobunko/bunko003.php 靖国神社 2015/01/07最終確認)
2 陸軍第五十一師団について
レファレンスブックを調査する。
『日本陸軍指揮官総覧』(新人物往来社戦史室編 新人物往来社 1995)
p202にごく簡単な記載あり(通称、編成年月日、編成地、補充担任、最終地、隷属、所属連隊、最終師団長)。
『帝国陸軍編制総覧』(外山操、森松俊夫編著 芙蓉書房出版 1987)
p574、698、840、1289に師団長・参謀長・兵器部長・経理部長・軍医部長・獣医部長等簡単な記述あり。
『戦後刊行戦史・戦記総目録 陸軍篇』(西村正守編 地久館 1987)
戦後に刊行された戦史や戦記を、聯隊別に並べたもの。
p59、76、83に第五十一師団(歩兵第六十六聯隊、百二聯隊、百十五聯隊)に関する戦史・戦記の書誌あり。
『日本陸海軍事典』(原剛・安岡昭男編 新人物往来社 1997)
p105「東部ニューギニア作戦」に、ごく簡単な記述あり。
『日本陸軍の本総解説 伝記・回想録・歴史・戦記・戦争文学の名著全展望』(陸軍史研究会編 自由国民社 1985)
p274防研図書室所蔵「郷土部隊戦史 2 第四十一、第五十一師団」(陸上自衛隊第十二師団司令部委員会)あり。
一般図書を調査する。
『日本陸軍歩兵連隊』(新人物往来社戦史室編 新人物往来社 1991)
p102-103「歩兵第102連隊」、p111-113「歩兵第66連隊」、p119-121「歩兵第115連隊」の記述あり。
『陸軍部隊戦史』(近現代史編纂会編 森山康平ほか著 新人物往来社 2001)
p90-99に、「サワラケット 死の踏破」(第五十一師団工兵連隊小隊長 出澤敏男著)あり。
第五十一師団のニューギニアでの戦いに関する記述あり。
『地獄の戦場 丸.別冊,太平洋戦争証言シリーズ 2号(昭和61年3月)』(潮書房)
p200-216に「歩兵第六十六連隊とサラモア防衛戦」あり。元歩兵第六十六連隊第二大隊篠田増雄陸軍中尉による戦記。
『宇都宮市史 8 近・現代編』(宇都宮市史編さん委員会編 宇都宮市 1981)
「第6章 師団の創設と戦歴」に「第五十一師団(基)」の項あり。
p657 「編成経緯」、「満州移駐・香港攻略戦」、「東部ニューギニアに転進」 p658 「ダンピールの悲劇」、「ラエ撤退」、「マダン撤退」 p659 「ロスネグロス島の玉砕」、「アイタベ攻略戦」
上記『戦後刊行戦史・戦記総目録 陸軍篇』中で県立図書館所蔵資料
『ニューギニア戦記』(越智春海著 図書出版社 1983)
第五十一師団についての記述多数あり。
『ニュ-ギニア日記』(金子正義著 栄光出版社 1970)
「後記」に「学徒兵北川の日記が中心となっているが、彼一人の思索と体験ではなく、横田、川島の遺した手記や、散華した多くの戦友の言葉を纏めたものである。従って記述の全てが事実とは言えないが、全体を通して戦争と平和、死と生、運命と自由の真事を訴えているものである。(後略)」とあり。
戦史叢書を調査する。
『南太平洋陸軍作戦 2 ガダルカナル・ブナ作戦 戦史叢書 28』(防衛庁防衛研修所戦史室著 朝雲新聞社 1969)
p112-114 第五十一師団の概要あり。
「ガダルカナルにおける第十七軍の攻撃再興準備と持久作戦」の章
p224-225 師団の動きについて記述あり。p285 船団の移動状況あり。p368-369 第十七軍戦闘序列から第十八軍に編入した。p374-375 「ラエ」「サラモア」地区を確保させる軍命令あり。
『南太平洋陸軍作戦 3 ガダルカナル・ブナ作戦 戦史叢書 40』(防衛庁防衛研修所戦史室著 朝雲新聞社 1969)
昭和18年3月-10月までの中部ソロモン諸島、東部ニューギニアのラエ、サラモア付近の陸軍部隊の作戦を中心とした記述あり。
p28 第五十一師団の動きあり。p39-46 ラエ輸送陸海軍現地協定、中野中将名と師団の記述あり。
p50-53 第五十一師団長の作戦指導 p59 第五十一師団損耗表あり。
p145-149 第五十一師団三、四月の態勢 p149-153 第五十一師団の作戦計画
p159-163 第五十一師団の新態勢、ムボ六月の戦闘 p325-373 第五十一師団サラモア周辺の激闘
p387-425 第五十一師団の退却戦闘 付録:第五十一師団転進路概見図あり。
『南太平洋陸軍作戦 4 ガダルカナル・ブナ作戦 戦史叢書 58』(防衛庁防衛研修所戦史室著 朝雲新聞社 1969)
昭和18年9月から始まった東部ニューギニア、フィンシハーヘンの戦闘から、翌年3月のブーゲンビル島タロキナ作戦の終末までを収録。まとまった記述はないが、随所に第五十一師団の記述あり。
データベース等を調査する。
《国立公文書館アジア歴史資料センター》(http://www.jacar.go.jp/ 2015/01/08最終確認)を〈第51師団〉で検索すると57件ヒット。
「昭和17年「陸亜普大日記」「第51師団関係発来電綴(写) 自昭和18年1月至昭和18年5月 」などあり、画像で閲覧可能。
《靖国偕行文庫室図書検索》を〈五十一師団〉で検索すると「ニューギニア戦史資料(山形新一編)」「東部ニューギニア第五十一師団 ラエ最後の戦闘とサワラケット越え(鈴木元明)」など12件ヒット。(http://www.yasukuni.jp/~kaikobunko/bunko003.php 靖国神社 2015/01/07最終確認)
- 事前調査事項
- NDC
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- 陸軍 (396 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 中野 英光(ナカノ ヒデミツ)
- 第五十一師団
- 陸軍
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000184393