レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20150729
- 登録日時
- 2015/08/28 16:03
- 更新日時
- 2016/04/15 09:51
- 管理番号
- 吹-70-2015-011
- 質問
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解決
鉤椎の読み。また、体のどの部分を指すのか。その働きも知りたい。
- 回答
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「こうつい」と読む。医学用語では「ルシュカ関節」が一般的なようで、1)『南山堂医学大辞典 第20版』、2)『医学書院医学大辞典』ともに鉤椎関節はルシュカ関節の項を見よとあった。
1)『南山堂医学大辞典 第20版』(南山堂 2015.4)p2583 表記は「鈎椎」
2)『医学書院医学大辞典』(伊藤 正男 /総編集 医学書院 2009.2)p2918 表記は「鉤椎」
ルシュカ関節とは、1)2)より要約すると「頸椎の関節(半関節)の一部であり、椎体鉤と頸椎椎体がなす連結部分にあたる」となる。
- 回答プロセス
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「首の骨の一部と思われる」との問い合わせのため、運動器疾患や基礎医学をキーワードとして人体全般を調べるが記載なし。『図解整形外科』(久保 俊一/編著 金芳堂 2011.1)p31の図2に首部分で「鉤椎結合」とよばれる箇所を発見。読みは分からず。「鉤椎」は「こうつい」と読むと仮定し、図は骨とも関節ともとれる部分を示していたので、骨と関節の両方をあたってみた。回答1)『南山堂医学大辞典』と回答2)『医学書院医学大辞典』に読みも記載されていた。
- 事前調査事項
- NDC
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- 医学 (490 8版)
- 外科学 (494 8版)
- 参考資料
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南山堂医学大辞典 = NANZANDO'S MEDICAL DICTIONARY 第20版. 南山堂, 2015.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I026248503-00 , ISBN 9784525010805 -
伊藤正男, 井村裕夫, 高久史麿 総編集 , 伊藤, 正男, 1928- , 井村, 裕夫, 1931- , 高久, 史麿, 1931-. 医学書院医学大辞典 第2版. 医学書院, 2009.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000010048126-00 , ISBN 9784260005821 -
久保俊一, 山下敏彦, 水田博志, 田口敏彦, 遠藤直人, 齋藤知行, 吉田宗人, 小宮節郎, 金谷文則, 大塚隆信 編著 , 久保, 俊一, 1953- , 山下, 敏彦, 1958- , 水田, 博志. 図解整形外科 改訂2版. 金芳堂, 2011.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000011095521-00 , ISBN 9784765314664
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南山堂医学大辞典 = NANZANDO'S MEDICAL DICTIONARY 第20版. 南山堂, 2015.
- キーワード
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- 鉤椎関節(こうついかんせつ)
- 鈎椎関節(こうついかんせつ)
- ルシュカ関節
- 人体
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000179108