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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000177853
提供館
(Library)
山梨県立図書館 (2110005)管理番号
(Control number)
9000010452
事例作成日
(Creation date)
2013年11月08日登録日時
(Registration date)
2015年07月29日 15時24分更新日時
(Last update)
2015年07月29日 15時26分
質問
(Question)
山梨県内の庚申信仰(庚申講、庚申塔)に関する資料を紹介してほしい。
回答
(Answer)
当館所蔵資料では、次のものがある。

1.山梨県全体の庚申信仰について(詳細については、参考資料をご確認ください)。
・『山梨百科事典』(山梨日日新聞社編・発行 1989年)p341に「庚申信仰」の項。
・『山梨県史』民俗編(山梨県編集 山梨日日新聞社 2003年)p216-217「庚申講」、p1089-1090「川口村御師大額谷富士山庚申縁年引札」(万延元年)、p1114に解説。
・『日本民俗調査報告書集成』19 中部・北陸の民俗(大島暁雄ほか編 三一書房 1996年)p674-686に17「祭・道祖神など」があり「とうや、とうもとが中心になって行なう祭りの組織があったか。道祖神・庚申塔などがあったか」を調査。※『山梨県民俗資料緊急調査報告書:県下30地区の民俗:昭和38年度』(山梨県教育委員会 1964年)を収録。
・『甲州の庚申塔』(船窪久著・発行 1975年)巻末に「庚申塔年表」あり。県内の388基について。
・「甲州における庚申信仰と庚申塔」竹川義徳著(「甲斐路」通巻13号 山梨郷土研究会 1967年1月p45-p48)
・「甲州の庚申塔」船窪久著(「甲斐路」通巻23号 山梨郷土研究会 1973年8月 p8-41)p23-41に「庚申塔一覧表」あり。県内の224基について。
・「山梨の庚申信仰」中沢厚著(「歴史手帖」3巻7号 通巻21号 特集・甲斐地方史研究 1975年7月 p23-26)

2.富士山御縁年に関する資料。
・『富士講の歴史:江戸庶民の山岳信仰』(岩科小一郎著 名著出版 1983年)p19-30「富士山御縁年」、p438-439「庚申登山」(「女人登山」)[資料番号0101914943]
・『富士山御縁年:すその路3号』(すその路郷土研究会編・発行 1980年)」)[資料番号0101928232]
・『富士山と女人禁制』(竹谷靱負著 岩田書院 2011年)p9-25第1章「戦国期の富士山庚申御縁年と女人参詣」、p25-46第2章「延宝・元文・寛政の御縁年登山と御縁年立札」、p117-140第8章「女人天上と万延元庚申年の女人富士登山」[資料番号0105666960]
・『勝山記:勝山村史別冊』(勝山村史編さん委員会編 勝山村 1992年)「富士山ご縁年(庚申)の推移」坂本徳一著(「甲斐路」通巻76号 山梨郷土研究会 1993年6月 p65-70)で紹介されている史料。[資料番号0104035894]
・「富士山をめぐる庚申信仰」竹内義則著(「甲斐路」通巻15号 夏草富士すその道中特集 山梨郷土研究会 1969年2月p31-34)[資料番号0201164019]
・「富士山ご縁年(庚申)の推移」坂本徳一著(「甲斐路」通巻76号 山梨郷土研究会 1993年6月 p65-70)[資料番号0200982866]

3.県内各地(市町村ごと)の庚申信仰について。
・『甲斐路:創立三十周年記念論文集』(山梨郷土研究会編集・発行 1969年)p226-235「石を祀った人たち:都留市の石造物」羽田富士男著に「庚申塔さまざま」の項。[資料番号0101917060]
・『都留地方の庚申塔』(石川博司編 庚申資料刊行会 1996年)[資料番号0103292769]
・『明野の石佛』(船窪久編・発行 1977年)p59-69庚申塔[資料番号0103105763]
・『信仰と民俗(郷土資料叢書)』(野田俊彦著 西島郷土研究会 1979年)p127-128「庚申塔・青面金剛菩薩」中富町西島。[資料番号0101935435]
・『日本の民俗』19巻 山梨(第一法規出版 1974年)p110-112「庚申講」中富町西根熊部落の西根熊中央庚申会。[資料番号0101069102]
・「明野村の庚申塔」船窪久著(「甲斐路」通巻16号 山梨郷土研究会 1969年8月 p36-45)[資料番号0201164027]
・「長坂町内の庚申塔」平島雅郷著(「甲斐路」通巻50号 50号記念特集号 山梨郷土研究会 1984年4月 p48-54)[資料番号0200981645]
・「三珠町の庚申信仰について:庚申塔調査から」塩島博光著(「峡南の郷土」通巻26号 峡南郷土研究会 1986年3月p10-13)[資料番号0201281524]

※以上のほか、各市町村史誌に、庚申信仰に関する記述があるものがある(以下、例)。
・『甲府市史』別編1 民俗(甲府市市史編さん委員会編 甲府市 1988年)p291-300「庚申信仰」p297-300「甲府市内の石造庚申塔・像碑分布」一覧表あり。[資料番号0101024404]
・『増穂町誌』下巻(増穂町誌編集委員会編 増穂町 1976年)p281-283「庚申堂」、p778「民間信仰的な講」、p920「庚申講」[資料番号0101925501]
・『富沢町誌』下巻(サンニチ印刷・富沢町編 富沢町 2002年)p697-700「庚申さん(徳間)、p701-702「庚申塔」、p709-749「富沢長石造物一覧表」[資料番号010362024]
・『中富町誌』(中富町誌編纂委員会編 中富町 1971年)p1594-1596「庚申塔」[資料番号0101925576]

※また、各市町村の文化財・石造物に関する図書に、庚申塔についての項目があるものがある(以下、例)。
・『大泉の石造物:大泉村の文化財』(大泉村文化財審議会編 大泉村教育委員会 1980年)p37-45「庚申塔」[資料番号0101996221]
・『いさわ路傍の石造物』(石和町文化財審議会編 石和町教育委員会 1984年)p53-56「庚申塔」[資料番号0101987501]
・『甲府の石造物:甲府市史調査報告書』(甲府市市史編さん委員会編集 甲府市 1993年)p186-223「庚申塔」[資料番号0104616107]

4.その他
・「戦国期の庚申待」千々石到著(「山梨県史研究」通巻9号 山梨県教育庁県史編さん室 2001年3月 p22-31)[資料番号0200998805]
回答プロセス
(Answering process)
1.『山梨百科事典』(山梨日日新聞社編・発行 1989年)→p341に「庚申信仰」の項あり。庚申信仰は山梨県にも随所にある。例として掲載のあるものは次のとおり。
 ・増穂町(現在の富士川町)最勝寺北原の庚申堂(帝釈天を祭る)。
 ・増穂町日蓮宗本浄寺(帝釈天の刷り物が出される)。
 ・中富町(現在の身延町)西島の明治35年の庚申の掛け軸。
 ・甲府国玉神社前の蓮華の上に庚申の文字。
 ・富沢町(現在の南部町)では、うせ物があった時庚申塔を左ない縄で結び持ち上げると出てくる。
 ・「そんな話は庚申の晩にしろ」という言葉は県内各地にある。
 ・富沢町西根熊では、当家の家に集まり真言を唱え、お茶を飲んで解散し、積立金による旅行をする。
 ・増穂町北原では庚申堂(県文化財指定)に集まり、題目を唱え、供え物の菓子で茶を飲んで解散。

2.『『山梨県史』民俗編(山梨県編集 山梨日日新聞社 2003年)→p216-217「庚申講」例として掲載のあるものは次のとおり。
 ・北巨摩郡旧朝神村(現在の北杜市明野村北部)では、当番の家に集まり一晩中眠らずにいた。当番の家はオセンジョウをくださいと各家を回って米を集めた。
 ・西八代郡下部町杉山では、比較的老年の講であったが、夜になると若者も集まりにぎやかであった。
 ・西八代郡下部町中之倉では、若者が講の主役で「心の中に宿る邪気を払う仏」として人気があった。
 ・南都留郡河口湖町大石では大正までおこなわれていた。
 ・東八代郡中道町右左口では「庚申」の掛け軸を床の間にかざり線香を立て経文を唱え、夕食、酒肴、雑談と一種の楽しみ講であった。
 ・中巨摩郡芦安村芦倉では。二月に1回、悪魔除けにと一晩中寝ずに厄除けをした。
 ・中巨摩郡玉穂町極楽寺では、女性が一月の申の日に当番の家に集まり食事を共にして供養した。昭和10年代までは無尽講のような形であった。
 ・南都留郡道志村久保の月夜野ではオコウシンといい、米を持ち寄り夜中に酒盛りをした。
 ・南巨摩郡中富町西島の庚申講はかつて盛んで、区の南北に文政5(1822)年、天明元(1781)年の庚申塔が1基ずつある。
 ・北都留郡上野原町西原の藤尾も戦前まで庚申講があり、くじで決めた宿が各戸から集金し、庚申講の当屋は「青面金剛」の掛け軸を座敷に掛けた。平素は口にしない米飯を炊いて茶碗に「庚申盛」に盛って供えた。講中一同も山盛りの米飯に野菜の煮物を食べながら夜更けまで歓談し、天帝の怒りに触れぬように三戸の虫を封じてきた。
 ・上野原町棡原の猪丸でも明治期までは庚申講のオヒマチが開かれていた。
 ・南都留郡山中湖村山中では、その年に家を新築した人が何人かで代参をして紙札を各戸に配った。また、秋の庚申(かのえさる)の日に最寄りの当番の家に集まり精進料理による大食会を開き、親戚縁者を招いた。これに呼ばれるものを「講堂(こうどう)」といった。
 ・南都留郡忍野村内野では、3基の庚申塔はあるが講は絶えた。
 ・南都留郡忍野村忍草では戸主が行ってきた庚申塔があるのみ。
p1089-1090「川口村御師大額谷富士山庚申縁年引札」(万延元年)、p1114に解説。

3.自館システムで、図書資料について、件名、書名から調査。

4.雑誌論文・記事について、自館システム及びGeNii、NDL OPAC等調査。

5.市町村誌、市町村の石造物について調査。
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
民間信仰.迷信[俗信]  (387 9版)
参考資料
(Reference materials)
『山梨百科事典』(山梨日日新聞社/編 山梨日日新聞社 1989年)(p341)
『山梨県史』民俗編 (山梨県/編集 山梨日日新聞社)(p216-217,p1089-1090,p1114)
『日本民俗調査報告書集成』19(大島 暁雄/[ほか]編 三一書房)(p674-686)
「甲斐路」1967.1月 №13(山梨郷土研究会)(p45-48)
「甲斐路」1973.8月 №23(山梨郷土研究会)(p8-41)
『甲斐地方史研究』 名著出版(p23-26)
『甲州の庚申塔』(船窪 久/著 船窪久)
キーワード
(Keywords)
庚申信仰
庚申講
庚申塔
庚申待
民間信仰
山梨県
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
民俗・伝説 郷土
質問者区分
(Category of questioner)
社会人
登録番号
(Registration number)
1000177853解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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