このページではJavaScriptを使用しています。お客様の閲覧環境では、レファレンス協同データベースをご利用になれません。

レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000171620
提供館
(Library)
埼玉県立久喜図書館 (2110009)管理番号
(Control number)
埼久-2015-030
事例作成日
(Creation date)
2014/08/21登録日時
(Registration date)
2015年04月30日 14時11分更新日時
(Last update)
2016年01月15日 11時28分
質問
(Question)
西暦1900年-1910年ごろ、イギリスにおいて中産階級の子どもが歯列矯正器具をつけての矯正をしていたかどうか知りたい。
回答
(Answer)
自館所蔵資料では、イギリスで中産階級の子どもが当時歯科矯正器具をつけての治療を行っていたと明確に記述されているものは見つからなかった。
回答プロセス
(Answering process)
歯科矯正器具に関する記述は見つからなかったが、以下の記述は確認できた。
・歯科矯正は古代から始まっていた
・欧米では17、8世紀から、フランス、イギリス、ドイツ、北欧諸国で独自の治療法、診断法が発達してきた
・19世紀後半には歯科医による歯列不正についての論文が多く発表されていた
・18、19世紀には、歯科はスプリントとリガチャーを使った方法で大ざっぱな歯列矯正を行っていた

欧米の歯列矯正の歴史について記載のある資料
『歯科の歴史おもしろ読本』(長谷川正康著 クインテッセンス出版 1993)
 p121-132 歯科矯正の始まりは意外と古い の項あり。古代から始まっていたが、近代歯科矯正は18世紀から19世紀にかけてアメリカで起こっているが、実際にはこの部門はフランス歯科文化として育っていたとの記述あり。
 アメリカおよび日本の例あり。イギリスなし。

『歯科矯正学』(飯塚哲夫〔ほか〕編集 医歯薬出版 1991)
 p4 Kingsley N.W.(1829-1913)は、近代歯科矯正の父とも呼ばれ、Angle,E.H.は1900年にアングルスクールを設立し、矯正臨床の普及と立派な矯正専門医の要請に尽力した、1901年にはAngleの後援のもとに米国矯正歯科学会が設立された、などの記述あり。いずれもアメリカ人である。

『歯並びが、きれいになる本 ここまでできる矯正の理論と技術』(根津浩著 光文社 1990)
 p153 矯正技術の発達の項に「欧米では、17、8世紀から、フランス、イギリス、ドイツ、北欧諸国で独自の治療法、診断法が発達していきました」とあり。

『歯科の歴史への招待 歴史遺産と史料を求めての旅』(本平孝志、内藤達郎著 クインテッセンス出版 2005)
 p27-31 19世紀以降の歯学(世界)の項あり。イギリスでの矯正の例はなし。
 「それまでフランスを中心として発展してきたヨーロッパ歯学は、19世紀後半にほとんどすべての国々が戦火を交える不幸な巡り合わせにぶつかることととなり、後進国のアメリカにそれを譲る形となってしまった。」

『図説歯科医学の歴史』(マルヴィン・E.リング著 西村書店 1991)
 p304 図版の説明に「18,19世紀には、歯科はスプリントとリガチャーを使った方法で大ざっぱな歯列矯正を行っていた(図147参照)。」とあり。
 p147 エチエンヌ・ブールデ(1722-89)が開発した位置異常の歯を正常に配置するためにスプリントを用いた図あり。
 p299 専門職業の発達-矯正学の項あり。
 「19世紀の後半に歯科医は歯列不正に対して多くの注意を払い、多くの歯列不正に関する記事が文献に記されてきた。」
 「広く歯科矯正の父として考えられているノーマン・W.キングスレイ(1829-1913)」「真の専門としての矯正学の出現はエドワード・ハートレイ・アングル(1855-1930)の努力の成果だと広く思われている。」「1895年(大学で)矯正学を教授する(後略)」(この2人はいずれもアメリカ)

その他調査済み資料
『イギリス下層中産階級の社会史』(法律文化社 1990)
『ミドル・クラス 英国にみる知的階級宣言』(川上源太郎著 中央公論新社 2000)
『イギリス・ミドルクラスの世界』(岩間俊彦著 ミネルヴァ書房 2008)
『イギリスにおける「資格制度」の研究』(柳田雅明著 多賀出版 2004)
『イギリス貴族』(小林章夫著 講談社 1991)
『イギリスの大貴族』(海保眞夫著 平凡社 1999)
『ヨーロッパの貴族』(マイケル・L.ブッシュ著 刀水書房 2002)
『イギリス文化への招待』(北星堂書店 1998)
『イギリス ヨーロッパ読本』(河出書房新社 2007)
『イギリスを知るための65章』(明石書店 2003)
『イギリス文化と国際社会』(明石書店 1996)
『イギリス人の生活』(トニ・マイエール著 白水社 1991)
『歯と口の健康百科 家族みんなの健康のために』(伊藤公一〔ほか〕編集 医歯薬出版 1998)
『完全図解顎関節症とかみ合わせの悩みが解決する本 東京医科歯科大学顎関節治療部部長が書いた 健康ライブラリー』(木野孔司著 講談社 2011)
『入門*顎関節症治療のための咬合分析と診断 SCOM 037』(外川正著 金原出版 2009)
『中世の患者』(ハインリッヒ・シッパーゲス著 人文書院 1993)
『西洋医学史』(飯田広夫著 金原出版 1981)
『世界医療史』(エルウィン・H.アッカークネヒト著 内田老鶴園 1983)
『西洋医学の歴史』(矢部一郎著 恒和出版 1983)
『目で見る日本と西洋の歯に関する歴史 江戸と明治期,16~20世紀の資料を中心に』(大野粛英、羽坂勇司著 わかば出版 2011)
『むし歯の歴史 または歯に残されたヒトの歴史』(竹原直道、坂下玲子〔ほか〕著 砂書房 2001)
『イギリスの生活と文化事典』(安東伸介〔ほか〕編 研究社出版 1982)

《CiNii Articles》( http://ci.nii.ac.jp/  国立情報学研究所 2014/08/30最終確認)を〈歯列矯正 & 歴史〉で検索、該当なし。
《J-STAGE》 ( https://www.jstage.jst.go.jp/browse/-char/ja/  科学技術振興機構 2014/08/30最終確認)を〈歯列矯正 & 歴史〉で 検索、該当論文なし。
《医中誌Web》(医学中央雑誌刊行会 2014/08/30最終確認)を〈(歯科矯正 or 歯列矯正 or 審美歯科) and 歴史〉で検索、本文閲覧可能の論文では該当なし。
『読売新聞CD-ROM』明治、大正期を〈歯&矯正〉で検索するが関連記事なし。
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
歯科学  (497 9版)
参考資料
(Reference materials)
『歯科の歴史おもしろ読本』(長谷川正康著 クインテッセンス出版 1993), ISBN 4-87417-406-X
『歯科矯正学』(飯塚哲夫編集 医歯薬出版 1991), ISBN 4-263-40073-9
『歯並びが、きれいになる本 ここまでできる矯正の理論と技術』(根津浩著 光文社 1990), ISBN 4-334-06052-8
『歯科の歴史への招待 歴史遺産と史料を求めての旅』(本平孝志、内藤達郎著 クインテッセンス出版 2005)
『図説歯科医学の歴史』(マルヴィン・E.リング著 西村書店 1991), ISBN 4-89013-157-4
キーワード
(Keywords)
歯科学
イギリス
歴史
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
事実調査
内容種別
(Type of subject)
健康・医療
質問者区分
(Category of questioner)
図書館
登録番号
(Registration number)
1000171620解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決