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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000171142
提供館
(Library)
埼玉県立久喜図書館 (2110009)管理番号
(Control number)
埼久-2015-024
事例作成日
(Creation date)
2014年12月03日登録日時
(Registration date)
2015年04月17日 13時46分更新日時
(Last update)
2015年07月02日 11時29分
質問
(Question)
承久の乱の後順徳上皇に従って佐渡に渡った、上北面左衛門大夫藤原康光という人物の出自や、佐渡から戻った後どうなったかなどを知りたい。『吾妻鏡』に名前が出ている。
回答
(Answer)
上北面左衛門大夫藤原康光は順徳天皇の遺骨を京の大原に納めたとの記述が見られた。出自に関する記述のある資料を含め、以下の資料を紹介した。

『国史大系 33 吾妻鏡 後篇』(黒板勝美、国史大系編修会編 吉川弘文館 1965)
 p869-870 文永三年三月「廿九日壬戌。(中略)順徳院御■[日編に之]■[羊に水]久之比。康光。宗仲上之。(中略)并康光。宗仲等果出家遁世」

『順徳天皇とその周辺』(芸林会編 臨川書店 1992)
 p227「お供には、花山院少将能氏、左兵衛佐範経、上北面左衛門大夫康光、女房の左衛門佐とほか三名であった。」
 p233「そして、翌十三日御遺言により御火葬にし、翌寛元元年四月二十八日、ご臨終までお側に侍した左衛門大夫藤原康光が捧持して、京都大原の法華堂の傍らに納めた。」

「特集 順徳天皇と佐渡」(『歴史研究 378』新人物往来社 1992)
 p17 所功著「順徳天皇に関する基礎知識」
 「忠実に佐渡まで随行し、懸命に奉仕した側近がいなかったわけではない。たとえば、天皇の蔵人および北面の武士を勤めた藤原康光(後略)」とあり。

『越佐史料 1』(高橋義彦 1925)
 p709 承久3年7月20日条に康光が供奉したとの記事あり。

《国会図デジタルコレクション》
「承久の乱に於ける順徳天皇と佐渡」(長藤蔵著 佐々木栄吉出版部 1934)図書館送信参加館内公開
 p61 「一.左衛門太夫藤原康光」に、「傳詳ならず、」「さて、康光は永き年月の間忠勤怠りなく、御悩みの折は、御看護をもし奉り、御臨終の前には、既に出家して祇候したり、やがて御火葬の後、御骨を首にかけ奉り、京に歸りて、大原の御陵に納め奉りしなり」等の記述あり。( http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1918479  国会図 2014/11/24最終確認)
『訓注明月記 人名索引 上』(稲村榮一著 松江今井書店 2004)
 p370「康光」の項に、藤原康光の経歴あり。
回答プロセス
(Answering process)
調査済み資料
(1)利用者の質問より『吾妻鏡』関連資料を調査
『吾妻鏡人名総覧 注釈と考証』(安田元久編 吉川弘文館 1998)
『吾妻鏡総索引』(及川大渓著 日本学術振興会 1975)
『吾妻鏡人名索引』(御家人制研究会編 吉川弘文館 1992)
『吾妻鏡必携』(関幸彦、野口実編 吉川弘文館 2008)
『吾妻鏡事典』(佐藤和彦、谷口榮編 東京堂出版 2007)

(2)順徳天皇関連資料
『国史大辞典 7』(吉川弘文館 1986)
『順徳天皇佐渡の御遺跡』(山本修之助著 順徳天皇奉讃会 1959)
『順徳天皇佐渡聖蹟誌』(山本修之助著 佐渡聖蹟奉讃会 1942)
『天皇皇族実録 56 順徳天皇実録』(藤井讓治、吉岡眞之監修・解説 ゆまに書房 2008)
 「範経」の名が「皇代暦」「承久記」「六代勝事記」「真野山皇陵記」「百■[金編に柬]抄」などに散見される。

(3)「皇代暦」「承久記」「六代勝事記」「真野山皇陵記」「百■[金編に柬]抄」関連資料を調べる
『新日本古典文学大系 43 保元物語・平治物語・承久記』(佐竹昭広〔ほか〕編集 岩波書店 1992)
『承久記 新撰日本古典文庫 1』(松林靖明校註 現代思潮社 1974)
『六代勝事記 中世の文学』(弓削繁校注 三弥井書店 2000)
『百錬抄人名総索引』(伊藤葉子編 政治経済史学会 1969)
『国史大系 9 普及版 百錬抄』(黒板勝美、国史大系編修会編輯 吉川弘文館 1983)

(4)「承久の乱に於ける順徳天皇と佐渡」で引用されていた、新潟や佐渡の歴史に関する資料にあたる。
『佐渡国誌』(佐渡郡役所 1922)
『越佐史料 1』

(5)鎌倉時代の他の書物から調べる
『明月記人名索引』(今川文雄著 初音書房 1972)
『明月記 1-3』(藤原定家著 国書刊行会 1978)
『明月記の史料学』(五味文彦著 青史出版 2000)
『明月記研究提要』(明月記研究会編 八木書店 2006)
『増鏡総索引』(門屋和雄編 明治書院 1978)
『日本古代中世人名辞典』(平野邦雄、瀬野精一郎編 吉川弘文館 2006)
『鎌倉武家事典』(出雲隆編 青蛙房 1981)
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
日本史  (210 9版)
系譜.家史.皇室  (288 9版)
日記.書簡.紀行  (915 9版)
参考資料
(Reference materials)
『国史大系 33 吾妻鏡 後篇』(黒板勝美編輯 国史大系編修会編輯 吉川弘文館 1965)
『順徳天皇とその周辺』(芸林会編 臨川書店 1992), ISBN 4-653-02516-9
「歴史研究 378」(新人物往来社 1992)
『越佐史料 1』(高橋義彦 1925)
『訓注明月記 人名索引 上』(稲村榮一著 松江今井書店 2004)
キーワード
(Keywords)
藤原 康光(フジワラ ヤスミツ)
順徳天皇
吾妻鏡
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
事実調査
内容種別
(Type of subject)
人物
質問者区分
(Category of questioner)
個人
登録番号
(Registration number)
1000171142解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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