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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000170771
提供館
(Library)
大阪府立中央図書館 (2120005)管理番号
(Control number)
6001006898
事例作成日
(Creation date)
2015/01/09登録日時
(Registration date)
2015年04月13日 00時30分更新日時
(Last update)
2015年04月13日 00時30分
質問
(Question)
戦前や戦後を通じた女性と言論をめぐる研究書などがあれば教えてください。
80~90代の方に聞くと、女性が当時、世間に向けて意見表明することがはばかられる風潮だったというのですが、女性史などで、これらの時代状況などに触れられた本があれば教えて下さい。
回答
(Answer)
日本の「戦前や戦後を通じた女性と言論をめぐる研究書」、特に「世間に向けて意見表明する」を軸にした研究書は見つけられませんでした。しかし、それに近いと思われる当館蔵書をご紹介します。
※【 】内は、当館請求記号です。

1.『言挙(ことあ)げする女たち: 近代女性の思想と文学』(円谷真護/著 社会評論社 1989.3)【367.2/299】
「まえがき」によると、「女性の文筆上の仕事」について「できるだけ幅ひろく」「個人についてばかりでなく、全体として」「なるべく多方面の女性を取り上げ」「時期は明治維新から第二次大戦が終わるまで、すなわち旧憲法の時代とし、対象は散文にかぎって詩歌の類は除いた。」「原則として、ある女性がどのような主張をかかげ、または問題意識をもって現れ、それがどのよに展開したかを見ることに主眼を置いた。したがって、ここで取り上げた後、思想が変化している場合がある。」とのことです。

取りあげられているのは、「岸田俊子(1863年:文久3年生まれ)」から、「芝木好子(1914年:大正3年生まれ)」までの35人、それぞれ簡単な経歴とともに代表的な著作(評論、小説等)の1つを解説しています。ご質問の時代に該当するのは、「高群逸枝著『国定修身教科書批判』(1927年:昭和2年)」等の約20人です。

いずれも、当時の世相、特に女性を取り巻く状況や労働問題についての意見や、小説の登場人物に仮託してそれを肯定・否定しながらの作者の意見を読むことができます。

2.『先駆者たちの肖像: 明日を拓いた女性たち』(東京女性財団編著 東京女性財団 1994.7)【281/193N】
1と同じく「人物史」ですが、特に「作家・著述家」に限らず、研究者・美容家・運動選手等95人、そのうち約50人が昭和時代でも活躍されていたようです。1人につき見開き2ページ、右ページに肖像写真等、左ページに経歴等がまとめられています。巻末に「関連年表」があり、「監修によせて」には明治・大正・昭和にかけての「女性史」が簡潔にまとめられています。

3.『歴史に人権を刻んだ女たち』(米田佐代子/編 かもがわ出版 1996.6)【367.2/501N】
1と同じく「人物史」です。「I 日本編」で19人の女性を取り上げて、その活動や意見を解説しています。昭和時代については、「婦人保護事業に貢献 福田歌子」等、約10人です。

4.『女たちの20世紀・100人 姉妹たちよ』(ジョジョ企画/編 集英社 1999.8)【281/478N】
人物史。2と同じく各界で活躍された、もしくは活躍中の100人を取り上げ、1人につき1ページから2ページで写真を多用して紹介しています。昭和時代は約50人、巻末に「自分を生きた女たち100人の生年表」「女たちの年表」があります。

次に、法律・学校制度・戦争・労働問題等、「昭和の世相史」のなかに女性史をまとめた図書をご紹介します。いずれも、特に「言論」だけにしぼった内容ではありませんが、「通史」として読むことができます。

5.『おんなの昭和史: 平和な明日を求めて 増補版(有斐閣選書)』(永原和子/著 有斐閣 1996.1)【367.2/466N】

6.『闘う女性の二〇世紀: 地域社会と生き方の視点から(歴史文化ライブラリー42)』(伊藤康子/著 吉川弘文館 1998.6)【367.2/680N】

7.『日本近現代女性史: 通史と史料』(阿部恒久/著 芙蓉書房出版 2000.12)【367.2/972N】

8.『日本農村の女性たち: 抑圧と差別の歴史』(光岡浩二/著 日本経済評論社 2001.10)【367.2/1080N】
人物史では紹介されないような、「農村の女性たち」について調査研究した図書です。
第2章 現代農村の女性問題 戦後~
第3章 近代農村の女性問題 1868(明治元)年~1945(昭和20)年

[事例作成日: 2015年1月9日]
回答プロセス
(Answering process)
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
家族問題.男性.女性問題.老人問題  (367 8版)
参考資料
(Reference materials)
言挙げする女たち 円谷/真護∥著 社会評論社
先駆者たちの肖像 東京女性財団∥編著 東京女性財団
歴史に人権を刻んだ女たち 米田/佐代子∥編 かもがわ出版
女たちの20世紀・100人 ジョジョ企画∥編 集英社
おんなの昭和史 永原/和子∥著 有斐閣
闘う女性の二〇世紀 伊藤/康子∥著 吉川弘文館
日本近現代女性史 阿部/恒久∥著 芙蓉書房出版
日本農村の女性たち 光岡/浩二∥著 日本経済評論社 (第2章、第3章)
キーワード
(Keywords)
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
人物・団体
質問者区分
(Category of questioner)
個人
登録番号
(Registration number)
1000170771解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決