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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000167655
提供館
(Library)
所沢市立所沢図書館 (2310110)管理番号
(Control number)
所沢本-2014-035
事例作成日
(Creation date)
2013/07/22登録日時
(Registration date)
2015年02月14日 00時30分更新日時
(Last update)
2015年02月18日 10時22分
質問
(Question)
一閑張りについて知りたい。
回答
(Answer)
一閑張(いっかんばり)は、木製の生地に手漉きの和紙を張り、柿渋や漆で塗り固める手法で作られた、香川県の伝統的工芸品にもなっているものです。讃岐地方では、「一貫張」と書くようです。 一閑張の考案者は「飛来(ひらい) 一閑」(1578-1657)といわれ、寛永年間(1624~44)に帰化した明(みん)人で、西湖飛来峠下の出身であるので飛来を姓としたといわれています。
  
以下の資料に記載があります。
 〇『漆芸の伝統技法』 佐々木英/著 理工学社 1986年
 〇『現代の千家十職 永楽善五郎/[ほか]著 淡交社 1986』年
 〇『伝統的工芸品技術事典』 伝統的工芸品産業振興協会/編 グラフィック社 1980年
 〇『世界大百科事典 2』 平凡社 2007年
 〇『日本大百科全書 2』 小学館 1985年
 〇『日本の名産事典』 遠藤元男/[ほか]編 東洋経済新報社 1977年
 〇『日本の伝統産業 物産編』 通産企画調査会 1979年
 〇『全国伝統的工芸品総覧 平成18年度版』 伝統的工芸品産業振興協会/編 同友館 2007年
 〇『工芸百科大図鑑 下巻』 國府田範造/編著 日本図書センター 2005年
 〇『事典日本の地域ブランド・名産品』 日外アソシエーツ株式会社/編集 日外アソシエーツ 2009年
回答プロセス
(Answering process)
1 所蔵資料の内容確認
 〇『世界大百科事典 2』 平凡社 2007年
   P421「いっかんばり 一閑張」の項に「紙と漆を主材料とする工芸技法.一般には次の二つの技法を含めていう.器の表面に紙をはって漆を塗った<一閑塗>と,紙をはり重ねてボディとする<張抜 はりぬき>である.(-中略-) <一閑塗>は漆を一回だけ塗り,和紙のもつこまやかな質感で漆で殺さないようにするのが秘訣である.千宗旦がこれを愛玩したので茶の世界でその名が広まった.一方,張抜(紙胎)の技法は古くから見られ,木や粘土などの原型に後で張った紙が抜けやすいように工夫し、わらび糊やこんにゃく糊のに同量の柿渋を加えた糊で和紙をはり重ねた後,原型から抜いて塗漆する.(-以下省略-)」との記載あり。
 
 〇『日本大百科全書 2 』 小学館 1985年
   P434 「 一閑張 いっかんばり 」の項に「飛来(ひらい) 一閑が創製した茶人好みの紙張り素地(きじ)漆器。製法は、和紙を原型に水張りし、その上に和紙を糊漆(のりうるし)で貼り重ね、所要の厚さまで貼り合せてのち、原型から離脱し、この表面に漆を塗る。(-中略-) 一閑張の考案者である飛来 一閑(1578-1657)は寛永年間(1624~44)に帰化した明(みん)人で、西湖飛来峠下の出身であるので飛来を姓とした。茶人千宗旦(せんのそうたん)が彼の作品を愛好し、塗師(ぬし)として登用した。子孫はその業を継ぎ、現在に至り、千家十職の一つとして14代に及んでいる。
  
 〇『日本の名産事典』 遠藤元男/[ほか]編 東洋経済新報社 1977年
   P771香川県の「一貫張」の項に「一閑張は讃岐地方では、一貫張と書く。約500年前、明国の塗師の一閑が伝えたもので、木製の生地に手漉きの和紙を張り、柿渋や漆で塗り固める手法である。 讃岐の一貫張は明治中ごろ三豊郡豊中町の銭屋という荻田一族によってはじめられた。(-以下省略-)」との記載あり。
   
 〇『日本の伝統産業 物産編』 通産企画調査会 1979年
   P599 香川県の「一貫張」の項に「(-前略-) 竹で編んだ骨組に手漉和紙を何枚も張り重ね、それを柿渋の液に浸して乾かし、こい飴色になるまで何回も繰り返して仕上げる。渋による独特の枯れた色調は、日がたつにしたがってだんだんと美しさを増し、たたけばパンパンと音のするような堅牢さがある。(-以下省略-)」との記載がある。
 
 〇『事典日本の地域ブランド・名産品』 日外アソシエーツ株式会社/編集 日外アソシエーツ 2009年
   P339 香川県の「一閑張 (一貫張) いかんばり」の項に坂出市・丸亀市で製作される。讃岐の一閑張は、江戸時代の寛永年間(1624年~1644年)に中国から帰化した塗師・飛来一閑が創案したものといわれている。(-中略-)香川県伝統的工芸品。」との記載あり。
 
 〇『全国伝統的工芸品総覧 平成18年度版』 伝統的工芸品産業振興協会/編 同友館 2007年
   P287 香川県「一閑(貫)張 (いっかんばり)」の項に記載あり。
 
 〇『工芸百科大図鑑 下巻』國府田範造/編著 日本図書センター 2005年
   P506 第12類 紙製品之部の「一閑張」の項に記載あり。
 
 〇『漆芸の伝統技法』 佐々木英/著 理工学社 1986年
   P3-3~3-4「3.紙」、P6-8~6-9「(3) 一閑張り(一閑貼り)」の項に記載あり。
 
 〇『現代の千家十職』 永楽善五郎/[ほか]著 淡交社 1986年
   P200~「一閑張細工師 飛来一閑」に「飛来家の歴代」に関する記載あり。
  
 〇『伝統的工芸品技術事典』 伝統的工芸品産業振興協会/編 グラフィック社 1980年 
   P262 香川県の「香川一閑張 かがわいかんばり 香川県丸亀市」の項に「現在の観音寺市もとだい町のおぎの某が作ったのが始まりといわれ4、善通寺で行われる市や祭りで売られた。(-以下省略-)」との記載があり。
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
漆工芸  (752 9版)
産業史.事情.物産誌  (602 9版)
参考資料
(Reference materials)
漆芸の伝統技法 佐々木英/著 理工学社 1986.12 752 978-4-8445-8532-9
現代の千家十職 永楽善五郎/[ほか]著 淡交社 1986.11 791.5 4-473-00972-6
伝統的工芸品技術事典 伝統的工芸品産業振興協会/編 グラフィック社 1980.1 750.36
世界大百科事典 2 平凡社 2007.9 031
日本大百科全書 2 小学館 1985.2 031 4-09-526002-5
日本の名産事典 遠藤元男/[ほか]編 東洋経済新報社 1977 602.1
日本の伝統産業 物産編 通産企画調査会 1979 602.1
全国伝統的工芸品総覧 平成18年度版 伝統的工芸品産業振興協会/編 同友館 2007.10 750.36 978-4-496-04349-9
工芸百科大図鑑 下巻 國府田範造/編著 日本図書センター 2005.5 750.87 4-8205-7171-0
事典日本の地域ブランド・名産品 日外アソシエーツ株式会社/編集 日外アソシエーツ 2009.2 602.1 978-4-8169-2163-6
キーワード
(Keywords)
一閑張
一貫張
飛来 一閑
千家十職
伝統的工芸品
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
事実調査
内容種別
(Type of subject)
その他
質問者区分
(Category of questioner)
一般
登録番号
(Registration number)
1000167655解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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