レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 登録日時
- 2014/12/19 16:50
- 更新日時
- 2016/11/11 19:43
- 管理番号
- 広瀬2014‐14
- 質問
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解決
「赤い羽根共同募金」で使用されている「赤い羽根」は本物の鳥の羽根を使用しているのか、偽物なら何を代用にしているのか知りたい。
- 回答
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中央共同募金会発行の『みんな一緒に生きていく‐共同募金運動50年史』のp187~p189に「赤い羽根の由来」から「赤い羽根が胸元を飾るまで」の一連の流れが記載されており、1948年からアメリカにならい、第2回目の寄付済証として登場し、その後、とめ具をピンからフック針と形態を変更しながら、現在も同様に「赤い羽根」は使用されているようである。
原材料はニワトリの羽根を使用し、「一番良いものは胸のあたりの柔らかい羽根で、1羽から120本ぐらいしか取れないという。最近では中国から輸入するケースも増えている。」との記載があった。
また、『60の用語でわかる!福祉なるほど解説下巻』や『NEWボランティア用語事典』にも「ニワトリの羽根が使用」との記載が同様にあったため、現在は本物の鳥(ニワトリ)の羽根を使用していることがわかった。
- 回答プロセス
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業務端末の書誌検索画面で「赤い羽根共同募金」と入力したが所蔵資料が見つからなかったため、「共同募金」のキーワードに変更。
〝中央共同募金会”の発行する資料『みんな一緒に生きていく』を確認したところ、p187~p189に「赤い羽根」に関する記述があった。
また、レファレンス共同データベースを使用し、似た事例の中から『日本初めて話題事典』p404に「赤い羽根」の記述があったが、何の「羽根」を使用しているかまでは記載が無かった。
事典関連にあたり『NEWボランティア用語辞典』p92と『60の用語でわかる!福祉なるほど解説下巻』p54に「ニワトリの羽根が使用」との記載を確認。
上記それぞれの文献に同様の記載があったため、回答を行った。なお、「赤い羽根共同募金」のHPも確認したが、「羽根」の使用に関する記載は見つけられなかった。
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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『みんな一緒に生きていく』 共同募金運働50年史 中央共同募金会 1997
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002646032-00 -
『日本初めて話題事典』 富田仁/ 編著 ぎょうせい 1998.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002693471-00 , ISBN 4324053618 -
『60の用語でわかる!福祉なるほど解説』 下巻 (生活と福祉・福祉の国際化・福祉にかかわる仕事) 高橋利一//監修・著 フレーベル館 2010
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000010715832-00 , ISBN 9784577037690 -
『NEWボランティア用語事典 体験学習に役立つ!』 長崎純心大学ボランティア研究会/ 編著 学習研究社 2005
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000038-I000061786-00
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『みんな一緒に生きていく』 共同募金運働50年史 中央共同募金会 1997
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000165086