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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000161977
提供館
(Library)
北海道立図書館 (2110028)管理番号
(Control number)
参調 14-0096
事例作成日
(Creation date)
2014/01/26登録日時
(Registration date)
2014年11月10日 00時30分更新日時
(Last update)
2014年11月10日 00時30分
質問
(Question)
遺伝子組み換え作物について、国内産小麦における状況について知りたい。
回答
(Answer)
現在、遺伝子組み換えを行った小麦については、国内では食用・飼料用共に商業生産は行われていない。
以下、参考文献を紹介。

(1)「調査と情報」No.686  http://www.ndl.go.jp/jp/data/publication/issue/pdf/0686.pdf
⇒ 商業生産関連資料として、国会図書館で刊行する『調査と情報』において2010年に遺伝子組み換え作物にかかる状況について調査情報が発表されている。(インターネットにPDF版が全文掲載。)

国内における商業作物については一部を除いて遺伝子組み換え作物の生産は行われていない。しかし輸入品においては、「相当数が流通している可能性が見込まれている」との記述あり。2010年の発行のため情報源としては古めではあるが、参照文献、引用等についての情報あり。

次に当館所蔵の雑誌について調査。
以下の雑誌に該当記事が掲載されている。

(2)「世界」 847-848号 岡田 幹治「問題が噴出する遺伝子組み換え(GM)作物(上)(下)」
 ⇒ 847号p.259の一節「・・・このような「遺伝子汚染」を防ぐため、GM作物の導入に当たっては環境影響評価が行われ、問題なしと判断されたものだけが栽培を許されることになっている(日本では環境省と農林水産省が評価を担当)。」 848号p.268号「日本では今年7月現在、8品目254品目ものGM作物が食品・飼料としての安全性を承認され、輸入・流通が認められている(他に16品目のGM添加剤が承認されている)。その多くは試験栽培と商業栽培の承認も受けている。」

(3)「エコノミスト」 2013年1/22号 遺伝子組み換え食物(推進派 拡大する世界の食糧需要を支える役割を果たしている(茅野 信行),慎重派 環境リスクは不透明、商業栽培は時期尚早(山口 裕文))
 ⇒ 山口氏は日本の野生種の交配による生態系への影響と安全確保について「国内での商業栽培解禁までは時間を要する」と述べている。

(4)「サステイナビリティ研究」 3, p.43-57, 2013-03-31 清水 隆「遺伝子組み換え技術の適正利用」 
 ⇒内容は、世界の食糧危機を遺伝子組み換え技術による収量増大で解決せよといった内容。ネットで全文を閲覧可能。

 上記の雑誌記事から、環境省、農水省、さらに、農業団体情報として全国農業協同組合連合会のホームページについて調査した。
<環境省>
⇒ 環境影響調査の観点から各種の発表資料が出されている。範囲としては影響に関する評価だけなので、実際に使用されているかどうかといった記述はなし。
⇒ 「環境省 報道発表資料 平成25年11月5日
遺伝子組換えダイズ、トウモロコシ及びワタの第一種使用等に関する承認に先立っての意見・情報の募集(パブリックコメント)について (お知らせ)」 ⇒ 関連の報道発表多数あり。
<農水省>
 ⇒ 農水省のHPでは既に栽培許可を出している遺伝子組み換え農作物の情報を発表している。
「カルタヘナ法(遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律(平成15年法律第97号))に基づき、生物多様性影響が生ずるおそれがないものとして環境大臣及び農林水産大臣が第一種使用規程を承認した遺伝子組換え農作物」 ⇒ この中に小麦はなし。

<全農連HP>
 ⇒「よくあるお問い合わせ」内のQ&Aに遺伝子組み換え作物について記述が見られる。しかし栽培については、試験場以外では行われていない。

調査と情報 No.686  http://www.ndl.go.jp/jp/data/publication/issue/pdf/0686.pdf
全国農業協同組合連合会  http://www.zennoh.or.jp/information/qa_04.html
環境省 遺伝子組換え使用等に関するパブリックコメント  http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=17343
農水省 カルタヘナ法に基づく第一種使用規程が承認された遺伝子組換え農作物一覧  http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/nouan/pdf/list02_20131031.pdf
(すべて2014年1月26日最終確認)
回答プロセス
(Answering process)
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
農業  (610 7版)
参考資料
(Reference materials)
1 世界 通巻848号 岩波書店 岩波書店 2013.10 Z104 p.262-271岡田 幹治「問題が噴出する遺伝子組み換え(GM)作物(下)完全禁止へ動くEUに続こう」

2 世界 通巻847号 岩波書店 岩波書店 1946.1- Z104 p.255-263岡田 幹治「問題が噴出する遺伝子組み換え(GM)作物(上)「バイオメジャー」による食の支配を許してよいのか」

3 エコノミスト 第91巻第3号通巻4268号 毎日新聞社 毎日新聞社 [1946]- EKONOMIS 遺伝子組み換え食物(推進派 拡大する世界の食糧需要を支える役割を果たしている(茅野 信行),慎重派 環境リスクは不透明、商業栽培は時期尚早(山口 裕文))
キーワード
(Keywords)
遺伝子組み換え作物
小麦
国内産
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
事項調査
内容種別
(Type of subject)
その他
質問者区分
(Category of questioner)
図書館
登録番号
(Registration number)
1000161977解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決