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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000158801
提供館
(Library)
仙台市民図書館 (2210011)管理番号
(Control number)
市民2014-事7
事例作成日
(Creation date)
登録日時
(Registration date)
2014年08月23日 16時36分更新日時
(Last update)
2016年11月11日 19時51分
質問
(Question)
遷宮や皇室行事では、装束の色だけでその人の身分や位がわかると聞いたので、その関係について調べてみたい。
たぶん、「八色姓(ヤクサノカバネ)」に定められていると思うのだが…。
回答
(Answer)
まず、装束の色と身分・位については、「八色姓」ではなく、「冠位十二階」から「養老律」までの、数回にわたる修正を経た「衣服令」に定められていることがわかった。
それは、『歴史学事典 第3巻 かたちとしるし』p56の「色は律令国家体制の一環である
位階制・身分制にも用いられた。―(中略)―養老衣服令の服飾は、上位から白(しろき)・黄丹(わうだん)・紫(むらさき)・
蘇芳(すはう)・緋(あけ)・紅(くれのあゐ)・黄橡(きつるはび)・燻(そび)・葡萄(えびぞめ)・緑(みどり)・紺(こん)・縹(はなだ)・桑(くはぞめ)・黄(きぞめ)・揩(すりぞめ)衣(ころも)・秦(はりぞめ)・柴(しばぞめ)・橡(つるばみ)墨(すみぞめ)
となっている。白は天皇、黄丹は皇太子であり、―(中略)―禁色といって、上位の位色を
使用することは禁じられたのだった。」と、同資料p625の「服色」の項で確認できる。
さらにより基本となる資料を求めるならば、養老の衣服令は『日本思想体系 3 律令』
p351に、そして、その養老律令の注釈書「令(りょうの)義解(ぎげ)」における「衣服令」は『古代染色二千
年の謎と秘訣』p126に記載がある。また、『日本の色辞典』p282には「位と色について」の
項、『日本色彩文化史』p129とp292には、飛鳥・奈良時代と平安時代それぞれにおける「
官位と色彩」「女官の位色」の項があり、この資料の巻頭には生地による色見本もついている。
回答プロセス
(Answering process)
「八色姓」を『国史大辞典』でひくと、「天武天皇13年(684)に定められた真人(まひと)・朝臣(あそん)・宿禰(すくね)・忌寸(いみき)・道師(みちのし)・臣(おみ)・連(むらじ)・稲置(いなぎ)の八種のカバネ(姓)のこと。」とあり、『日本大百科全書』も『日本国語大辞典』もほぼ同様で、色には触れない記載である。ここで、同国語辞典で「色」には「種類」の意味があることを確認した。念のため、デザイン(色彩、配色)関連の資料からも『八色姓』を探したがみつけられず、質問者への調査は終了した。その後、歴史分野の棚で目に留まった『歴史学事典 総索引』に「色(日本の)」の項目をみつけ、回答となる記載にたどりついた。
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC 
参考資料
(Reference materials)
『歴史学事典 第3巻 かたちとしるし』 弘文堂 1995年
『日本思想大系 3 律令』 岩波書店 1976年
『古代染色二千年の謎と秘訣』 山崎青樹/著 美術出版社 2001年
『日本色彩文化史』 前田千寸/著 岩波書店 1983年
『日本の色辞典』 吉岡幸雄/著 紫紅社 2000年
キーワード
(Keywords)
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
内容種別
(Type of subject)
質問者区分
(Category of questioner)
登録番号
(Registration number)
1000158801解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
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