レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014/04/17
- 登録日時
- 2014/08/08 00:30
- 更新日時
- 2014/08/15 11:02
- 管理番号
- 6000017462
- 質問
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解決
三本締めの関西風と関東風、それぞれの打ち方を知りたい。
- 回答
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『もっと美味しくビールが飲みたい!』(講談社)に、関東風の「江戸締め」について記載あり。
「シャシャシャン、シャシャシャン、シャシャシャン、シャン」の三・三・三・一のリズムが一本締めで、これを三回繰り返すことで三本締めとなるとのこと。
このほか、ビジネスマナーの本などを調べるが、関西風の三本締めについては記載なし。当館所蔵の新聞記事データベースを「手締め」「三本締め」などで検索すると、下記の記事がヒット。
朝日新聞
2013.8.28「(帰ってきたモンジロー)三本締めで割れない仲に」
2013.1.23「(ますます勝手に関西遺産)大阪締め しめっぽいの打ち消せ」
2010.9.18「博多手一本 源は大阪?」
日経新聞
2007.1.23「在日米国商工会議所会頭チャールズ・レイク氏」
2012.4.18「掛け声3度 大阪締め由来は」
2009.12.7「なにわ流宴会、こう仕切る」
2012.8.1「作家玉岡かおる氏―なにわに響く川の音(とかくこの世は)」
読売新聞
2010.1.19「[どうするの?]中締めで宴会は終わり?」
2009.3.24「[始まりへの旅]手締め 島根から始まった 神代「国譲り」のシンボル」
読売新聞2009年3月24日の記事が「手締め」由来について詳しく、「三本締め(江戸締め)」は、東京・浅草は鷲(おおとり)神社の酉(とり)の市から始まったもので、また天神祭で渡御(とぎょ)の講と講が行き交うときなどに交わされる「大阪締め」も3回打つ、とあり。
朝日新聞2013年1月23日の記事に、「大阪締め」の打ち方があり。 「打ちま~しょ」(パン、パン) 「もひとつせ~」(パン、パン) 「祝(いお)うて三度」(パパン パン)の三本となる。ただしこれには地域によって違いがあるとも書かれていた。この記事を見ていただいた。
- 回答プロセス
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Googleで「三本締め」を調べるとウィキペディアの「手締め」がヒット。出典に記載された『もっと美味しくビールが飲みたい!』を予約。
レファレンス協同データベースにも千葉市中央図書館https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000100927 と東京都立中央図書館の事例https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000012992 などに手締めについての情報あり。そこに記載された下記参考資料の内容を確認したが、いずれにも新聞データベースほどの詳細な情報はなかったので案内はしなかった。
『司会進行コツと実例集(西東社)』P.105(手締めの種類の簡単な記載のみ)
『見てわかる基本のビジネスマナー』(西東社)P.140(三本締めのやり方)
『大衆文化事典』P.524
また天神祭の船渡御で手打ちが行われることから『天神祭』(創元社)も確認。P.288~289のあとがきの中に大阪締めの打ち方の簡単な記載あり。
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- 『もっと美味しくビールが飲みたい!』 端田 晶/[著] 講談社 (P.72~P.76)
- キーワード
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- 手締め(テジメ)
- 大阪締め(オオサカジメ)
- 江戸締め(エドジメ)
- 宴会(エンカイ)
- 歴史(レキシ)
- 手打ち(テウチ)
- 天神祭(テンジンマツリ)
- ビジネスマナー(ビジネスマナー)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000157874