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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000153699
提供館
(Library)
福岡市総合図書館 (2210003)管理番号
(Control number)
2014.6-05
事例作成日
(Creation date)
2014年03月04日登録日時
(Registration date)
2014年05月24日 17時14分更新日時
(Last update)
2014年06月06日 10時15分
質問
(Question)
建築に関連する「木割法」という方法がどういうものか知りたい。
回答
(Answer)
資料①
「木割」の項目に、「建築の部材寸法を実寸法でなく他の部材との比例(割合)で示す方法」とある。木割を記述したものを木割書といい、柱の太さと柱どうしの距離を基準とし、配置をすべて部材比例で示したと紹介している。江戸時代にはこの木割書が普及したとある。

資料②
木割書として有名なものに、慶長13(1608)年に平内政信によってまとめられた『匠明』をとりあげている。木割による設計は合理的かつ機械的で、作業がとても楽になるが、建物すべてに適用すると、独創性が欠けるとある。活用しつつその建物にあった設計を取り入れるのが良いようである。
実際の建物の例も図や表で示されている。

資料③
古代から近世に及ぶ建築界の舞台裏について書かれた読み物。「設計図はなかった:模型と現場手直しの時代」の項目に、近世は木割法を使用して建物の設計がおこなわれたとある。木割とは部材の比例を体系化した、いわば設計基準で、これに従って設計すれば、一応まともなプロポーションの建物を作ることができたとある。住宅や寺社建築に関する木割が普及し、大工たちに重宝がられたとある。
回答プロセス
(Answering process)
まず資料①で概要を調べる。
当館OPACをキーワード「木割」で検索し資料②がわかる。
資料①の「木割」の項目を執筆した西和夫の著書を検索し、数冊の内容を確認すると、資料③の中に関連する記述があった。
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
日本の建築  (521)
参考資料
(Reference materials)
① 世界大百科事典 7 キセ-キン 2009年改訂新版. 平凡社, 2009. p. 538
② 大森健二 著 , 大森, 健二, 1923-2000. 社寺建築の技術 : 中世を主とした歴史・技法・意匠. 理工学社, 1998.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002705258-00 , ISBN 4844533142
③ 西 和夫 著. 工匠たちの知恵と工夫 : 建築技術史の散歩みち. 彰国社, 1980. p. 47-49
キーワード
(Keywords)
木割
建築
技法
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
質問者区分
(Category of questioner)
社会人
登録番号
(Registration number)
1000153699解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決