レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20130722
- 登録日時
- 2014/04/01 00:30
- 更新日時
- 2020/04/17 17:26
- 管理番号
- 中央-2013-24
- 質問
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解決
都立中央図書館特別文庫室の資料について、第二次世界大戦中の戦時買い上げや資料の疎開の様子がわかる資料はあるか。
- 回答
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資料1、2:資料1のp.499-514および資料2のp.441-446に、戦時中に東京都から委嘱されて特別買上事業に携わった反町茂雄氏の回想が収録されている。
資料3:当時、日比谷図書館管理係長として特別買上と疎開事業に携わった秋岡梧郎氏の講演記録(p.181-187)と、当時の職員による座談会(p.188-209)、終戦前後の日比谷図書館の管理業務について綴った「秋岡日誌」とその解説(p.350-277)が収録されている。
資料4:p.161-170に特別買上と疎開事業についての記述がある。「買上文庫(反町評価分)一覧」として買上価格の一覧があるほか、「戦時特別買上げ図書文庫一覧」として文庫名、冊数、旧蔵者の一覧がある。
資料5:p.41-45「第6章 第2次世界大戦と東京の図書館」に疎開などについての記述がある。「東京都立図書館戦災一覧」として各図書館の被害程度や戦災図書数などの一覧がある。
資料6:p.29-60に、1999年に実施した資料疎開先の訪問記録と疎開関係文書がある。
資料7:資料6の資料編にあたるもので、「発見された昭和18年~昭和25年の文書の年代順一覧」を収録している。
資料8:p.1-11に当時の職員による座談会「かくして文化財はまもられた」を収録している。p.10に「昭和20年8,9月頃の図書疎開状況一覧」、p.11に「民間重要図書買上文庫所蔵調」がある。
資料9:p.63-66「戦時中図書の買上げとその疎開事業」(細谷重義)、p.67-71「日比谷図書館被爆焼失前後の思い出」(清水正三)という記事がある。p.72-85「日比谷図書館から中央図書館へ」(佐藤政孝)という記事の中で、特別買上と疎開についての記載がある。p.77「特別買上図書の疎開先」の一覧表がある。
資料10:p.12-23「図書館人たちの饗宴 第四回 戦時下の図書疎開に生命をかけた中田邦造」(名取二三江)という記事があり、当時の日比谷図書館長であった中田邦造氏を紹介している。
このほか、特別文庫室の各文庫目録にも解説がある。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 各種の図書館 (016 9版)
- 参考資料
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- 【資料1】日本の古典籍 : その面白さその尊さ / 反町茂雄/著 / 八木書店 , 1984.4<0220/7/84>
- 【資料2】賈を待つ者 / 平凡社 , 1986.12<0239/139/2>
- 【資料3】秋岡梧郎著作集 : 図書館理念と実践の軌跡 / 秋岡 梧郎/著 / 日本図書館協会 , 1988.11<0104/3002/88>
- 【資料4】東京の近代図書館史 / 佐藤 政孝/著 / 新風舎 , 1998.10<0162/3165/98>
- 【資料5】東京都公立図書館略史 1872-1968 / 東京都公立図書館長協議会/編 / 東京都立日比谷図書館 , 1969<0901/T7279/T3>
- 【資料6】ひびや 42巻149号 (1999.11) / 東京都立中央図書館
- 【資料7】[東京都立中央図書館]研究紀要 29号 (1999年度) / 東京都立中央図書館
- 【資料8】ひびや 5巻6号通巻53号 (1962.9) / 東京都立中央図書館
- 【資料9】ひびや 21巻2号通巻128号 (1979.3) / 東京都立中央図書館
- 【資料10】図書館の学校 32号 (2002年8月) / 図書館の学校
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000151693