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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000142998
提供館
(Library)
豊中市立図書館 (2310050)管理番号
(Control number)
6000014182
事例作成日
(Creation date)
2013/12/26登録日時
(Registration date)
2014年01月06日 00時30分更新日時
(Last update)
2014年01月30日 13時10分
質問
(Question)
黒田孝高(別名:黒田官兵衛、如水)と伊丹の有岡城にいた荒木村重の関わりについてわかる本はあるか。また豊中市と官兵衛、村重の関わりについても知りたい。
回答
(Answer)
『戦国軍師血風録』『戦国七人の軍師』などによると、荒木村重が織田信長に背いた際、黒田官兵衛は村重説得のため単身有岡城に乗り込んだが、有岡城落城の際に救出されるまで土牢に幽閉され膝を傷めた。
織田信長の村重攻略の際、豊中市は信長勢の拠点となり、また戦火により市内の多くの地域が被害を受けたとの記載が『新修豊中市史第1巻』にあり。
回答プロセス
(Answering process)
郷土資料、210(日本史)281(列伝)の書架を探す。

『国史大辞典』4(吉川弘文館)p971、『朝日日本歴史人物事典』(朝日新聞社)p606、『日本古代中世人名辞典』(吉川弘文館)p316の「くろだよしたか」の項によると、天正6(1578)年に荒木村重が織田信長に背いたとき、黒田官兵衛は単身有岡城に乗り込み村重の説得にあたったが、翌年の有岡城落城まで城内に抑留されたとのこと。なお官兵衛は姫路に生まれ、御着城主小寺藤兵衛政職の家臣であったが、信長の台頭後に政職にすすめて信長に通じ、天正5年には秀吉を姫路城に迎え入れ、秀吉に従って佐用・上月の両城を攻めたとの記載があり。

『戦国軍師血風録』(明治書院)p171-175「恐るべき神算鬼謀の持ち主 黒田官兵衛 秀吉・後半生の軍師」には、三木城攻めの最中に荒木村重が謀反を起こし、主君・小寺政職も村重に通じたとの記載があり。そこで官兵衛は単身有岡城に乗り込み村重を説得しようとしたが、面会できずに土牢に監禁され膝が曲がったまま動かなくなったとのこと。救出された際に藤が見事だったことから、藤を定紋としたともあり。
『戦国七人の軍師』(新人物往来社)p90-109「天下を狙った謀将-黒田如水」によると、主君小寺氏が毛利・織田・三好のどれにつけばよいか家臣に尋ねた際に官兵衛は織田説をとって主君・諸家老を納得させ、毛利氏攻略に出陣する信長のもとに息子松寿丸(のちの長政)を人質として連れていって臣従を誓った。このため翌年毛利輝元の軍勢が姫路城を包囲したが、官兵衛は軍略で毛利勢を破った(官兵衛の父職隆の代より黒田家は姫路城主)信長は荒木村重を通じて感状を送り、この際に村重と官兵衛が親しくなったことが、後の村重説得の試みにつながったなどの記載があり。
『黒田如水のすべて』(新人物往来社)p31-34「播磨国人小寺氏の重臣、黒田氏」には、小寺政職の家臣としての如水の行動と村重説得を試み獄につながれたことの記載があり、また家紋伝説として、黒田家の家紋は丸に三橘であったが、如水が幽閉中に藤の若蔓と花を見たことから、のちに家紋を藤巴としたという説の紹介があり。

豊中市と官兵衛・村重の関わりとしては、『新修豊中市史第1巻 通史1』(豊中市)p408「刀根山城」p409「原田城」p446-448「織田信長の摂津侵攻と原田氏」によると、天正6年の荒木村重の反乱の際、織田信長は豊中市内北部の刀根山城で荒木攻めの指揮を執った。また市内中部の原田城には中川清秀と古田重然(のちの古田織部)が「付城」として配置され、原田城北城の東側には巨大な堀が作られた。この乱の際、豊中市域の多くの村々が焼き払われるなどしたとのこと。『戦争の日本史11 畿内・近国の戦国合戦』(吉川弘文館)p291にも、信長軍の畿内攻略の際の陣所となった寺内町として刀根山(豊中市)が挙げられている。
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
日本史  (210 9版)
参考資料
(Reference materials)
『国史大辞典 4』国史大辞典編集委員会/編(吉川弘文館)
『朝日日本歴史人物事典』朝日新聞社/編(朝日新聞社)
『日本古代中世人名辞典』平野 邦雄/編(吉川弘文館)
『戦国軍師血風録』二階堂 玲太/著(明治書院)
『戦国七人の軍師』『歴史読本』編集部/編(新人物往来社)
『黒田如水のすべて』安藤 英男/編(新人物往来社)
『新修豊中市史 第1巻』豊中市史編さん委員会/編集(豊中市)
『畿内・近国の戦国合戦』福島 克彦/著(吉川弘文館)
キーワード
(Keywords)
黒田官兵衛(クロダカンベエ)
黒田孝高(クロダヨシタカ)
荒木村重(アラキ ムラシゲ)
織田信長(オダノブナガ)
有岡城(アリオカジョウ)
戦国時代
歴史
豊中(トヨナカ)
伊丹(イタミ)
刀根山城(トネヤマジョウ)
原田城(ハラダ ジョウ)
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
なお『兵庫県の歴史散歩 上 神戸・阪神・淡路』(山川出版社)p117「有岡城跡」によると、有岡城跡は国史跡で、JR福知山線伊丹駅すぐのところにあり。

このほか荒木村重について書かれた豊中市所蔵の資料については http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000132125 でも紹介している。
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
郷土
質問者区分
(Category of questioner)
一般
登録番号
(Registration number)
1000142998解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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