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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000142143
提供館
(Library)
国立国会図書館(National Diet Library) (1110001)管理番号
(Control number)
C131101172702
事例作成日
(Creation date)
2013/11/19登録日時
(Registration date)
2013年12月20日 00時30分更新日時
(Last update)
2013年12月20日 00時30分
質問
(Question)
ポルトガルで正月に食べる料理の作り方が載っている本を探している。
江戸時代にポルトガルの宣教師が正月に食べる料理、またはレシピを日本に持ち込み、それが日本のおせち料理に影響を与えたという話を以前聞いた。

図書館資料やインターネットでの情報収集の結果、以下のことが分かった。
①がんもどき(ひりょうず)はフィリョースという菓子に由来している
②伊達巻はロールケーキに由来している
③バカリャウという干しタ鱈は年間を通して食べられ、お祝いごとでも定番になっている
④ボーロ・レイというケーキをクリスマスから1月6日の王様の日にかけて食べる
⑤クリスマスに大量のお菓子を買い、正月明けまで食べる
⑥新年のカウントダウンに合わせて干しブドウを12粒食べる

しかし、日本で言うおせち料理がポルトガルにもあるのか、あるいはポルトガル料理が日本のおせち料理に影響を与えたという記述のある資料を見つけることはできなかった。
回答
(Answer)
ポルトガルの正月料理と日本のおせち料理の関係について記載されている資料は見当たりませんでした。
関連情報として、日本に伝来したポルトガル料理が紹介されている資料(1)~(3)を紹介します。
また、参考までに、ポルトガルでクリスマスに食べる料理や菓子について言及している資料(4)~(6)を紹介します。【 】内は当館請求記号です。

(1)江後迪子『南蛮から来た食文化』弦書房 2004【GD51-H62】
pp.129-137「南蛮に由来する料理」、pp.154-189「南蛮菓子」で、南蛮(スペイン・ポルトガル)から日本に伝来した料理や菓子が紹介されています。
pp.131-132に、山口県では鯨南蛮煮が冬の料理として作られており、山口市内の旧家では正月料理として作るという記述があります。
その他に正月に関係する事項としては、pp.50-58「しっぽく料理とオランダ正月料理」においてオランダ正月料理について掲載されていますが、ポルトガル料理についての言及はありません。

(2)和田常子『長崎料理史』柴田書店 1958【EF27-480】
pp.9-15「南蛮料理」、pp.15-19「南蛮菓子」で、南蛮から伝来した料理や菓子が紹介されています。
なお、pp.32-34「オランダ正月」ではオランダ正月料理の献立が掲載されていますが、正月に食べる南蛮料理については記述がありません。

(3)荒尾美代『南蛮スペイン・ポルトガル料理のふしぎ探検 : 謎学の旅』日本テレビ放送網 1992【EF27-E1781】
クリスマスのお菓子として、pp.18-25でヒリョウスが、pp.80-83でコスクランが紹介されています。

(4)丹田いづみ『家庭で作るポルトガル料理 : 魚とお米と野菜たっぷり』河出書房新社 2008【Y73-J698】
ポルトガルの家庭料理の作り方を掲載した資料です。
p.14に、ポルトガルではクリスマスイブに「バカリャウ・コジード」という干し鱈料理を食べるという記述があります。また、p.82では、クリスマスの伝統菓子としてフィリョース、ソニョス、「王様のお菓子」、ボーロ・レイが挙げられており、「まるで日本のおせちのように、数日かけて食べ尽くす」という記述があります。
p.87に「オレンジのフィリョース」の作り方が掲載されています。

(5)荒尾美代『ポルトガルを食べる。』毎日新聞社 1999【EF27-G3399】
p.21に、クリスマスイブには、ゆでた干し鱈、バカリャオ・コジイドを食べる習わしがあるという記述があります。この資料にはバカリャオ・コジイドのレシピは掲載されていませんが、20のポルトガル料理の作り方が掲載されています。

(6)『世界の食べもの』27号 朝日新聞社 1980.12-1983.8 【EF27-1575】
p.187に、干し鱈料理のバカリョアダはクリスマスに欠かせないという記述があります。

〈調査済み資料〉
・立石博高『スペイン』世界の食文化14 農山漁村文化協会 2007【GG575-H37】
・原著: ピーター・S.フィーブルマン ; 編集: タイムライフブックス編集部『スペイン/ポルトガル料理』タイムライフブックス 1974【EF27-226】
・川上行藏, 西村元三朗 監修『日本料理由来事典』同朋舎出版 1990【E2-G257】
・小倉久米雄, 小松崎剛, 畑江敬子 監修『日本料理行事・仕来り大事典. 用語編』プロスター 2003【E2-H85】
・中村幸平『日本料理語源集』旭屋出版 2004【E2-H161】
・『新長崎市史. 第2巻 (近世編)』長崎市 2012【GC276-J43】
・松本仲子『『日葡辞書』所載飲食関係用語総覧』岩波ブックセンター (制作) 2009【KR521-J3】
回答プロセス
(Answering process)
事前調査事項
(Preliminary research)
『ポルトガルのごはん 絵本世界の食事』
『江戸の舶来風俗誌』
『船が運んだ日本の食文化』
『世界の食文化 14 スペイン』
『ポルトガルを知るための55章』
NDC
衣住食の習俗  (383 9版)
参考資料
(Reference materials)
キーワード
(Keywords)
ポルトガル 正月料理
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
内容種別
(Type of subject)
質問者区分
(Category of questioner)
登録番号
(Registration number)
1000142143解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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