レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012年04月22日
- 登録日時
- 2013/11/21 14:42
- 更新日時
- 2013/11/21 14:42
- 管理番号
- 9000008148
- 質問
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夏目漱石の「三四郎」の中に出てくるアフラ・ベーンとその作品「オルノーコ」について知りたい。
- 回答
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『集英社世界文学大事典』第3巻(『世界文学大事典』編集委員会編 集英社 1997年)等の解説がある。著書「オルノーコ」は『オルノーコ・美しい浮気女(岩波文庫)』(アフラ・ベイン作 岩波書店 1988年)を所蔵しており、巻末に解説がある。詳細については照会資料をご確認ください。
- 回答プロセス
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1.自館システムで「オルノーコ」を検索し所蔵を確認。巻末の解説に著者について記述。
・『オルノーコ・美しい浮気女(岩波文庫)』(アフラ・ベイン作 岩波書店 1988年)
2.『外国人物レファレンス事典(古代-19世紀)』第1巻(日外アソシエーツ編・発行 1999年)[資料番号0103726774]→p270「Behn,Aphra」の項により、記載のある人名事典を確認。
・『集英社世界文学大事典』第3巻(『世界文学大事典』編集委員会編 集英社 1997年)→p920「ベイン アフラ」の項、等。
3.夏目漱石の小説に出てくることから、夏目漱石事典を確認。
・『夏目漱石事典』(平岡敏夫編 勉誠出版 2000年)→p326-326「ベーン、アフラ」の項。掲載の参考文献のうち、次のものを所蔵
・「『三四郎』試論:『オルノーコ』の意味」(千種・キムラ=スティーブン著)※「国文学 解釈と鑑賞」昭和57年11月号
- 事前調査事項
- NDC
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- 英米文学 (930 9版)
- 個人伝記 (289 9版)
- 参考資料
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- 『集英社世界文学大事典』第3巻(『世界文学大事典』編集委員会編 集英社 1997年) (p920)
- 『夏目漱石事典』(平岡敏夫編 勉誠出版 2000年) (p326-326)
- 「国文学 解釈と鑑賞」昭和57年11月号 (p193-199)
- 『オルノーコ・美しい浮気女(岩波文庫)』(アフラ・ベイン作 岩波書店 1988年) (作品p105-249,解説p255-269)
- キーワード
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- アフラ・ベーン
- アフラ・ベイン
- 「オルノーコ」
- 「三四郎」
- 夏目漱石
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- ・『集英社世界文学大事典』第3巻(『世界文学大事典』編集委員会編 集英社 1997年)によると、アフラ・ベイン(「三四郎」の中での表記は「アフラ・ベーン」。1640-1689)は、ペン一本で生計を立てることができたイギリス最初の女性作家。生い立ちの詳細は明かではないが、20代の初めに西インド諸島に渡り約1年間暮らし、奴隷の悲惨な状況を見聞した。この経験が、奴隷問題を扱ったイギリス最初の小説「オルノーコ」に結実した。
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 英米文学
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000141045