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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000140288
提供館
(Library)
千葉県立中央図書館 (2120001)管理番号
(Control number)
千県中参考-2013-23
事例作成日
(Creation date)
2013/05/31登録日時
(Registration date)
2013年11月11日 00時30分更新日時
(Last update)
2017年08月30日 12時23分
質問
(Question)
縄文時代の食料事情について、小山修三『縄文学への道』(NHKブックス)に「クッキー状やパン状の炭化物」(p191、p208)が紹介されているが、さらにもっと具体的に知りたい。
また、同書に、木の実を生食した(p205)とあるが、具体的にどのように食したのか、そして歴史的にどの時代位まで木の実を食用していたのかも知りたい。
回答
(Answer)
1.「クッキー状やパン状の炭化物」について
【資料1】『井戸尻 長野県富士見町における中期縄文遺跡群の研究』
p.139-142「パン状炭化物についての2、3の実験」という章があります。

【資料2】『古代の日本 1 古代史総論』
p.117-118「押出クッキー」というコラムに押出遺跡で発見されたクッキー状炭化物の成分分析などが記されています。
(【資料1】『井戸尻』および【資料2】『古代の日本 1』は『縄文時代研究事典』(戸沢充則編 東京堂出版 1994)中のp.157「パン状炭化物」およびp.66「クッキー状炭化物」で参考文献としてあげられていました。)

【資料3】『縄文人になる! 縄文式生活技術教本』
p.131-135『木の実のクッキーを焼く』の章があります。

【資料4】『縄文生活図鑑』
p.120「レシピ2 縄文クッキー」があります。前後のp.114-130に植物に関係した縄文人の食事についての記述があります。

【資料5】『発見!体験!日本の食事 1 ドングリクッキー』
児童書です。本全体が関連していますが、特にp.16-19「ドングリのアクはどうやってぬくのかな?」およびp.20-23「ドングリクッキーをつくろう」に現代でも再現しやすい方法が記されています。

【資料6】『縄文人のくらし 歴史が好きになる 5 縄文人の食事』
児童書です。P.36-37「縄文クッキーを作る」という項目があります。


2.木の実の生食について
【資料5】『発見!体験!日本の食事 1 ドングリクッキー』
p.14「スダジイはどうやって食べるの?」中に「なまのまま食べる」という項目に絵付きで説明があります。

【資料7】『縄文時代のクリ利用に関する考古学・民俗学・年輪年代学的研究』
p.150-151に「皮がついた状態のままポケットに入れておき、生のまま食べたり、クリ拾いに出かけた時におちているクリの実をそのまま食べたりしていた。渋皮は歯で削り取るか、斜めに尖らせた竹の枝を用いて取り除いた」との記述があります。

【資料8】『伝承された縄紋技術 木の実・樹皮・木製品』
p.37-43「3 クルミ」にて外側の軟らかい皮を除き、中の堅い実を乾燥させて保存し、食べる際に半分に割る民俗例などが記載されています。
また、p.1「1 クリ」にて、クリは煮て食べていたのではないかという作者の推定が記されています。


3.歴史的にどの時代くらいまで木の実を食用していたか
【資料9】『木の実』
p.15-19「ドングリとトチ」中、アンケートの結果父母の世代の人はドングリを食べたことがあるとの記述があります(アンケート全体の確認はp.7以降を参照してください。昭和50年に行ったアンケートです)。
また、p.131-322「山村における木の実食の実態」にて各地で近年まで食されていた実態が確認できます。

【資料10】『縄文時代の植物食』
p.61-137「第2章 野生堅果類のアク抜きに関する民俗資料」にて各地で近年まで食されていた実態が確認できます。

【資料7】『縄文時代のクリ利用に関する考古学・民俗学・年輪年代学的研究』
p.148-150昭和20年代頃まで行っていた栗の保存方法を再現しています。

【資料11】『縄文文化の研究 2 生業』
p.63-76「2 植物利用 調理」中にて近年まで行われていた栃の実のアク抜きやテンナンショウの澱粉採取などの事例が確認できます。
回答プロセス
(Answering process)
『縄文時代研究事典』に情報がないか確認した。
また、一般件名「縄文式文化」の資料のうち、食生活や植物採集、加工について記載のありそうなものや、木の実、ドングリについての資料を確認した。
事前調査事項
(Preliminary research)
『縄文学への道 NHKブックス』(小山修三著 日本放送出版協会 1996)は質問者が確認済み。
NDC
日本史  (210 9版)
衣住食の習俗  (383 9版)
参考資料
(Reference materials)
【資料1】『井戸尻 長野県富士見町における中期縄文遺跡群の研究』(藤森栄一編 中央公論美術出版 1965)(9101885702)
【資料2】『古代の日本 1 古代史総論』(坪井清足,平野邦雄編集 角川書店 1993)(9100129700)
【資料3】『縄文人になる! 縄文式生活技術教本』(関根秀樹著 山と渓谷社 2002)(2101439616)
【資料4】『縄文生活図鑑』(関根秀樹著 創和出版 1998)(2100342040)
【資料5】『発見!体験!日本の食事 1 ドングリクッキー』(次山信男監修 ポプラ社 2002)(0600266510)
【資料6】『縄文人のくらし 歴史が好きになる 5 縄文人の食事』(楠本政助監修 学研 1994)(9600452478)
【資料7】『縄文時代のクリ利用に関する考古学・民俗学・年輪年代学的研究』(荒川隆史研究代表 [荒川隆史] 2009)(0106128188)
【資料8】『伝承された縄紋技術 木の実・樹皮・木製品』(名久井文明著 吉川弘文館 2012)(2102533013)
【資料9】『木の実』(松山利夫著 法政大学出版局 1982 ものと人間の文化史)(9101594008)
【資料10】『縄文時代の植物食』(渡辺誠著 雄山閣 1975)(2101371180)
【資料11】『縄文文化の研究 2 生業』(加藤晋平[ほか]編集 雄山閣 1982)(9101865049)
キーワード
(Keywords)
縄文時代(ジョウモンジダイ)
食事(ショクジ)
食生活(ショクセイカツ)
木の実(キノミ)
ドングリ(ドングリ)
縄文クッキー(ジョウモンクッキー)
ドングリクッキー(ドングリクッキー)
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
質問者区分
(Category of questioner)
社会人
登録番号
(Registration number)
1000140288解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決