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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000139174
提供館
(Library)
町田市立中央図書館 (2310058)管理番号
(Control number)
町田-081
事例作成日
(Creation date)
2013年10月22日登録日時
(Registration date)
2013年10月18日 16時48分更新日時
(Last update)
2016年08月20日 12時18分
質問
(Question)
津久井地方で採れた鮎を江戸まで運んだ道「鮎の道」は、現在の津久井街道と同じ道なのか?
回答
(Answer)
「鮎の道」についての記述は、①の資料のみ。
②③の資料から、江戸時代に津久井地方の鮎は名産品で、江戸城に献上していたことがわかる。
③の資料から、鮎の運搬に津久井道を使っていたことがわかった。
 

現在の津久井街道(津久井道)との同一性は、④~⑧の資料から、県道3号世田谷町田線、県道57号線、国道413号線、県道64号線などに引き継がれていることがわかる。経路も世田谷から登戸の渡しを経て町田、相模原を通って津久井地方へ至る。
 

しかし、道そのものは新道に切り替えられた可能性もあり、まったく同一の道であるとは限らない。
回答プロセス
(Answering process)
■「鮎のみち」について郷土資料をあたる。
 

①『まちだフットパスガイドマップ2』 
3多摩境から絹の道の地図に、「鮎のみち」あり。
「この道の一部はかつての津久井往還で、津久井の鮎を江戸まで運んだといわれる」とある。
 

②『ふるさと津久井 第5号』
p.112 「歴史の豆知識4 津久井の御菜鮎と鮎の鮨」に、津久井地方で採れる鮎の記述あり。
「御菜鮎は、夜通し村継ぎで江戸城の御台所まで運ばれ、五月から九月にかけて二十回ほど届けられていた。」
大岡越前守忠相の配下であった蓑笠之助正高の日記に、「津久井の鮎の鮨」と書き残されており、鮎が津久井の名産であったことがうかがえる、とある。
 

③『城山町史 6』
p.193 上納鮎の運搬ルートについて記述あり。
「鮎は藤の葉をしいた「上ヶ鮎籠」に入れて夕刻江戸に向けて出立し、前述したように通称津久井道を橋本(相模原市)・柚木(八王子市)・関戸(多摩市)から府中(府中市)に入り、そこから甲州道中を通ってその日の内に江戸城御台所に収められた」とある。
 

■津久井街道、津久井往還について調べてみる。
④『津久井街道 登戸・生田・柿生をたずねて』
p.8-9 津久井街道の名のおこり
「ほとんど今の世田谷町田線のとおり、生田・高石・柿生・鶴川に向かい、鶴川からは町田でなく、相模原台地の来たの部分の淵野辺、清兵ヱ新田をへて橋本から津久井地方の中野につきます。」
※鮎を運んだという記述はなし
 

⑤『神奈川県の歴史散歩 上』
p.37 広福寺の項目に、「津久井道」あり。
「現在の世田谷通りはほぼこの津久井道と重なる」とある。
 

⑥『角川日本地名大辞典 14 神奈川県』
p.593 「津久井往還」
「道筋は三軒茶屋-登戸の渡し-野津田-図師-淵野辺-橋本-中野。全長51km」
「現在の町田市域では芝溝街道などと呼ばれ」とある。
 

⑦『日本歴史地名大系 第13巻 東京都の地名』
p.71「津久井道」
「世田谷村(現世田谷区)で矢倉沢往還より分かれ、登戸渡、柿生(現神奈川県川崎市麻生区)・鶴間(現町田市)・橋本(現神奈川県相模原市)などを通り、津久井地方へ通じる道」
「現在では世田谷通(主要地方道世田谷-町田線)が近世の津久井道をほぼたどるようなかたちで通っている。
 

⑧『相模川流域誌 本編【上】』
p.1-372 津久井道(津久井往還)
「現在は県道3号世田谷町田線、県道57号線相模原大蔵町線、国道413号、および県道64号(伊勢原津久井線に引き継がれている」
事前調査事項
(Preliminary research)
町田市にある小山内裏公園にある看板に、「鮎のみち(津久井往還)」の由来あり。「昔、津久井で採れた鮎を江戸の町まで売りにいくのに通っていたことから「鮎のみち」という名で呼ばれていました。・・・・・・」
NDC
日本  (291 8版)
日本史  (210 8版)
参考資料
(Reference materials)
『まちだフットパスガイドマップ2』(みどりのゆび、2011)
『津久井街道 登戸・生田・柿生をたずねて』(川崎市立稲田図書館、1971)
『神奈川県の歴史散歩 上』(山川出版社、2005), ISBN 4-634-24814-X
『角川日本地名大辞典 14 神奈川県』(角川日本地名大辞典編纂委員会、角川書店、1984)
『日本歴史地名大系 第13巻 東京都の地名』(平凡社、2002年), ISBN 4-582-49013-1
『相模川流域誌 本編【上】』(相模川流域誌編纂委員会、国土交通省関東地方整備局京浜河川事務所、2010)
『城山町史 6 通史編 近世』(城山町、1997)
『ふるさと津久井 第5号』(相模原市立博物館市史編さん班、相模原市、2012)
キーワード
(Keywords)
鮎の道
津久井街道
津久井往還
御菜鮎
上納鮎
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
事実調査
内容種別
(Type of subject)
郷土
質問者区分
(Category of questioner)
社会人
登録番号
(Registration number)
1000139174解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
未解決
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