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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000137646
提供館
(Library)
豊中市立図書館 (2310050)管理番号
(Control number)
6000013001
事例作成日
(Creation date)
2013/09/15登録日時
(Registration date)
2013年09月30日 00時30分更新日時
(Last update)
2013年10月09日 17時12分
質問
(Question)
シーチキンなどの、マグロの油漬の缶詰がいつどこで作られ始めたかわかる本はあるか。マグロの油漬の缶詰がどのように作られるのかもわかるとなおよい。
回答
(Answer)
『シェルブック 世界最初事典』巻末の年表に、世界で初めてツナの缶詰を作ったアメリカ人の名があり。また『年表で見るモノの歴史事典 上』に、日本の缶詰生産についての略年表があり、日本でのマグロの油漬缶詰の生産について記載があり。
回答プロセス
(Answering process)
『新・食品事典9 加工食品・冷凍食品』(真珠書院)p56「油漬け缶詰」p57「ツナ缶」にマグロの油漬缶詰についての記載があり。魚介を一度水煮してから綿実油やオリーブ油に漬けて密封・殺菌したもので、ホワイトミートがビンナガマグロ、ライトミートがキハダマグロなどを材料としているとのこと。またp50-51に缶詰の歴史について、p52-55に缶詰一般の製法や容器についての記載があるが、マグロ油漬け缶がいつ作られ始めたかの記載はない。

缶詰の歴史についてさらに詳しく調べるため、031.4(事物の起源)の書架を探す。
『事物起源事典 衣食住編』(東京堂出版)p95-96、『舶来事物起源事典』(名著普及会)p74-76、『図説明治事物起源事典』(柏書房)p284-285『缶詰入門』(日本食糧新聞社)p23-28に缶詰の歴史があり。これらによると、1804年にフランス人ニコラ・アペールが缶詰の製造原理を考案したのち、1874年にアメリカ人シュライバーが金属缶による貯蔵法を完成させた。日本では1870(明治3)年に工部大学校のアメリカ人教師ライマが自家製の果物缶詰を作ったのが始まりで、明治4年には長崎の松田雅典がフランス語教師のレオン・デュリーからイワシの油漬け缶詰の製法を教わり試作しているとのこと。しかしこれらにはマグロの油漬缶詰についての言及はなし。

『シェルブック 世界最初事典』(講談社)p12-14にも缶詰の歴史があるほか、p476-548の年表のうち、1907年(p526)に「ツナの缶詰。米国カリフォルニア州サン・ペドロのA・P・ハーフヒルが生産」とあり。
また『年表で見るモノの歴史事典 上』(ゆまに書房)p395-413が缶詰の項で、『目で見る日本缶詰史』からとった缶詰略年表があり。これを見ていくと、p401に1905(明治38)年に和歌山県水試と北海道水試でマグロ油漬缶詰の試作が始まるとあり。またp404に、1928(昭和3)年に静岡県水産試験場の村上芳雄技師がマグロ油漬け缶詰製造の予備試験を開始、翌年に清水食品(株)が創立され初のマグロ油漬け缶詰を昭和5年に製造してアメリカへ輸出したとあり。
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
日本語  (031 9版)
食品工業  (588 9版)
参考資料
(Reference materials)
加工食品・冷凍食品真珠書院
世界最初事典パトリック・ロバートソン/著講談社
年表で見るモノの歴史事典上ゆまに書房
キーワード
(Keywords)
缶詰
加工食品
油漬
食品
歴史
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
『缶詰手帖 2012』(日本缶詰協会)は缶詰に関する規格や法規、統計や製造業者などが載っているが、缶詰の歴史については記載がない。
『世界の味探求事典』(東京堂出版)p155「シーチキン」p324「まぐろ(鮪)」には料理法などについての簡単な言及があるが、油漬け缶詰についての記載はなかった。
『旬の食材 春の魚』(講談社)p10-35「鮪」にはマグロの種類や部位、利用方法、競りの様子や回遊想定図、輸入や養殖についての記載があるが、缶詰についての記載はなかった。
『たべもの起源事典』(東京堂出版)p423-424「まぐろ」には、江戸時代中期まではマグロは好まれなかったが、安政年間に醤油につけた「づけ」が考案されるなどしてマグロが好まれるようになり、さらに脂の多いものへ嗜好が傾いた第二次世界大戦後にトロの人気が出たなどの記載があるが、油漬け缶詰には言及なし。『世界たべもの起源事典』(東京堂出版)p381-382「まぐろ」にも、英語のツナという単語の語源やヨーロッパのマグロを用いた料理についての記載はあるが、油漬け缶詰の説明はない。
また『まるごとわかる「日本人」はじめて百科 2 食べ物・飲み物をつくった人』(日本図書センター)p6-7「日本で初めて缶詰をつくった人は?」には、児童向けに書かれた缶詰の歴史や、日本で初めて缶詰を作った松田雅典(まさのり)や最初に缶詰工場を作った関沢明清(せきざわあけきよ)、関東大震災の際に缶詰を救援物資として被災者に送る中心となり缶詰が普及するきっかけを作った阿部三虎(みとら)などの解説が載っているが、マグロの油漬け缶についての記載はなかった。
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
その他
質問者区分
(Category of questioner)
一般
登録番号
(Registration number)
1000137646解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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