このページではJavaScriptを使用しています。お客様の閲覧環境では、レファレンス協同データベースをご利用になれません。

レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000132017
提供館
(Library)
茨城県立図書館 (2110017)管理番号
(Control number)
茨201342
事例作成日
(Creation date)
20130605登録日時
(Registration date)
2013年06月05日 13時11分更新日時
(Last update)
2014年04月05日 12時43分
質問
(Question)
イエス・キリストの生没年(複数説あり)とその根拠を出典もあわせて知りたい。
回答
(Answer)
関連する記述があった資料は以下のとおり

1.『図説キリスト教文化事典』(二コル・ルメートルほか著、原書房、1998年)
  P66-67「イエス」
  「・・・〈ナザレのイエス〉は前4年以前の誕生〔マタ2:1;ルカ1:5〕。」

2.『岩波キリスト教辞典』(大貫隆ほか著、岩波書店、2002年)
  P13-15「イエス・キリスト」
  「前6年頃ベツレヘムで生まれ、後30年のニザン月14日(4月7日)に他界したイエスのことについては、ほとんど福音書だけからしか知ることはできない。しかし2世紀のラテン語著作家たち、たとえばプリニウスやタキトゥス、スエトニウスには、イエスに関する記述がある。・・・」

3.『キリスト教を知る事典』(外村民彦著、教文館、1996年)
  P45-47「イエス・キリスト」
  「イエスは、ローマの後押しを受けユダヤのベロデ大王(在位紀元前37-前4年)の末期に、エルサレムに近いベツレヘムに生まれた。・・・(マタイ第13章55-56)・・・最近の研究では、実際の誕生はそれより数年前(紀元前7-前4年)とされており、正確な生年は実証されていない。」

4.『イエスとその時代』(荒井献著、岩波書店、1978年)
  P25「イエスの誕生と没年」
  「イエスはおそらくヘロデ王治世(前三七―四年)の末期に、ガラリヤの町ナザレに生れ、・・・もっとも、イエスの誕生の年を紀元前七年とみなす説(シュダウファー、弓削達)があり、・・・私自身には、イエスが紀元前四年頃に生まれ、紀元後三〇年には処刑されたと思われ・・・しかし、そのいずれの説も、究極的にはマタイとルカ両福音書の誕生物語、あるいは四福音書の受難物語の証言に依らざるをえないのである。・・・これはいずれも,年代決定の史料としては確実性に乏しいのである。」

5.『イエス・キリスト 下』(荒井献著,講談社,2001年)
  P430-457「(4)生誕物語」
  資料4と同著者が,マタイ,ルカ等の福音書の生誕物語を分析しており,資料4より詳しい記述となっている。

6.『イエス・キリスト』(土井正興著,三一書房,1966年)
  P101-108「史的イエス追究の可能性」
  イエスに関連する記述のある史料について,同年代ごろのローマやユダヤの文献や,キリスト教の史料を紹介し,その記述部分を引用している。
  P144ー148「イエスはいつ生まれいつ死んだか」
  「・・・イエスが生まれた年についていえば,その計算の基礎になっているのは『マタイ福音書』の「イエスがヘロデ王の代に,・・・お生まれになった」(二・一)という記事と,「東の方で,その星をみた」(二・二)という記事とである。・・・このように,福音書を信頼しても,イエスが生まれたのは紀元一年ではなくて,紀元前四年以前,または紀元前七年ということになる・・・」

7.『歴史の中のイエス像』(松永希久夫著,日本放送出版協会,1989年)
  P20-23「イエスの誕生」
  「・・・福音書によると,ヘロデ大王の時に,イエスはベツレヘムの馬小屋で生まれたとされています。しかし,紀元前三七年にユダヤの王となったヘロデは紀元前四年には死んでおり,天文学者などの調査によって,今日では紀元前六~七年をイエスの誕生と見ている学者が多いのです。・・・」

8.『塚本虎二著作集 第1巻』(塚本虎二著,聖書知識社,1979年)
  P68-75「第八講 イエスの誕生」
  ルカの福音書をもとに,イエス誕生の歴史について考察されている。ルカの記述と現存の記録を照らし合わせ,矛盾を指摘しているが,「ルカ二1以下の叙述を世俗の歴史資料によって裏書する問題はまだ解決をみていない。」としている。

9.『イエス研究史』(大貫隆編,日本キリスト教団出版局,1998年)
  さまざまなイエス研究やイエス伝,史的イエスについての考察等を紹介している。
  また,P291-292では,「・・・まず史実とほとんど関係ない分野であるマタイとルカに伝わるイエス誕生伝承の研究では,最も総合的なレイモンド・E・ブラウンの大著「メシアの誕生―マタイとルカの福音書における幼児物語の注解」
(Raymond E.Brown,The Birth of Messiah,A commentary on the Infancy Narratives in the Gospels of Matthew and Luke,London,1977)を挙げよう。これは,この伝承に関する従来の諸学派・諸学者の研究の総まとめとして最も秀でている。」と書かれています。

以下の資料は調査したが,該当する記述が確認出来なかった。
『イエスの生涯』(シュワイルェル著,岩波書店,1957年)
『キリストの生涯』(フルトン・J.シーン著,中央出版社,1956年)
『キリスト伝』(ブリュックベルジェ著,筑摩書房,1969年)
『キリストの誕生』(遠藤周作著,新潮社,1979年)
『イエスの生涯・緒論』(ダーフィット・フリードリヒ・シュトラウス著,世界書院,1994年)
『イエスの生涯』(ジェラール・ベシエール著,創元社,1995年)
『キリスト教2000年の謎』(小坂井澄著,講談社,2000年)
『イエスの生涯』(E.ルナン著,人文書院,2000年)
『イエス誕生の夜明け』(山口雅弘著,日本キリスト教団出版局,2002年)
回答プロセス
(Answering process)
事前調査事項
(Preliminary research)
『世界大百科事典 改訂新版』(平凡社,2009)紀元前4~ 根拠の明示なし
『キリスト教用語事典』(昭和29年)紀元前4-6~紀元28-9(生没年) 根拠の明示なし
『キリスト教ハンドブック』(遠藤周作監修,三省堂,2009)
 P56『聖書年代記』により,BC5~AD30(生没年)マタイ・マルコ・ルカ・ヨハネ福音書 Q資料・M資料・L資料 具体的記述なし
NDC
キリスト教史.迫害史  (192 9版)
参考資料
(Reference materials)
ニコル・ルメートルほか. 図説キリスト教文化事典. 原書房, 1998. p. 66-67 (当館請求記号 R190.3-ルメ, 当館資料番号 001000046407)
大貫隆ほか編集. 岩波キリスト教辞典. 岩波書店, 2002. p. 13-15 (当館請求記号 R190.3-オオ, 当館資料番号 001000509651)
外村民彦. キリスト教を知る事典. 教文館, 1996. p. 45-47 (当館請求記号 R190-281, 当館資料番号 001052397799)
荒井献. イエスとその時代. 岩波書店, 1978. (岩波新書 青版) p. 25 (当館請求記号 192-15, 当館資料番号 001050403003)
荒井献. イエス・キリスト 下 その言葉と業. 講談社, 2001. p. 430-457 (当館請求記号 192.8-アラ-2, 当館資料番号 001000345031)
土井正興. イエス・キリスト. 三一書房, 1966. (三一新書 554) p. 101-108,144-148 (当館請求記号 192.8-ドイ, 当館資料番号 001053200166)
松永希久夫. 歴史の中のイエス像. 日本放送出版協会, 1989. (NHKブックス 572) p. 20-23 (当館請求記号 080-11-572, 当館資料番号 001051504262)
塚本虎二. 塚本虎二著作集 第1巻 イエス伝研究. 聖書知識社, 1979. p. 68-75 (当館請求記号 190.8-ツカ-1, 当館資料番号 001053850911)
大貫隆編. イエス研究史 古代から現代まで. 日本基督教団出版局. p. 291-292 (当館請求記号 192.8-オオ, 当館資料番号 001000054971)
キーワード
(Keywords)
イエス・キリスト
イエス
キリスト
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
質問者区分
(Category of questioner)
図書館
登録番号
(Registration number)
1000132017解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決