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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000131917
提供館
(Library)
豊中市立図書館 (2310050)管理番号
(Control number)
6000011303
事例作成日
(Creation date)
2013/05/01登録日時
(Registration date)
2013年06月02日 00時30分更新日時
(Last update)
2013年08月29日 15時26分
質問
(Question)
カタカナで表記できるのは外来語や外国の人名・地名と、擬音語のみと聞いたことがあるが、「きれい」を「キレイ」と書いたり、「びっくり」を「ビックリ」と書いたりしてあるのを時々見かける。また、ひらがなで「わーい」や「すごーい」など「ー」の長音符を使うことがあるが、その使い方は誤りとも聞く。こうした「かな」の表記方法について書かれた本はあるか。
回答
(Answer)
『言葉の疑問・不思議に答える みんなの日本語事典』に、漢字でもひらがなでも書ける言葉をカタカナ書きすることについての記載があり。また『日本語教育事典』によると、平仮名で長音符号を用いることは公認されていないとのこと。なお、平成14年の通知により、商業登記の際には、平仮名で表記した商号にも長音符号を用いることが可能となっている。
回答プロセス
(Answering process)
81(日本語)の書架を探す。

『現行の国語表記の基準 第5次改訂』(ぎょうせい)には、外来語や外国の地名・人名を片仮名で書き表す場合の表記についての記載はあるが、漢字やひらがなでも書ける語をカタカナで書く場合についての記載はない。また、長音符号についても、p265「国語審議会答申『外来語の表記』前文」に、「長音については、和語や漢語の場合と異なり、長音符号『ー』を用いることがほぼ定着している」とあるのみ。

『言葉の疑問・不思議に答える みんなの日本語事典』(明治書院)p252-253「わざとカタカナで書く言葉」を調べると、「カタカナの使い方に特別な規則はないが、一般的には外来語(外国語)や擬音語・擬態語、また呼びかけや俗語など口頭語的な言葉を表記されるときに用いられることが多い」とあり。なお上記のほか、漢字でもひらがなでも書ける言葉を臨時的にカタカナ書きにすることによりその言葉に限定性や固有性を持たせることができるとのこと。
この項の参考文献「片仮名の機能の歴史」が収録されている『講座日本語学6 現代表記との史的対照』(明治書院)は当市所蔵なし、大阪府立図書館より借用可能。

また、『日本語教育事典』(大修館書店)を調べると、p489-490「長音の書き方」に、「片仮名の外来語などでは、長音符「ー」を使う。この記号は平仮名でも使われることがあるが、公認されていない」との記載があり。

さらにGenii  http://ge.nii.ac.jp/genii/jsp/index.jsp  で「長音符」を調べると、Ciniiより「通達・回答 商業・法人登記 平仮名で表記した商号に長音符号「ー」を用いることについて(平成14.8.14民商1960通知)」が雑誌「民事月報」に載っていることが判明。当館所蔵のオンラインデータベース「レクシスアズワン」および法務省のサイトを検索するが、本文は確認できず(この通知名をGoogleで検索すると登記関連のサイト等に内容があり)なお『商業登記ハンドブック』(商事法務)p6には、「日本文字につき、平仮名で表記した商号にも長音符号『ー』を用いることができる」との記載があり。

なお、『日本語ヴィジュアル系 あたらしいにほんごのかきかた』(角川書店)p210-229「ネオ長音符号」では、主に長音符号の連続について述べているが、この中に、明治38年の「国語仮名遣改訂案等」ではひらがなにも全て長音符号を用いる「棒引きかなづかい」が採用されたが、明治41年に議会の反対を受け廃止になったこと、外来語の表記の際には長音符号は江戸時代から使われていたこと、ひらがなと一緒に長音符号を用いると「軽薄」に感じる場合があることなどの記載があり。

後日、『新版 日本語教育事典』(大修館書院)を調べたところ、p381「カタカナ表記」p383「字種と語彙表記」p386「現代表記の実態」に、標準的な表記方法とは異なる表記をあえて用いることによって特別の意味をもたせることについての記載があり、カタカナの用法についての事例が複数あったが、ひらがなで長音符号を用いる例についての記載はなかった。
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC 
参考資料
(Reference materials)
『現行の国語表記の基準』(ぎょうせい)
『みんなの日本語事典』中山 緑朗/編(明治書院)
『日本語教育事典』日本語教育学会/編(大修館書店)
『商業登記ハンドブック』松井 信憲/著(商事法務)
『日本語ヴィジュアル系』秋月 高太郎/[著](角川書店)
『日本語教育事典』日本語教育学会/編(大修館書店)
キーワード
(Keywords)
日本語
片仮名
平仮名
表記
かな
長音符号
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
言葉
質問者区分
(Category of questioner)
一般
登録番号
(Registration number)
1000131917解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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