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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000128748
提供館
(Library)
埼玉県立久喜図書館 (2110009)管理番号
(Control number)
埼熊-2012-272
事例作成日
(Creation date)
2013年02月14日登録日時
(Registration date)
2013年03月12日 11時31分更新日時
(Last update)
2013年06月11日 17時34分
質問
(Question)
屋敷神について参考になる資料を見たい。
回答
(Answer)

屋敷神について記述のあった、以下の資料を紹介した。

辞書・事典類を調査
『日本民俗大辞典 下』(福田アジオ〔ほか〕編 吉川弘文館 2000)
 p722-723〈屋敷神〉の項あり。
 「地方ごとにさまざまな名称があり、(略)東北から北関東地方にかけて内神や氏神そして稲荷」
 「屋敷神をまつる形態には、おおよそ三つの類型が見られる。」とあり、「(1)近隣祭祀」「(2)個人祭祀」「(3)同族祭祀」が挙げられている。
『民間信仰辞典』(桜井徳太郎編 東京堂出版 1980)
 p294-295〈屋敷神〉の項あり。
 「東北から北関東にかけては屋敷神をウチガミ・ウジガミと称すことが多いが」とあり。
 「神屋はまちまちであるが、熊野や伊豆の利島のように天然の古木や石を依り代とするものがもっとも古く、次第に毎年新藁でカリヤをふきかえるもの、さらに常設の祠や堂へと推移したと考えられている。」とあり。   
  
埼玉県に関する資料を調査
『新編埼玉県史 別編 2 民俗』(埼玉県 1986)
 p61-64〈屋敷神〉の項あり。県内の屋敷神についてまとまった記述あり。
 特に熊谷近辺について触れているのは、以下の箇所。
 p62「(屋敷神の祭神について)氏神は、児玉・秩父・大里地方など県北西部を中心に分布し」「近年石宮で祀る家が多くなったが、かつてはオカリヤ(お仮屋)とかカリミヤ(仮宮)などと呼んで、年ごとに新藁などで作り替えて祀るのが基本であったと思われる。児玉地方や大里地方では、現在でもこの古い形を残して祀っている家も多い」
 p63-64「このようにスミツカリを供える地域は、行田周辺以外に熊谷市、東松山市、滑川町(後略)」
『熊谷市史(妻沼地域編)調査報告書 民俗編 5 民間信仰・口頭伝承』(熊谷市教育委員会 社会教育課市史編さん室 2008)
 p28-29「屋敷神についての聞き取り調査(調査概観)」あり。
  

屋敷神の研究資料を調査
『屋敷神の研究 日本信仰伝承論』(直江広治著 吉川弘文館 1966) 
 p86〈大里郡男衾村(現寄居町)〉の事例あり。また、「男衾村から小原(現、江南村)・吉岡村(現、熊谷市)にかけて、大里郡は大体屋敷神をウヂガミと呼び、新しい分家もこれを持っている地帯のようである。村氏神の方は、鎮守様或いは祭神名で呼んでいる。」とあり。
 p287-323「屋敷神の祭祀方式」 神名・神屋と依り代・祭日・祭田と神供に分けて、全国の事例から論考。
『民間信仰の比較研究 比較民俗学への道』(直江広治著 吉川弘文館 1987)
 p3-19「第1章 屋敷神」が屋敷神について概要を述べているが、学術研究書であるため、過去の研究や課題の整理といった面からの記述も多い。(初出:『講座日本の民俗 4 衣・食・住』(有精堂出版 1979))
 p146-153「屋敷神と稲荷」の節で、祭日が二十三日の地域あり。「京都府(現吉川町)の杉浦株で祀る地神も稲荷で、祭日は旧二月初午と旧十一月二十三日の年二回になっている。生田株の地神も(中略)祭日は最近二月に改めたが、以前は旧十一月二十三日であったという。」
『屋敷神の世界 民俗信仰と祖霊』(佐々木勝著 名著出版 1983)
 pⅱ(はしがき)に、「本書は、いわゆる屋敷神などと呼ばれて全国各地に祀られている、祝神・地の神・荒神・ニソの杜・稲荷・ウジガミなどの民俗信仰を通して、日本人の意識構造とその変遷を究明しようと試みたものである。」とあり。
『講座日本の民俗 4 衣・食・住』(有精堂出版 1979)
 p193-211に「屋敷神」(直江広治著)あり。屋敷神の呼称、屋敷神研究の意義、屋敷神の諸類型、祭祀方式、性格、祭場について記述されている。
『女の霊力と家の神 日本の民俗宗教』(宮田登著 人文書院 1983)
 p126 祭神の名称の分類のひとつとして「屋敷神」が挙げられている。
 p129-130 屋敷神研究を集大成したとされる直江広治の研究『屋敷神の研究』についての記載あり。屋敷神の分類とその歴史的変遷、屋敷神の性格と特徴など。

回答プロセス
(Answering process)
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
風俗史.民俗誌.民族誌  (382 9版)
貴重書.郷土資料.その他の特別コレクション  (090 9版)
参考資料
(Reference materials)
『日本民俗大辞典 下』(福田アジオ〔ほか〕編 吉川弘文館 2000)
『民間信仰辞典』(桜井徳太郎編 東京堂出版 1980)
『新編埼玉県史 別編 2 民俗』(埼玉県 1986)
『熊谷市史(妻沼地域編)調査報告書 民俗編 5 民間信仰・口頭伝承』(熊谷市教育委員会 社会教育課市史編さん室 2008
『屋敷神の研究 日本信仰伝承論』(直江広治著 吉川弘文館 1966)
『民間信仰の比較研究 比較民俗学への道』(直江広治著 吉川弘文館 1987)
『屋敷神の世界 民俗信仰と祖霊』(佐々木勝著 名著出版 1983)
『講座日本の民俗 4 衣・食・住』(有精堂出版 1979)
『女の霊力と家の神 日本の民俗宗教』(宮田登著 人文書院 1983)
キーワード
(Keywords)
屋敷神
民間信仰
埼玉県-民間信仰
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
郷土
質問者区分
(Category of questioner)
個人
登録番号
(Registration number)
1000128748解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決