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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000127318
提供館
(Library)
埼玉県立久喜図書館 (2110009)管理番号
(Control number)
埼熊-2012-210
事例作成日
(Creation date)
2012年11月16日登録日時
(Registration date)
2013年01月24日 16時08分更新日時
(Last update)
2013年03月19日 15時26分
質問
(Question)
明治初期、米沢藩が士族授産の取り組みとして設立した「米沢製糸場」(明治10年10月設立)について調べるため、以下2点が記述されている資料を探している。
1 米沢製糸場成立までの経緯
2 富岡製糸場や二本松製糸場はフランス、イタリア等から技術導入をしたそうだが、その導入方法と経過、導入した技術の内容、導入にあたっての政府の介在について
回答
(Answer)
関連する記述のあった以下の資料を紹介した。
1 米沢製糸場成立までの経緯について書かれた資料。
友田昌宏「上杉齊憲復権運動と宮島誠一郎」(『国史学 188号』p1-34 国史学会 2006)
 p12-18「第2章 殖産興業の功績」に米沢製糸場の設立について詳述されている。富岡製糸場の見学等についても記述あり(2にも関連)。
『未完の国家構想』(友田昌宏著 岩田書院 2011)
 p462-475「三 宮島の新道開鑿・米沢製糸場設立運動」に設立の経緯あり。
 p468 富岡製糸場の視察について記述あり。(2に関連)
 p176-479「四 自由民権論の台頭」開業後の製糸場について記述あり。 
『幕末維新期の情報活動と政治構想:宮島誠一郎研究』(由井正臣編 梓出版社 2004)
 p145 三島通庸の名前あり。また、宮島誠一郎の米沢士族救済に関する政策の一つとして、米沢製糸場設立があった旨が書かれている。
『評伝三島通庸:明治新政府で辣腕をふるった内務官僚』(幕内満雄著 暁印書館 2010)
 p88 製糸場について記述あり。富岡製糸場についても触れている。
『廃藩置県の研究』(松尾正人著 吉川弘文館 2001)
 p467-470に宮島誠一郎による米沢製糸場設立について記述あり。
『最初に株式会社を創った人たち 二本松製糸会社在勤中我輩見聞丈之日誌』(氏家麻夫著 日本労働研究機構 1993)
 p12米沢製糸場について短いが触れた部分あり。

2 米沢製糸場設立に向けての技術導入に関する資料
『山形県の百年 県民100年史 6』(岩本由輝著 山川出版社 1985)
 p113-124「3 製糸と織物」米沢製糸場の名が散見される。
「士族授産を目的としたこの工場は、『勧業寮試験場、上州富岡、奥州二本松ノ製糸法ヲ折衷シ、且練達ノ士ニ就キ其説ヲ採リ、(後略)」と、富岡や二本松製糸場の技術を取り入れ、かつ熟練工(富岡製糸場の速水堅曹)の指導を受けたことがわかる。
『最初に株式会社を創った人たち 二本松製糸会社在勤中我輩見聞丈之日誌』(氏家麻夫著 日本労働研究機構 1993)(前出)
 参考文献等:p227-229 二本松製糸会社・略史:p247-250 
 p6「政府は明治3年2月の民部省発布の「養蚕仕方書」、明治5年6月の「製糸方法告諭書」などを通じて、製糸業の近代化の必要を説くとともに、殖産資金を貸し付けるなど奨励した」とあり。
 p172-174「速水堅曹の招へい」にイタリア式器械製糸の導入について触れている。
 p189-194 「器械製糸と速水堅曹」

(参考)富岡製糸場に関する資料(海外からの技術導入等について詳しい記述あり)
『富岡製糸場誌 上・下』(富岡市教育委員会 1977)
 上に関連する記述あり(下巻に関係資料所収)。以下に例をあげる。
 p7-36 「第ニ章 富岡製糸場の成立」:外国製糸法の導入、仏人技師の雇入などの記述あり。
 p37-50「第三章 創立期における富岡製糸場」:工場設置にあたって、フランス式との和洋折衷方式を採った経緯の記述あり。仏人工女雇入の記述あり。
加藤安雄「富岡製糸場の創立と埼玉県人の貢献度(2)」(『埼玉史談 第20巻第2号』p9-18 埼玉県郷土文化会 1973.7)
『富岡製糸所史』(片倉製糸紡績株式会社  1943)
 p4-12 佛人技師の雇入
 p13-17 工場敷地の決定と製絲機械の購入
『日本とフランス』(富田仁著 西堀昭著 三修社 1979)
 p181-191「ポール・ブリューナ -富岡製糸場首長」に関連の記述あり。
『新藍香翁』(青淵渋沢栄一記念事業協賛会 1979)
 p148-160 「富岡模範製糸場(其の一)(其の二)」に関連の記述あり。
『尾高惇忠』(さきたま出版会 1984)
 p227-242 「富岡製糸場の建設」に関連の記述あり。
荻野勝正「官営富岡製糸場・初代工場長尾高惇忠」(『立正大学地域研究センター年報 第19号』p1-3 立正大学地域研究センター 1996.3)
『富岡日記』(和田英〔著〕 みすず書房 2011)
 p169-の解説(森まゆみ)に富岡製糸場概説あり。
『絹ひとすじの青春 『富岡日記』にみる日本の近代』(上条宏之著 日本放送出版協会 1978)
 p82-96「急がれた近代化への道-フランス式器械の導入」
 富岡製糸場は「大蔵省・民部省によってはじめられた民業振興政策の一つ」であるとして、フランス式導入までの背景、来日したブリュナの役割などの概説あり。
 p171 「福島県二本松製糸場は1873年6月わが国初の株式会社による製糸工場として開業された96人繰りのイタリア式器械製糸場。小野組ほかの資本で東京築地製糸場にならってつくられた。」増資計画がうまく行かず、福島県が4万3千円余りを融通したので、「県営会社に近い性格になったが、1874年小野組破産により経営困難になった。」とあり。
回答プロセス
(Answering process)
山形県の地域史資料や蚕業史に関する資料、郷土資料で富岡製糸場に関する資料等を調査した。
事前調査事項
(Preliminary research)
「山形県史 4」「山形県史 本篇5」「山形県史 本篇6」「山形県史 資料篇13」「山形県史 資料篇14」「米沢市史」「戊辰雪冤」(友田昌宏著 講談社 2009)
 ほか、米沢製糸場で生産されていた「エクストラ絹糸」に関連する資料

〈米沢藩〉〈士族授産〉〈製糸業〉等のキーワードで質問館が自館資料を調査するが該当資料なし。
NDC
繊維工学  (586 9版)
製糸.生糸.蚕糸利用  (639 9版)
参考資料
(Reference materials)
『国史学 188号』(国史学会 2006)
『未完の国家構想:宮島誠一郎と近代日本(近代史研究叢書18)』(友田昌宏著 岩田書院 2011)
『幕末維新期の情報活動と政治構想:宮島誠一郎研究』(由井正臣編 梓出版社 2004)
『評伝三島通庸:明治新政府で辣腕をふるった内務官僚』(幕内満雄著 暁印書館 2010)
『廃藩置県の研究』(松尾正人著 吉川弘文館 2001)
『最初に株式会社を創った人たち 二本松製糸会社在勤中我輩見聞丈之日誌』(氏家麻夫著 日本労働研究機構 1993)
『山形県の百年 県民100年史 6』(岩本由輝著 山川出版社 1985)
『富岡製糸場誌 上・下』(富岡市教育委員会 1977)
『埼玉史談 第20巻第2号』(埼玉県郷土文化会 1973.7)
『富岡製糸所史』(片倉製糸紡績株式会社 1943)
『日本とフランス』(富田仁著 西堀昭著 三修社 1979)
『新藍香翁』(青淵渋沢栄一記念事業協賛会 1979)
『尾高惇忠』(さきたま出版会 1984)
『立正大学地域研究センター年報 第19号』(立正大学地域研究センター 1996.3)
『富岡日記』(和田英〔著〕 みすず書房 2011)
『絹ひとすじの青春 『富岡日記』にみる日本の近代』(上条宏之著 日本放送出版協会 1978)
キーワード
(Keywords)
米沢製糸場
製糸業-歴史
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
質問者区分
(Category of questioner)
図書館
登録番号
(Registration number)
1000127318解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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