このページではJavaScriptを使用しています。お客様の閲覧環境では、レファレンス協同データベースをご利用になれません。

レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000115774
提供館
(Library)
相模原市立橋本図書館 (2210035)管理番号
(Control number)
相橋-H24-129
事例作成日
(Creation date)
2012年12月04日登録日時
(Registration date)
2012年12月14日 17時01分更新日時
(Last update)
2013年02月05日 16時47分
質問
(Question)
(質問者は「詔源慶喜藉累世之威、恃闔族之強、・・・(中略)・・・而措生霊于山岳之安、此朕之願、無敢或懈」」という文書のコピーをお持ちになって)これについての詳しい資料を探している。
回答
(Answer)
「討幕の密勅」がこの文書の通称のようである。①~⑤の資料を紹介した。
回答プロセス
(Answering process)
島津久光と連名で、宛名にある「茂久」を確認するため、オンラインデータベースJapan Knowledge+( http://www.jkn21.com  2012/12/15最終確認)で“茂久”をキーワードにして全文検索したところ、「鹿児島藩主島津茂久」に関する項目が複数ヒットした。

Webcat Plus( http://webcatplus.nii.ac.jp/  2012/12/8 最終確認)で、キーワード“大政奉還前日に天皇が島津家にあてた書簡”にして検索した中から、次の資料が自館で見つかった。
①『幕末維新の政治と天皇』 高橋秀直/著 吉川弘文館 2007 (自館請求記号:210.58)
P362に一文のみ触れているだけのようである。

②『幕末政治と薩摩藩』 佐々木克/著 吉川弘文館 2004 (自館請求記号:210.58)
P400「七 討幕の密勅」の項目がある。P404にこの文書のことと思われる記述がある。

参考として挙げられているものに、以下の資料があった。
③『王政復古』 井上勲/著 中央公論社 1995 (自館請求記号:S210.6)
P232 「1 討幕の密勅」(第五章 慶応三年の冬)に、この文書の読み下し文と、密勅が下された経緯の記述がある。

NII論文情報ナビゲータCiNii ( http://ci.nii.ac.jp/  2012/12/18 最終確認)で、キーワード“大政奉還 密勅”をキーワードにして検索すると、次の資料が見つかったが、市内の所蔵がない為、神奈川県内公共図書館横断検索( https://www.klnet.pref.kanagawa.jp/opac/CrossServlet  2012/12/18最終確認)で所蔵を確認した。

④『大政奉還と討幕の密勅』 石尾芳久/著 三一書房 1979 (神奈川県立図書館請求記号:210.58L)

⑤『歴史読本 2010年7月』 新人物往来社 (伊勢原市立図書館請求記号:雑一般)
諸藩をめぐる新・視点 討幕の密勅は内部の結束を強めるためだった--大政奉還の前に出された「密勅」の真意と薩摩藩の思惑 (特集 知っておきたい 幕末史の新・視点) -- (特集ワイド 幕末をめぐる12の新・視点)

「討幕の密勅」がこの文書の通称のようであるので、オンラインデータベースJapan Knowledge+( http://www.jkn21.com  2012/12/18最終確認)でキーワード“討幕の密勅”にして検索すると、国史大辞典の記事がヒットした。
 とうばくのみっちょく  討幕の密勅
 幕末慶応三年(一八六七)に薩長両藩の討幕運動を正当化するために発出された非公式の勅書。・・・(中略)・・・十月八日、大久保・広沢・芸州藩士植田乙次郎は、前権大納言中山忠能・権中納言中御門経之に、薩長芸三藩への討幕の宣旨降下を申請した。・・・(中略)・・・十三日、岩倉は中山の代理として、島津久光・茂久(忠義)にあてた「詔源慶喜藉累世之威、恃闔族之強、妄賊害忠良、数棄絶王命、遂矯先帝之詔而不懼、擠万民於溝壑而不顧、罪悪所至神州将傾覆焉、朕今為民之父母、是賊而不討、何以上謝先帝之霊、下報万民之深讐哉、此朕之憂憤所在、諒闇而不顧者、万不可已也、汝宜体朕之心殄戮賊臣慶喜、以速奏回天之偉勲、而措生霊于山岳之安、此朕之願、無敢或懈」との中山・前権大納言正親町三条実愛・中御門連名の密勅を大久保に授けた。・・・(中略)・・・しかし、この密勅は、書式が違例であることから発出手続きに疑問があり、正規の勅書とは認め難い。ところが、十四日、この密勅の衝撃もあって、征夷大将軍徳川慶喜が大政奉還を上表したので、二十一日、中山・正親町三条・中御門より薩長両藩にあてて、「十四日之条々暫見合実行否可勘考」と沙汰して、事実上、密勅は取り消された。
事前調査事項
(Preliminary research)
質問者によると、この文書は、慶応三年十月十四日の大政奉還前日に天皇から島津久光に宛てて書いた密書の類であり、内容は徳川慶喜を討つように指示するものとのことである。大政奉還や明治維新関連の書籍には、詳細な記述のものが見つからなかったとのこと。
NDC
日本史  (210)
参考資料
(Reference materials)
『幕末維新の政治と天皇』 高橋秀直/著 吉川弘文館 2007 (自館請求記号:210.58)
『幕末政治と薩摩藩』 佐々木克/著 吉川弘文館 2004 (自館請求記号:210.58)
『王政復古』 井上勲/著 中央公論社 1995 (自館請求記号:S210.6)
『大政奉還と討幕の密勅』 石尾芳久/著 三一書房 1979 (神奈川県立図書館請求記号:210.58L)
『歴史読本 2010年7月』 新人物往来社 (伊勢原市立図書館:雑一般)
キーワード
(Keywords)
討幕
密勅
大政奉還
慶応三年
島津久光
島津茂久
王政復古
偽勅
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
質問者区分
(Category of questioner)
社会人
登録番号
(Registration number)
1000115774解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
Twitter

このデータベースについて
国立国会図書館が全国の図書館等と協同で構築している、調べ物のためのデータベースです。詳細

活用法

刊行物・グッズ
新着データ
最近のアクセスランキング
レファ協PickUP!