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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000114775
提供館
(Library)
三重県立図書館 (2110033)管理番号
(Control number)
30001190
事例作成日
(Creation date)
20120209登録日時
(Registration date)
2012年11月25日 02時00分更新日時
(Last update)
2012年12月27日 20時25分
質問
(Question)
本居宣長の葬式の様子を書かれた資料や本などはありませんか。仏式で行われたとか、夜の間に埋葬されたとあります。なぜ仏式なのか、なぜ夜の間に埋葬されたのかしりたいです。
回答
(Answer)
当館所蔵資料の中で、本居宣長の葬式の様子や遺言書等について書かれたものとして小林秀雄の『本居宣長』以外に下記のものがあります。
1.『本居宣長 新装版』城福勇著 吉川弘文館発行 1988年   「遺言」 p236~249  「葬送」 p249~259
2.『本居宣長 -理解のために-』久野九右衛門著 光書房発行 1978年  「病・葬送」   p263~291
3.『本居宣長 -理解のために- 第二集』  久野九右衛門著 光書房発行 1980年  「宣長の遺言書」 p125~140
4.『本居宣長の研究』岡田千昭著 吉川弘文館発行 2006年  「第十一章 宣長学の思想継承の困難性」(p400~478)の中に下記の項があります。
               「宣長の『遺言書』の分析」 p401~418
               「「山室山奥墓図」の作成と宣長の逝去」 p418~436
               「山室山奥墓に対する門人達の認識」 p436~450 等
5.『宣長学講義』子安宣邦著 岩波書店発行 2006年        「樹敬寺まで空旅なり」 p189~207
6.『本居宣長とは誰か』子安宣邦著 平凡社発行 2005年      「宣長にとって死とは何か」 p183~198
7.『松阪に生きた宣長』 伊勢の國・松坂十樂発行 2003年      「宣長の遺言書」 p62~63
8.『本居宣長の生涯』岩田隆著 以文社発行 1999年        「遺言奥墓」 p228~237
9.『本居宣長之哲学』田中義能著 日本學術研究會発行 1912年     「終焉」 p23~28
10.『本居宣長』本山幸彦著 清水書院発行 1978年           「奇妙な遺言」 p84~86
11.『本居宣長事典』本居宣長記念館編 東京堂出版発行 2001年     「遺言書」  p79  「葬送記録」 p227~228
12.『松阪市史 第六巻 史料編 文化財』 松阪市史編さん委員会編   蒼人社発行 1979年
              「本居宣長墓 本居春庭墓 樹敬寺」(巻頭写真147)
              「本居宣長奥墓 参道 妙楽寺」(巻頭写真148)
              「本居宣長墓 付本居春庭墓」(解説) p190~191
              「本居宣長奥墓」(解説) p191~193
※本居全集(吉川弘文館発行)にも首巻に宣長の墓所の写真と解説、第9巻に遺言書が収録されています。

 宣長の葬式が仏式で行われたこと、夜の間に埋葬されたことについて、『本居宣長 -理解のために- 第二集』には、「宣長は世間並の仏式の葬儀と自らの独創による神式の葬儀の二つを行い、遺体は菩提寺である樹敬寺ではなく、山室山にある妙楽寺の裏山に「夜中密ニ」埋葬せよと指示している」(p127)、「宣長が、一方では非合理的な情緒性が人間の本質だと押へながら、他方では世間並みの慣習に従って生きることも、人間の本来的な保守的性情だとして、世俗に逆らう生き方を否定した思想の現れと考えられるのである。即ち、樹敬寺への「空葬」は世間の常識に従った通常の葬儀であり、山室山で「夜中密かに」行われた葬儀は、理屈では割り切れない宣長独自の主張で、宣長が自らの好みに忠実に生きた最後の証だったのである。」(p128)とあります。
 また、『本居宣長事典』の「遺言書」には、「奉行所はこの遺言通りに葬儀を行うことを許さず、必ずしも宣長の思い通りにはいかなかった。ともあれ、彼は人生の最後の仕上げとして、世間並みの仏式葬儀の形をとりながら、山室山の奥墓に葬られることを望んだ。国学という新しい学問を大成して、独自の思想を形成しながらも一方では、「神の御所為」としての現実を受け入れ、穏和な常識人として処世する。それこそが宣長にとって自己の思想の実践であった。」(p79)とあります。 
  このほか、国立情報学研究所のデータベースを検索しましたところ、下記の関連論文がありますのでご紹介します。なお、当館では掲載誌を所蔵しておりません。
  ・「小林秀雄「本居宣長」について:「遺言書」から語られはじめたことの意味 」    (渡邉まさひこ)
  ・「本居宣長の『遺言書』及び山室山奥墓に現われたる思想継承の困難性につ いて(その1) 」(岡田千昭)
                    愛知学院大学教養部紀要 47(2), 152-140, 1999-11
 ・「本居宣長の『遺言書』及び山室山奥墓(ヤマムロヤマオクツキ)に現れたる思想  継承の困難性について(その2)」 (岡田千昭)
  愛知学院大学教養部紀要 47(4), 184-171, 2000-03
  ・「本居宣長の『遺言書』及び山室山奥墓(ヤマムロヤマオクツキ)に現れたる思想 継承の困難性について(その3・完) 」 (岡田千昭)
                   愛知学院大学教養部紀要 48(1), 160-134, 2000  ほか3件
回答プロセス
(Answering process)
事前調査事項
(Preliminary research)
小林秀雄の著書『本居宣長』には遺言書がありこまかいことまで指定されていたそうです。
NDC 
参考資料
(Reference materials)
本居宣長 城福 勇/著 吉川弘文館 1988.3
本居宣長 理解のために 久野 九右衛門/著 光書房 1978
本居宣長 第2集 理解のために 久野 九右衛門/著 光書房 1980
本居宣長の研究 岡田 千昭/著 吉川弘文館 2006.1
宣長学講義 子安 宣邦/著 岩波書店 2006.11
本居宣長とは誰か 子安 宣邦/著 平凡社 2005.11
松阪に生きた宣長 まちじゅうがパビリオン松阪・本居宣長翁篇 伊勢の国・松坂十楽 2003.3
本居宣長の生涯 その学の軌跡 岩田 隆/著 以文社 1999.2
本居宣長之哲学 田中 義能/著 日本学術研究会 1912
本居宣長 本山 幸彦/著 清水書院 1978.11
本居宣長事典 本居宣長記念館/編 東京堂出版 2001.12
松阪市史 第6巻 松阪市史編さん委員会/編著 蒼人社 1979
本居宣長全集 首巻 本居 宣長/著 吉川弘文館 1928
本居宣長全集 第9 本居 宣長/著 吉川弘文館 1927
キーワード
(Keywords)
本居宣長
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
人物
質問者区分
(Category of questioner)
社会人
登録番号
(Registration number)
1000114775解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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