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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000114270
提供館
(Library)
蒲郡市立図書館 (2310237)管理番号
(Control number)
蒲郡-2012-06131-A
事例作成日
(Creation date)
2012年06月13日登録日時
(Registration date)
2012年11月18日 17時28分更新日時
(Last update)
2012年11月18日 17時28分
質問
(Question)
赤日子神社はいつできたのか。
回答
(Answer)
『蒲郡市史 本文編2』p.355、『蒲郡市誌』p.117,120,130
『神社を中心としたる寳飯郡史』p.16
回答プロセス
(Answering process)
1. キーワード「赤日子」で検索してヒットした『ふるさと探訪』には、p.7にこま犬について載っているだけだった。
2. 『愛知県神社名鑑』p.802の赤日子神社の項目に「朝廷は貞観7年(865)従五位下を奉授し」とある。
3. 『神社名鑑』p.456の赤日子神社の項目に「貞観18年6月正五位下に昇叙せられ」とある。
4. 「従五位下」「正五位下」とは、『国史大辞典 7』p.777によると、「諸神に奉授した位階」で、「神階」と言い、「神社の序列設定の上に大きな比重を占める」とある。
5. 赤日子神社がいつ頃からあったか載っている本が他にすぐ見つからなかったため、1、2から「貞観7年(865)~貞観18年(876)頃にはあった」と回答。

後日、他の本を調べてみて以下のことが分かった。
6. 『蒲郡市史 本文編1』p.155に、奈良・平安時代の市内の神社についての記述がある。それによると、当時の市内にあった神社は、赤日子神社、形原神社だけである。
7. 『蒲郡市史 本文編2』p.355に、赤日子神社の創建年は「7世紀以前」とある。
8. 『蒲郡市誌』p.117に、「『日本総国風土記』に、赤日子神社が祭っている神についての記述がある」という内容の記述がある。また、p.120に、「『日本総国風土記』は奈良時代の風土記を模して江戸時代に偽作したもので、問題も多い。しかし、執筆当時の資料によって書かれているので、一考に価いする」とある。
9. 『蒲郡市誌』p.130に、「赤日子神社に関する記録が最初に文献にあらわれたのは『文徳実録』で、それによれば、仁寿元年(851)10月参河国赤孫神に従五位下を授く、とある」とある。また、「『三代実録』に、貞観7年(856)12月26日、参河国赤孫神に従五位上を授く、とある」とある。
10. 2と9で、従五位下を授かった年が異なっているので、『国史大系 〔7〕 日本文徳天皇実録』p.31を見ると、仁寿元年10月、「赤孫」等十一神に「並授従五位下」とある。また、『国史大系 〔8〕 日本三代実録 前篇』p.169を見ると、貞観7年12月、「赤孫神並授従五位上」とあるので、9の方が正しいようである。
11. 『蒲郡町誌』p.148に、 「『総国風土記』に、天智天皇元年9月初めて神礼を加えた、とある」という内容の記述がある。また、「依って本神社の創建は紀元1322年天智天皇以前のものであろう」とある。
12. 『神社を中心としたる寳飯郡史』p.16に、「『総国風土記』に、天智天皇甲戌9月に初めて神礼を加えた、と書かれているが、この書は偽なので多くのことは信じ難いが、幾分は信じるに足る」という内容の記述がある。
13. 11と12で、「天智天皇元年」と「天智天皇甲戌」と記述が異なっているので、国立国会図書館デジタル化資料の『日本総国風土記 4巻. [2]』36/56を見ると、「天智天皇甲戌」とある。
14. 『歴代天皇・年号事典』p.16で、天智天皇甲戌は何年か調べるが、天智天皇の代に干支が甲戌だった年は無い。蒲郡市ウェブサイトの赤日子神社のページでは、天智天皇甲戌は、天智天皇の次の代の天武天皇の代に干支が甲戌であった、674年であると解釈されているようである。
15. よって、赤日子神社は、『日本総国風土記』によれば、674年にはあったと考えられ、それより信頼性の高い『日本文徳天皇実録』によれば、851年にはあったと考えられる。
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
神社.神職  (175 9版)
参考資料
(Reference materials)
『ふるさと探訪』,海雲堂書店,1973
『愛知県神社名鑑』,愛知県神社庁,1992
『神社名鑑』,神社本庁,1962
『国史大辞典 7』,吉川弘文館,1986
『蒲郡市史 本文編1』,蒲郡市,2006
『蒲郡市史 本文編2』,蒲郡市,2006
『蒲郡市誌』,蒲郡市,1974
『国史大系 〔7〕』,吉川弘文館,1974
『国史大系 〔8〕』,吉川弘文館,1974
『蒲郡町誌』,京都府史蹟編纂会愛知県支部,1929
キーワード
(Keywords)
赤日子神社
照会先
(Institution or person inquired for advice)
国立国会図書館デジタル化資料『日本総国風土記 4巻. [2]』,藤原正方写,安政5( http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2566388?tocOpened=1) ,2012/06/27閲覧
蒲郡市ウェブサイト赤日子神社のページ『蒲郡西部小学校 赤日子神社』( http://www.city.gamagori.lg.jp/site/gamagoriseibushogakko/akahiko.html) ,2012/06/27閲
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
事実調査
内容種別
(Type of subject)
郷土
質問者区分
(Category of questioner)
小中学生
登録番号
(Registration number)
1000114270解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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