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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000112075
提供館
(Library)
尼崎市立地域研究史料館 (5000006)管理番号
(Control number)
019
事例作成日
(Creation date)
2012年10月3日登録日時
(Registration date)
2012年10月03日 14時26分更新日時
(Last update)
2013年01月09日 17時36分
質問
(Question)
尼崎の工業化の過程について調べたい。
回答
(Answer)
 近代における尼崎地域の工業化は、明治22年(1889)の旧城下辰巳町における尼崎紡績創設を嚆矢とする。こののち明治後期から昭和戦前期にかけて、現在の尼崎市域南東部から南部臨海部(旧尼崎町・尼崎市域、旧小田村域、旧大庄村域)を中心に会社や工場が設立され、その後の工業都市尼崎の基盤が形成されていった。
 とくに20世紀初頭以降(主として日露戦後~昭和戦前期)における臨海部の重化学工業化が顕著であり、その歴史地理的要因としては、大阪市臨海部(淀川水系河口域)と同様に大規模工場立地に適した新田地帯が広がっていたこと、西日本最大の工業都市大阪の外縁部に位置したことから、大阪の工業化が早期に波及し、大阪とともに阪神工業地帯の中核を担う都市へと成長したことなどをあげることができる。
 尼崎の工業化は、交通・通信・住居など様々な生活基盤の整備、人口増加や公害・衛生問題などとも深く関わっている。

 以上のような歴史的経緯をふまえ、今回は専門研究を目的とする調査質問であったため、『尼崎市史』『図説尼崎の歴史』などにより基本的な流れを説明したうえで、尼崎の工業化に関する参考文献・調査方法等を紹介した。
回答プロセス
(Answering process)
1 尼崎の工業化の概要について

◆『尼崎市史』第3巻
◆『図説尼崎の歴史』下巻 /Web版図説尼崎の歴史

◆上記以外の研究書のうち、おもなもの
『阪神間産業構造の研究-尼崎地域産業の歴史と現状-』
『阪神工業地帯-過去・現在・未来-』
『ベイエリアは誰のものか-尼崎臨海地域の歴史的役割と課題-』

◆各種論考・史料紹介等
 尼崎市立地域研究史料館紀要「『地域史研究』には、尼崎の工業に関する論考や史料紹介、労働体験の回想等を掲載している。
 また、尼崎関係論文検索データベース(地域研究史料館公式Webサイト内の史料検索ページに公開)を利用して、地域研究史料館所蔵逐次刊行物に掲載された参考論文を検索ことができる。


2 視覚的に尼崎の工業化を確認できる史料

◆地図
 時代別の地形図や市街地図など各種の地図類を比較検討することにより、企業進出・工場立地の変遷を把握することができる。

◆写真及び絵はがき
 明治期から現在に至るまでの、工業地帯をはじめとする尼崎市域の風景写真や航空写真などから、工業化の様子を見て取ることができる。
 明治期から昭和戦前期にかけては、企業・工場が宣伝用に絵はがきを発行するケースも多く、工場風景やそこで働く人々の様子がわかる。
 工場関係を含む、歴史的な写真類を集めた写真集も数種類刊行されており、これらも閲覧利用することができる。


3 個別の企業に関する参考文献

◆『尼崎地域史事典』 /Web版尼崎地域史事典"apedia"
 代表的な企業・工場を項目として取り上げ、解説を加えている。

◆社史・営業報告書・会社要覧等
 地域研究史料館では、尼崎に関係する企業の社史を収集しており、閲覧に供している。
 また、代表的な企業の明治期~昭和戦前期営業報告書、近年の会社要覧等も収集・公開している。

◆工場名簿類
 各年代の工場名簿、商工名鑑、製造事業所名簿などを保存・公開している。また大正期以降の『尼崎市勢要覧』にも、各年代の尼崎市内及び周辺村内の会社・工場一覧が記載されている。


4 その他の史料

◆歴史的公文書
 地域研究史料館では明治期から現在にいたるまでの尼崎市及び合併村が作成した公文書のうち、歴史的価値を有する文書を選別・保存しており、これらのうち工業化に関する公文書を検索し、閲覧調査することができる。
 ただし、歴史的公文書については現在目録整備中であるため、外部向けには目録を公開していない。来館しての問い合わせに対して、館の側で該当する文書の有無を検索し、情報公開に準じて閲覧利用に供している。
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
近畿地方  (216 9版)
日本  (291 9版)
技術  (5 9版)
参考資料
(Reference materials)
『尼崎市史』第3巻 昭和45年発行 (当館請求記号 219/A/ア-3)
『図説尼崎の歴史』下巻 平成19年発行 (当館請求記号 219/A/ア)
『阪神間産業構造の研究-尼崎地域産業の歴史と現状-』(関西学院大学産研叢書11)法律文化社 1987年発行 (当館請求記号 332.6/A/マ)
『阪神工業地帯-過去・現在・未来-』法律文化社 1988年発行 (当館請求記号 332.6/S/コ)
『ベイエリアは誰のものか-尼崎臨海地域の歴史的役割と課題-』尼崎都市・自治体問題研究所編 自治体研究社 1994年発行 (当館請求記号 518.6/A/ア)
キーワード
(Keywords)
尼崎
兵庫県尼崎市
工業
工場
製造業
兵庫県小田村
兵庫県大庄村
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
郷土
質問者区分
(Category of questioner)
学生
登録番号
(Registration number)
1000112075解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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