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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000108361
提供館
(Library)
埼玉県立久喜図書館 (2110009)管理番号
(Control number)
埼熊-2012-100
事例作成日
(Creation date)
2012年05月10日登録日時
(Registration date)
2012年07月10日 16時06分更新日時
(Last update)
2012年10月02日 16時16分
質問
(Question)
ニュージーランドで起こった大地震、津波、地殻変動などの災害について知りたい。
2000年位さかのぼって知りたい。日本語でなるべくわかりやすいものが良い。
回答
(Answer)
 ニュージーランドで起こった地震の震央(震源の真上の地点)や年代、地殻変動(断層の分布)について記述のあった、以下の資料を紹介した。津波については、記述のある資料は見つからなかった。
 
太田陽子著「ニュージーランドの変動地形 1」(『地理 20(4)』p89-99 古今書院 1975)
主な内容は「活断層」について。「図1 ニュージーランドの活断層と歴史時代の大地震」に主な活断層の分布と、歴史的大地震の震央と発生年について記載あり。
p91に、活断層として第1級に属する西ワイララパ断層、ウェリントン断層ほかについて解説あり。
p99に「歴史の新しいニュージーランドでは、せいぜい100年あまりの地震が記録されているにすぎないので、地震(断層活動)の周期はきめがたいが、横ずれ断層帯ではその他の地域より周期が短くほぼ1000年に1回の割りで生じたと推定されている。」との記述あり。
『図説 ニュージーランド・アメリカ比較地誌](植村善博著 ナカニシヤ出版 2004)
p14-17「地形と地殻変動」の項あり。北島と南島それぞれの地形と、断層について記述があり、図13-16に断層の分布図あり。
p18-19「地震と活断層」の項あり。「この国ではM6クラスの地震が年1回、M7では10年に1回、M8クラスが100年に1回程度の確率で発生する。1840年以降19回の被害地震があり、うち地表断層が10回出現した。」とあり。「表1 歴史時代の大地震と諸性質」があり、1848年から起きた10回の地震について、発生年月日・地震名・マグニチュード・震源の深度・断層運動の性質・死者数の記載あり。
『ニュージーランドの自然と文化』(鮫島輝彦著 静岡新聞社 1988)
p43「ニュージーランドの大地震分布図」あり。「ニュージーランドでは1843年依頼の145年間に19回の(M)7.0以上の大地震があり、日本では同じ時期に役50回起こっています。」とあり。また、「ニュージーランドの大規模地震」表があり、19回の地震について、発生年月日・マグニチュード・南緯・東経・地震名・被害の記載があり。
『変動地形を探る 2 環太平洋地域の海成段丘と活断層の調査から』(太田陽子著 古今書院 1999)
p1-90「ニュージーランド」の章に各地の断層について記述あり。
『古地震を探る』(太田陽子、島崎邦彦編 古今書院 1995)
p144-167「海岸地形からみた古地震の復元と今後の課題-環太平洋地域の例」(太田陽子著)の中にニュージーランドの地震について記述あり。
p146-150ニュージーランド北東海岸の隆起から古地震について考察している。
回答プロセス
(Answering process)
質問時に指定のあった資料を調査する。
『国土地理院時報 52号』(建設省国土地理院 1979.3)
p11-15「ニュージーランドにおける地殻変動の研究」(地理調査部)
「第1図 ニュージーランドの活断層と大地体構造」あり、地震の震央と発生年について記載あり。
この資料の内容は、昭和53年8月から1年間、ニュージーランド地質調査所において行われた、第四紀テクトニクス(特に活断層)の研究の紹介。

太田陽子著「出会いのよろこび--人と地域(4)ニュージーランド(1-3)」(『地理 47(7-9) 古今書院 2002)
著者が研究の過程で出会った人や、地域の紹介。質問の内容とは異なるもの。

以下の『地理学評論』収録の論文は、地殻変動についての研究資料となっており、内容は専門的なもの。
吉川虎雄著「ニュージーランド北島北東岸の海成段丘と地殻変動」(『地理学評論 53(4)』p238-262 日本地理学会 1980)
研究の目的に「(ニュージーランド北東)同地域において海成段丘を調査し、第四紀における地殻変動の地域的特色と時間的推移を明らかにしようとした。」とあり。
太田陽子著「ニュージーランドの変動地形に関する最近の研究」(『地理学評論 62(9)』 p636-666 日本地理学会 1989)
「活断層に関する最近の研究」の中に、「(3)断層の活動記の推定と最近の地震断層」の節あり。
p637「第一図 ニュージーランドの海成段丘、活断層の分布」に地殻変動を伴った地震の震央と発生年の記載あり。
植村善博著「ニュージーランド北島, パーマストンノース東部の海成段丘と第四紀地殻変動」(『地理学評論 79(13)』p769-785 日本地理学会 2006)
p782 まとめに、「ニュージーランド北島、パーマストンノース東部の海成段丘と河成段丘を調査し、段丘面の編年と対比、地形発達、第四紀地殻変動の性質を明らかにした。」とあり。

《レファ協同DB》の類似質問より、所蔵資料を調査する。
グラント・テイラー著「ニュージーランドにおける活断層の研究」(『地理 15(4)』p70-75 古今書院 1970.4)
p70「ニュージーランドの活断層分布」図あり。(小さいもの)
p74「将来の活動の危険度の推定」の項あり。
植村善博著「変化する国の教材化(3)ニュージーランドの震災と復興・街づくり」(『地理 51(5)』p96-101 古今書院 2006.5)
1931年のホークスベイ地震の時に、最大の被害を生じたネイピアを中心とした震災と復興の実態を取り上げている。

ニュージーランドに関する資料を調査する
『ニュージーランド 南太平洋の「島国」その世界と歴史』(アン・トロッター著 原田裕子訳 泰流社 1992)
p24-25「火山・温泉・地震」の項あり。p25に1986年に地震のあった地域の図あり。
『ニュージーランド 南の理想郷』(川瀬勇著 川瀬コーポレーション 1980)
p17-19「地震」の項あり。日本と同じ地震国であるとの記述があるが、その他に詳しい記述なし。
植村善博著「ニュージーランド・クライストチャーチ地震による被害の実態」(『地理 56(8)』p17-27 古今書院 2011.8)
2010年9月4日に起ったクライストチャーチの地震の概要、地形、被害状況などを考察したもの。
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
地震学  (453 9版)
参考資料
(Reference materials)
『地理 20(4)』(古今書院 1975)
『図説*ニュージーランド・アメリカ比較地誌](植村善博著 ナカニシヤ出版 2004)
『ニュージーランドの自然と文化』(鮫島輝彦著 静岡新聞社 1988)
『変動地形を探る 2 環太平洋地域の海成段丘と活断層の調査から』(太田陽子著 古今書院 1999)
『古地震を探る』(太田陽子、島崎邦彦編 古今書院 1995)
キーワード
(Keywords)
地震-ニュージーランド
地殻変動
津波
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
質問者区分
(Category of questioner)
個人
登録番号
(Registration number)
1000108361解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決