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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000108136
提供館
(Library)
近畿大学中央図書館 (3310037)管理番号
(Control number)
20120704-5
事例作成日
(Creation date)
2012年05月18日登録日時
(Registration date)
2012年07月04日 02時00分更新日時
(Last update)
2012年07月05日 14時12分
質問
(Question)
山形県米沢(上長井)の特産物である「ユキナ:雪菜」の正式な学名を知りたい。
回答
(Answer)
Brassica Campestris L. var. Chinensis L. 異名はタイサイほか多数。アブラナ科アブラナ属。
回答プロセス
(Answering process)
まず、【リサーチ・ナビ】から『植物の学名について調べる』の項目を参照。植物の学名の命名法については、『国際植物命名規約にもとづき、「属名(generic name)」、「種小名(specific epithet)」をラテン語形で列記し、最後に「命名者」を付記する二命名法によって表記される。』とある。

【資料1】には、p.57に雪菜の項があり、「アブラナ科の柔白野菜、現在の雪菜は体菜の一種の長岡菜の雑種」という記述がある。

【資料2】には、p.732の“ユキナ”の項に「タイサイを見よ」とあり、p.386に“タイサイ” Brassica campestris var. chinensis 体菜 : 双子葉植物綱フウチョウソウ目アブラナ科の野菜。別名タイナ、シャクシナ、ユキナと書かれている。

【資料3】には、索引項目として「ユキナ:雪菜」は無し。

【資料4】のp.190の「ツケナ:漬菜」の項に体菜群(タイサイグン)・長岡菜の項目の中に、中島菜、大沼菜と並んで別名として挙げられている。

【資料5】には、“ユキナ”の項目は無いが、“タイサイ”の項には別名の一つとしてユキナの記載があり、学名は Brassica campestris Linn. var. chinensis(Linn.)Itoと記されている。

 以上から雪菜の異名(シノニム)として「タイナ、シャクシナ、ホテイナ、かぶのとう、ターサイ、タイサイ、ターツァイ、大菜、体菜」等がある。

【資料6】のp.20には、“タイサイ”の項目として、Brassica campestris. L. (chinese group) アブラナ科 とあり、(別名,タイナ・シャクシナ・ユキナ,漢字:体菜,Brassica は煮るの意,campestrisは原野生の意)とあり、ラテン語の原義が示されている。

【資料7】のp.163に、“Brassica L. アブラナ属 英 Mustard”の項目があり、双子葉植物、アブラナ科.という記述の下位の種小名の見出しを辿ると、
 B. Campestris L. ; B. Campestris L. var. oleifera DC.; B. rapa L. var. campetris (L.) Clapham アブラナ 英 Field Mustard
「…(中略)肥大した根を食べるカブ類,ハクサイをはじめとする菜っ葉類.種子から油をとるアブラナや観賞用に栽培される品種など,多様な利用形態に応じた品種群が提案されているが,系統的に整理しきれていない」とある。

また同じ資料の、p.165には、
 Var. chinensis (L.) Ito ; B. chinensis L.; B. napus L. var. chinensis (L.) Schulz タイサイ(体菜) 英:Pak Choi 中:青菜、小白菜、油菜  の項目が見られ、
「…(中略)代表的な品種として葉や葉柄が長く,多肉で葉柄の純白な雪白タイサイがあり,また長崎には大型になる二貫目タイサイがある.そのほか地方的な品種も多く,新潟の長岡菜や山形の雪菜もタイサイ類に含まれる」の記述があ見つけられる。続けて「(中略)近縁品種として三河島菜、広島菜、大阪菜などがある」との記述も。

【資料8】のp.274には、“タイサイ(シャクシナ・ホテイナ)”の項目として
Brassica campestris. L. subsp. napus Hook. f. et Anderss. var parachinensis Makino の学名が記されており、アブラナ科の越年草。とある。

【資料9】として米沢市のホームページには雪菜の由来とふすべ漬け等の調理法、写真等が載せられている。
http://www.city.yonezawa.yamagata.jp/1857.htm  確認2012/07/03)
事前調査事項
(Preliminary research)
特になし。
NDC
植物学  (470 9版)
一般植物学  (471 9版)
蔬菜園芸  (626 9版)
参考資料
(Reference materials)
1.47都道府県・地野菜/伝統野菜百科 (成瀬宇平, 堀知佐子著.丸善,2009 《本学626//N54》)
2.植物レファレンス事典 2 2003-2008補遺 (日外アソシエーツ編集部編.日外アソシエーツ,2004 《本学470//SH96//2》)
3.有用植物和・英・学名便覧 (由田宏一編.北海道大学図書刊行会,2004 《本学471.9//Y99》)
4.食材図典 (小学館,1995 《本学596.033//Sh96》)
5.植物3.2万名前大事典 (日外アソシエーツ編.日外アソシエーツ,2008 《本学470//Sh96》)
6.原色日本野菜図鑑.全改訂新版 (高嶋四郎著.保育社,1982  《本学626.038//G34》)
7.世界有用植物辞典 (堀田満ほか編.平凡社,1989 《本学470.33//Se22》)
8.寺崎日本植物図譜.第2版 (寺崎留吉図 ; 奥山春季編.平凡社,1979 《本学470//Te62》)
9.米沢市役所産業部農林課ホームページ
キーワード
(Keywords)
アブラナ科
ユキナ
雪菜
伝統野菜
特産品
山形県
米沢市
食材
植物名
学名
漬け菜
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
関西研25-近大中図
調査種別
(Type of search)
事実調査
内容種別
(Type of subject)
植物の学名
質問者区分
(Category of questioner)
学生
登録番号
(Registration number)
1000108136解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決