レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012/04/11
- 登録日時
- 2012/06/15 02:01
- 更新日時
- 2012/06/15 02:01
- 管理番号
- 滋2011-1840
- 質問
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解決
万葉集に収録されている「うつせみし 神に堪へねば」で始まる和歌の全文、歌の意味、作者、収録巻数を知りたい。
- 回答
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『淡海万葉の世界』によりますと、和歌の全文は「うつせみし 神に堪(あ)へねば 離(さか)り居て 朝嘆く君 放(さか)り居て わが恋ふる君 玉ならば 手に巻き持ちて 衣(きぬ)ならば 脱(ぬ)ぐ時もなく わが恋ふる 君そ昨(きぞ)の夜 夢(いめ)に見えつる」で、歌の意味は「人間である私には、神あがりなされた大君にはお仕えすることはできませんので、離れていて、朝を嘆き悲しんでいます。離れていて、お慕い申しています。大君が玉であるならば、手に巻き持って放さず、衣であるならば脱ぐ時もなく、いつも身につけてお慕い申しています。その大君のお姿を夕べ夢に見ました。」と記されています。また同資料には作者は「婦人」で、収録巻数は「万葉集 巻二」とあります。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 詩歌 (911 8版)
- 参考資料
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- 1 淡海万葉の世界 藤井五郎∥著 サンライズ出版 2000年 S-9100- 00 p.92
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2 万葉の歌 8 広岡義隆∥著 保育社 1986年 S-9100- 86 p.73 -
3 萬葉の近江 滋賀アララギ会∥編 白川書院 1971年 S-9100- 71 p.45
- キーワード
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- 和歌
- 万葉集
- 婦人
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000107210