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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000105520
提供館
(Library)
蒲郡市立図書館 (2310237)管理番号
(Control number)
蒲郡-2011-01251-A
事例作成日
(Creation date)
2011年01月25日登録日時
(Registration date)
2012年05月02日 11時54分更新日時
(Last update)
2012年05月02日 11時54分
質問
(Question)
1.蒲郡市立蒲郡南部小学校3代目校長三輪弘忠(みわひろただ)の在職期間について。
2.『蒲南百年』に出てくる単語「首座訓導」「主座訓導」と二つあるが、どちらが正しいのか。
3.『蒲南百年』で三輪弘忠、成瀬文吾が歴代校長として載っているが、ページによって年数が前後している。きちんとした在職期間が知りたい。
回答
(Answer)
1.『蒲南百年』p7,付表p3 正しくは校長としてではなく、首座訓導として在職。
2.『日本国語大辞典 第6巻』p1366に「首座訓導」あり。『愛知県教育史 資料編近代一』p405に「首座訓導」あり。こちらが正しいと思われる。
3.『蒲南百年』付表p3,付表p6,付表p54~の年表に載っているものであっている。
回答プロセス
(Answering process)
①1と3とを調べていると、首座訓導(校長)とあり、役職名が違うと思われ、まず2から調べることにする。
②『日本国語大辞典 第4巻』p1182に「訓導」の意味がのっており、「旧制小学校の職員の称」とある。「主座」もしくは「主座訓導」で調べてみるも見つからず。
③旧制小学校の職員体制を調べてみる。『愛知県教育史 第3巻』p410に階級表があったが、校長に代わる階級は見つけられず。教頭以下の職員階級がわかる。
④『蒲南百年』p11に、明治16年の「愛知県町村立小学校校則」により、校長という管理職がおかれ、もし居ない場合は首座訓導が管理することと書かれているとあった。『愛知県教育史 資料編近代一』p405~406に「愛知県町村立小学校校則」全文あり。その中に「首座訓導」との表記があった。「首座訓導」が正しいと思われる。
⑤1と3についてまずどのように矛盾があるのかというと『蒲南百年』付表p6には成瀬文吾が高等小学校校長(首座訓導)を務めたのが明治21年4月から明治29年8月とあるが、p22に明治22年5月校舎移転の開講式の際三輪弘忠が校長であると記載があるとのこと。そこで三輪弘忠を中心に前後の校長(首座訓導)在職者を書きだしてみる。学校名の変更等も含めて書いていくと、現蒲南と呼ばれている学校が二つあり、しかもその一つは分校でその学校にも本校があったことがわかった。
⑥現蒲南と呼ばれているのは「蒲郡尋常学校」と、「宝飯郡第一高等小学校第二分校」の二つで、混乱の元になっているのは「宝飯郡第一高等小学校第二分校」の方であった。
⑦「宝飯郡第一高等小学校」は三つの学校からなっており、国府の「本校」と牛久保の「第一分校」それから、蒲郡に移転した「第二分校」があった。『新編豊川市史 第三巻 通史編近代』p376に、創立当時についての記述があり、それによると、「校長は三輪弘忠、訓導は本校に三宅均・・・・、第一分校に・・・、第二分校に藤森彦男・・・・。」とある。つまり、宝飯郡第一高等小学校として校長先生が一人、本校・第一分校・第二分校それぞれに首座訓導が一人ずつ(計三人)いたことになる。校長と首座訓導が同時期に存在していてもおかしくないことがわかった。校長=首座訓導と思っていたので、なかなか分からなかったが、これで疑問が解消された。
⑧『蒲南百年』の付表、年表等で照らし合わせてみると高等小学校に在籍していたのは首座訓導なので、成瀬文吾が首座訓導として在職中、三輪弘忠が校長としていてもおかしくはなく、在職期間は『蒲南百年』のとおりであっている。
⑨『蒲南百年』p22の中の記述で、「本校」という言葉が「この学校」という意味での「本校」と捉えられるので、矛盾が生じてしまったと思われる。「第二分校」に対する「本校」であると考えると『新編豊川市史 第三巻』の記述とも合い、『蒲南百年』の記述とも合っている。
事前調査事項
(Preliminary research)
第34回図書館文学講座「三輪弘忠『少年之玉』の魅力 ~蒲郡は児童文学の発祥地~」に関係しての質問であると思われる。
NDC
幼児.初等.中等教育  (376)
参考資料
(Reference materials)
『日本国語大辞典 第4巻』小学館,2004
『日本国語大辞典 第6巻』小学館,2004
『蒲南百年』蒲南100年記念事業実行委員会,1975
『愛知県教育史 第3巻』第一法規,1973
『愛知県教育史 資料編近代一』第一法規出版,1989
『新編豊川市史 第三巻 通史編近代』豊川市,2007
キーワード
(Keywords)
三輪弘忠
蒲郡市立蒲郡南部小学校
首座訓導
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
『蒲南百年』付表p23に「宝飯郡第一高等小学校第二分校」の後の「蒲郡町外三ヶ村立蒲郡高等小学校」は廃校となったと書かれているので、蒲南の元になっているのは正確には「蒲郡学校」もしくは「蒲郡尋常小学校」であるといえる。
調査種別
(Type of search)
事実調査
内容種別
(Type of subject)
人物
質問者区分
(Category of questioner)
社会人
登録番号
(Registration number)
1000105520解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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