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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000104264
提供館
(Library)
沖縄県立図書館 (2110045)管理番号
(Control number)
1000000600
事例作成日
(Creation date)
2012/03/26登録日時
(Registration date)
2012年03月28日 02時00分更新日時
(Last update)
2012年03月28日 02時00分
質問
(Question)
近世紀に八重山でおきたキリスト教弾圧事件について知りたい。
回答
(Answer)
『沖縄大百科事典 下 』(沖縄タイムス社、1983年)
 p692 「八重山キリシタン事件」の項によると、八重山キリシタン事件とは、「近世初頭の八重山で発生した石垣永将(元宮良)を当事者とするキリシタン弾圧事件。史料的制約があり具体的状況は不明。事件の発端は1624(尚豊4)年、…ルエダ神父が八重山に上陸、石垣永将と接触したことからはじまったことがほぼ判明している。…1624年のルエダ神父の上陸から王府によって流刑・財産没収に処せられた第一段階と、34年および38年の薩摩による火刑命令の出た第二段階とに区別される。…この事件を契機に宗門改と先島統合が強化されている。」とある。

下記の資料を提供する。

『那覇市史 資料篇 第1巻5 家譜資料1』(那覇市企画部市史編集室、那覇市、1976年)
 p122-123 「栢姓家譜」の中の、史実を伝える部分が載っている。「…八重山島頭職石垣親雲上が琉球王府に訴えて、『同僚の宮良親雲上永?がキリシタン宗を信奉する』旨の訴あり。命を奉じて同地に渡り宮良を捕えて是を焼殺し…」とある。「栢姓家譜」は、事件を伝える数少ない史料のひとつ。

『嘉善姓一門と八重山歴史』(大浜 永亘、先島文化研究所、1988年)
 p91-122 「本宮良永将とキリシタン事件」
史料の事件関連部分を取り上げ、事件の概要、各史料の記述の違いや疑問などを挙げている。

『八重山歴史 新訂・増補 』(喜舎場永珣、国書刊行会、1975年)
 p189-191 「キリスト教伝わる」では、石垣永将の伝説に関する記述が多くみられる。

『沖縄一千年史 5版』(真境名 安興、琉球史料研究会、1966年)
 p280-282 「基督教」の項に、『栢姓家譜』や『八重山在番の文書』の中の宮良親雲上(石垣永将)に関する記述についての説明がある。

『東恩納寛惇全集 7』(東恩納 寛惇、第一書房、1980年)
 『南島風土記』が収録されており、
 p711-712 「宮良切支丹祠」に、宮良が火刑となった理由についての記述がある。

『沖縄キリスト教史 排除と容認の軌跡』(石川 政秀 編・刊、1994年)
 p58‐70 「石垣永?の殉教」では、『沖縄一千年史』『史実としての石垣永将』『嘉善姓一門と八重山歴史』などからみられる石垣永将の人物像について述べている。

『殉教の焔-日本最初のキリスト教殉教者 石垣永将物語』(伊波 南哲、イエス福音教団出版部、1976年)
 日本最初のキリスト教殉教者、石垣永将の生涯について書かれている。

以下の資料は、これまでの史料を再検討することを目的に書かれている。

『沖縄歴史への視点』(高良 倉吉、沖縄タイムス社、1981年)
 p23-49 「八重山キリシタン事件の真相」では、「石垣永将=殉教者というイメージ上の偏向」がこれまであったとし、「八重山キリシタン事件を巡る事実関係をきちんと点検し、その歴史的意義を明らかにすること」が、筆者の研究課題であると述べている。

『沖縄歴史論序説』(高良 倉吉、三一書房、1980年)
p91-110 「八重山キリシタン事件の再検討」で、これまでの史料を再検討し、これに若干の新史料を加え事実関係の問題点を指摘し、事件の歴史的意義についても述べている。

『石垣永将の殉教』(青山 玄、聖母の騎士社、1997年)
 これまでの石垣永将研究の経緯と問題点の考察。

『史実としての石垣永将とその殉教』(青山 玄、出版者・出版年不詳)
 これまでの史料に、マニラの現地教会の報告書を加えて1975年に発表した論文。

以下の2冊は石垣永将の生涯を小説化したものである。

『この人を見よ 信仰物語』(伊波 南哲、三栄社、1996年)
 p137‐175 「殉教物語-沖縄唯一の殉教の先駆者石垣永将秘史-」
『殉教者・本宮良の主』(渡久山寛三、ひるぎ書房、1979年)
回答プロセス
(Answering process)
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC 
参考資料
(Reference materials)
1 沖縄大百科事典 下 沖縄大百科事典刊行事務局∥編 沖縄タイムス社 1983.5 K03/O52/3 p692

2 那覇市史 資料篇 第1巻5 家譜資料 那覇市企画部市史編集室∥編 那覇市役所 1976.2 K23/N27/1-5 p122-123

3 嘉善姓一門と八重山歴史 大浜 永亘∥著 先島文化研究所 1988.10 K288/KA99 p91-122

4 八重山歴史 喜舎場永珣∥著 国書刊行会 1975.12 K25/KI55 p189-191

5 沖縄一千年史 真境名 安興∥著 島倉 龍治∥著 琉球史料研究会 1966.12 K201/MA32 p280-282

6 東恩納寛惇全集 7 東恩納 寛惇∥著 琉球新報社∥編 第一書房 1980.2 K08/H55/7 p711-712

7 沖縄キリスト教史 石川 政秀∥著 石川 政秀 1994・7 K19/I76 p58-70

8 殉教の焔 伊波 南哲∥著 イエス福音教団出版部 1976.4 K19/I25

9 沖縄歴史への視点 高良 倉吉∥著 沖縄タイムス社 1981.8 K200.4/TA51 p23-49

10 沖縄歴史論序説 高良 倉吉∥著 三一書房 1980.11 K200.4/TA51 p91-110

11 石垣永将の殉教 青山 玄∥著 聖母の騎士社 1997.2 K19/I73

12 史実としての石垣永将とその殉教 青山 玄∥著 K19/A58

13 この人を見よ 伊波 南哲∥著 三栄社 1996.3 K19/I25 p137-175

14 殉教者・本宮良の主 渡久山 寛三∥著 ひるぎ書房 1979.8 K19/I73

1 八重山島年来記[マイクロフィルム複製本] 沖縄県立図書館 2010.3 K25/Y14
キーワード
(Keywords)
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
文献調査
内容種別
(Type of subject)
郷土
質問者区分
(Category of questioner)
社会人
登録番号
(Registration number)
1000104264解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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