レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2009/07/04
- 登録日時
- 2012/03/08 02:00
- 更新日時
- 2012/03/08 02:00
- 管理番号
- DR20111001990
- 質問
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解決
戦争中に殺されたゾウのお話はないか。「はなこ」という名前だったと思う。
- 回答
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『かわいそうなぞう』であると思われる。この本に出てくる3頭の象の名前は、ジョン、ワンリー、トンキーであり、戦時中上野動物園で飼育されていた。「はなこ」はワンリーの愛称であった。
- 回答プロセス
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『かわいそうなぞう』では、上野動物園で飼育されていた象が3頭おり、それぞれ名前がジョン、ワンリー、トンキーとなっていた。
「ぞう」と「はなこ」でタイトル検索すると、『ぞうのはなこさん』がヒットした。しかし、この象は戦後に日本に来たものであることが分かった。
「上野動物園」で件名検索してヒットした、『もう一つの上野動物園史』でも、上記3頭の名前の記述はあるが、「はなこ」の記述はなかった。
国立国会図書館レファレンスデータベースで「上野動物園」を検索すると、やはり戦時中に殺されたゾウの「はなこ」についての質問回答がみつかった。その中で、『父が愛したゾウのはな子』のp.24,25に「『花子』の愛称で親しまれたワンリーです」という記述があることが分かった。
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- かわいそうなぞう つちやゆきお/ぶん 金の星社 1978 E 4-323-00211-4
- ぞうのはなこさん 山中恒/[著] 小学館 1976 913
- もう一つの上野動物園史 小森厚/著 丸善 1997.7 480.76 4-621-05236-5
- 父が愛したゾウのはな子 山川宏治/著 現代書林 2006.9 489.7 4-7745-0695-8
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献調査
- 内容種別
- 一般
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000103297