レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012年02月09日
- 登録日時
- 2012/02/09 10:27
- 更新日時
- 2012/02/09 10:34
- 管理番号
- 20120209-3
- 質問
-
解決
『大日本史料』について知りたい。
- 回答
-
『国史大辞典』を調べた。
だいにほんしりょう 【大日本史料】
「明治以来、六国史を継ぐ国史編纂の事業から起って、今日も編纂刊行が続けられている日本歴史の一大編年史料集。正式な呼称は「だいにっぽんしりょう」。明治二年(一八六九)史料編輯国史校正局が開設され、明治天皇の御沙汰書が下されたのがはじまりで、その後、さまざまな変遷を経て、同八年に太政官修史局が開かれ、正史編纂のための史料を、塙保己一の『史料』の体裁にならい、年月日を追い、引用書の原文を排列した形で採集すべきことが定められた。この『史料』は塙保己一の和学講談所が江戸幕府の援助を得て、六国史以後の編年史料集を編纂し、宇多天皇から後一条天皇までの約四百冊ができていたもので、『大日本史料』の体裁は、基本的にはこの「塙史料」と全く同じである。その後も国史編纂事業の形態はさまざまに変わったが、『大日本編年史』の編纂と、そのための基礎史料として編年順に整理した「史料稿本」の作成という基本業務は一貫して続けられ、明治十八年からは本格的な全国的史料収集も開始された。内閣制度の発足に伴い、明治十九年、内閣に臨時修史局が置かれ、重野安繹が編修長に任命されたが、同二十一年十月、帝国大学に本部直属の臨時編年史編纂掛が設置され、事業はすべて大学に移管された。(以下略)」
関連図版:
『大日本史料』内容一覧1
『大日本史料』内容一覧2
『大日本史料』内容一覧3
『大日本史料』内容一覧4
『大日本史料』
参考文献:
『東京大学百年史』部局史四
坂本太郎『日本の修史と史学』(『日本歴史新書』)
東京大学史料編纂所の大日本史料総合データベースが公開されていた。
データベース検索 東京大学史料編纂所
http://wwwap.hi.u-tokyo.ac.jp/ships/db.html (2012/02/09確認)
大日本史料総合データベース
「このデータベースでは、『大日本史料』『史料綜覧(そうらん)』「史料稿本」の綱文(こうぶん)・書名・本文・索引語が検索できます。
対象となる時代は、仁和3 年(887)から慶応3年(1867)までの間です。
『大日本史料』(1901―)は、歴史上の重要事件についての史料をまとめたものです。現在も編纂・刊行事業が続いています。綱文・史料名(書名)・史料引用があります。
「史料稿本」は、『大日本史料』の手書きの草稿です。明治に作成されました。範囲は仁和3年(887)から慶応3年(1867)までです。綱文・史料名(書名)・史料引用があります。
『史料綜覧』(1964-66刊行)は、綱文と史料名(書名)のみをあげたものです。「史料稿本」作成後の調査・研究の成果に基づくものです。範囲は仁和3年(887)から寛永16年(1639)までです。
(中略)
検索結果からは、『大日本史料』刊本と史料稿本の画像を見ることができます(閲覧用ヴューアーのプラグインが必要です。)」
- 回答プロセス
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Yahoo!百科事典[日本大百科全書(小学館)]で検索した。
大日本史料(だいにほんしりょう)
http://100.yahoo.co.jp/detail/%E5%A4%A7%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%8F%B2%E6%96%99/ (2012/02/09確認)
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本史 (210 9版)
- 参考資料
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日本史論文の書きかた : レポ-トから卒業論文まで / 中尾尭/[ほか]編 吉川弘文館 , 1992 ISBN:4642072918
http://webcatplus.nii.ac.jp/webcatplus/details/book/7964630.html (2012/02/09確認) -
日本史の一級史料 / 山本博文著 光文社 , 2006 (光文社新書 ; 253) ISBN:4334033539
http://webcatplus.nii.ac.jp/webcatplus/details/book/5821996.html (2012/02/09確認)
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日本史論文の書きかた : レポ-トから卒業論文まで / 中尾尭/[ほか]編 吉川弘文館 , 1992 ISBN:4642072918
- キーワード
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- 大日本史料
- 東京大学史料編纂所
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000101252