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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000100727
提供館
(Library)
名古屋市鶴舞中央図書館 (2210001)管理番号
(Control number)
名古屋市鶴-2011-038
事例作成日
(Creation date)
2011年12月01日登録日時
(Registration date)
2012年01月31日 11時37分更新日時
(Last update)
2015年03月31日 11時24分
質問
(Question)
守山にあった名古屋飛行学校(後の守山東中学校)について知りたい。教員・生徒数や校舎の写真など。
回答
(Answer)
名古屋飛行学校は小幡ヶ原に大正13年9月1日に開設した民間の学校で、昭和14年6月15日に閉鎖されています。教員数は昭和6年には12名、初期の生徒数は10数名でしたが、昭和10年から毎年操縦科20名~30名、機関科30名~40名の入学者があったようです。名古屋飛行学校の敷地の見取り図 (『郷土の歴史 1982』)や格納庫らしき写真(『もりやま 第10号』)はありましたが、校舎の写真は見つかりませんでした。
回答プロセス
(Answering process)
(1)守山の変遷は東春日井郡守山町から守山市へ、1963(昭和38)年に守山市から名古屋市守山区となっています。質問者の方が『守山市史』(守山市 1963年)や『守山区の歴史』(愛知県郷土資料刊行会 1992年)は調査済みとのことでしたので、『東春日井郡誌』や『名古屋市史』、『大正昭和名古屋市史』、『新修名古屋市史』の索引を調べましたが、記述は見つけられませんでした。

(2)郷土資料の<教育>の棚を調べてみると次のようにあり、「名古屋航空機械学校」という名称の学校の木造校舎が小幡ヶ原が戦前から戦後まもなくまであったようです。

 ・『六三制教育六十周年記念愛知県小中学校誌』p.416 (「守山東中学校」) → “前身は戦前、小幡ヶ原練兵場の東一角に建てられた名古屋航空機械学校で、戦後まもなく名古屋農工学校となり(後略)”
 ・『愛知県小中学校誌 六三制教育四十周年記念』p.339 (「守山東中学校」) → “戦前の名古屋航空機械学校の木造校舎を引き継いで発足”
 ・『愛知県教育史 第4巻』p.746 (「昭和18年学校表(9)各種諸学校」) → “名称:財団法人名古屋航空機械学校、位置:東春日井郡守山町、教員:17名、応召教員:0名”

(3)郷土資料の<守山区>の棚を調べてみると次のようにあり、小幡ヶ原には「名古屋航空機械学校」の前身と思われる「名古屋飛行学校」があり、初期の生徒数や昭和10年頃の入学者の概数がわかりました。

 ・『もりやま 第10号』p.110 (「小幡ヶ原の飛行学校の思い出」) → “小幡ヶ原の東南端に昭和の初め頃より、数棟の格納庫を備えた名古屋飛行学校が開校され、(中略)太平洋戦争がぼっ発した頃から、機甲訓練所と名称が変わり(中略)、終戦と共に姿を消しました”とあります。また、格納庫らしき写真があり、“格納庫、校舎は、現在の守山女子商業学校の敷地にあたる”と書かれています。
 ・『郷土の歴史 1982』p.31-56 (「名古屋飛行学校」) → 元教官の柴田氏の協力による「飛行場の位置と見取り図」や名古屋飛行学校の初期の生徒数や昭和10年以降の操作科や機関科の入学者の概数などの記述があります。なお、参考文献として『中日新聞三十年史 創業85年の記録』と『あいちの航空史』が挙げられていました。

(4)(3)の『郷土の歴史 1982』で参考文献として挙げられている資料を確認してみます。

 ・『中日新聞三十年史 創業85年の記録』p.185 → 小幡ヶ原の敷地の貸与など新愛知新聞との関係について書かれています。
 ・『あいちの航空史』p.60-67 (「名古屋飛行学校」) → 名古屋飛行学校のエピソードなどが比較的詳しく書かれており、名古屋飛行学校の開設が大正13年9月1日、閉鎖が昭和14年6月15日とあります。なお、“帝国飛行協会編『航空年鑑』昭和六年版には教職員として十二人の名”があるようですが、残念ながら当館では所蔵していませんでした。

(5)戦前の学校とのことでしたので書庫資料を縦覧したところ、次のような資料が見つかりました。

 ・『陸軍海軍民間飛行家独学受験志願入学立身法』p.204-208 (「全国民間飛行学校案内」) → 名古屋飛行学校の所在地、市内事務所、入学手続及退学、修業年限、休日、試験、卒業、修学諸費、賞罰
 ・『名古屋職業別電話帳 昭和11年度版』「其の他守山之部」p.117 → 名古屋飛行学校の校長の名前と電話番号
 
【追記:2015年2月27日】
『昭和二年航空デー』p.69-70
→学校の解説があり、皇族の視察、十数名の男女学生がいること、十余の飛行機を所有していたらしいことがわかります。
『守山区史』p.124-127
→解説、写真、飛行場見取図が掲載されています。
『もりやま 第32号』p.1-11「小幡ヶ原名古屋飛行学校(一)学校解説まで」
『もりやま 第33号』p.24-36「小幡ヶ原名古屋飛行学校(二)」
→多数の写真と参考文献が掲載されています。
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
大学.高等.専門教育.学術行政  (377 9版)
参考資料
(Reference materials)
『東春日井郡誌』 東春日井郡/[著] ブックショップ「マイタウン」 1987年
『六三制教育六十周年記念愛知県小中学校誌』 [愛知県小中学校長会/編] 愛知県小中学校長会 2008年 p.416
『愛知県小中学校誌 六三制教育四十周年記念』 愛知県小中学校長会/[編] 愛知県小中学校長会 1988年 p.339
『愛知県教育史 第4巻』 愛知県教育委員会/編 第一法規出版 1982年 p.746
『もりやま 第10号』 守山郷土史研究会/編集 守山郷土史研究会 1991年 p.110
『郷土の歴史 1982』 名古屋市立守山東中学校郷土クラブ/編集 名古屋市立守山東中学校郷土クラブ 1982年p.31-56
『中日新聞三十年史 創業85年の記録』 中日新聞社史編さん委員会/編集 中日新聞本社 1972年 p.185-186
『あいちの航空史』 中日新聞社/編 中日新聞本社 1978年 p.60-67
『陸軍海軍民間飛行家独学受験志願入学立身法』 箕輪香村/編 文憲堂書店 1931年 p.204
『名古屋職業別電話帳 昭和11年度版』 逓友協会/編 逓友協会 1936年 其の他守山之部p.117
『昭和二年航空デー』 帝国飛行協会 1927年 (口絵、p.69-70)
『もりやま 第32号』 守山郷土史研究会/編 守山郷土史研究会 2013年 (p.1-11「小幡ヶ原名古屋飛行学校(一)学校解説まで」)
『もりやま 第33号』 守山郷土史研究会/編 守山郷土史研究会 2014年 (p.24-36「小幡ヶ原名古屋飛行学校(二)」)
キーワード
(Keywords)
学校―名古屋市
写真-名古屋市
名古屋航空機械学校
名古屋飛行学校
守山東中学校
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
事実調査
内容種別
(Type of subject)
郷土
質問者区分
(Category of questioner)
社会人
登録番号
(Registration number)
1000100727解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
未解決
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