レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011年11月13日
- 登録日時
- 2012/01/27 02:00
- 更新日時
- 2012/04/20 16:30
- 管理番号
- 埼久-2011-087
- 質問
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解決
歌祭文の歴史や実際に歌われた内容などがわかる資料を探している。
- 回答
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以下の資料を紹介する。
1 歴史について
(1)事典
『日本大百科全書 9』(小学館 1986)
p918「祭文(さいもん)」の項に「歌祭文」の小項目あり。簡単な解説あり。
『演劇百科大事典 1』(平凡社 1960)
p264「うたざいもん 歌祭文」の項に簡単な解説あり。
『日本古典文学大事典』(明治書院 1998)
p102「歌祭文(うたざいもん)」「俗謡の一種。」として簡単な解説あり。
『日本歌謡辞典』(桜楓社 1985)
p44に簡単な解説あり。
(2)上記の参考文献など
『新訂増補 日本歌謡史』(五月書房 1978)
p837-849 第二節 歌祭文・歌念仏・歌説教 一歌祭文の項に祭文の起源、祭文の俗化、発生の経路、著名な作などについての記述あり。
『日本歌謡史』(春秋社 1926)
この資料は《国会図書館の近代デジタルライブラリー》で、閲覧可能。(http://kindai.ndl.go.jp/BIBibList.php 国会図書館 2011/11/10最終確認)
『仏教と民間芸能』(関山和夫著 白水社 1982)
p83-88 「四 語る芸能-1 祭文・江州音頭-祭文」に解説あり。
『岩波講座日本文学史 16 口承文学1』(岩波書店 1997)
p169-190「祭文語り (兵藤裕己著)」の項あり。
「近世日本芸能記」(黒木勘蔵 青磁社 1943)当館未所蔵のため、内容未確認。
(3)雑誌記事
《MAGAZINEPLUS》を〈歌祭文〉で検索すると、関連する4件の雑誌記事あり。
鷲尾星児著「歌祭文(特集:入門・近世音曲の世界-近世文学を読み解くために)」(『国文学 解釈と鑑賞 1989年8月』p104-105 至文堂 1989)
市川通雄著「『好色五人女』と歌祭文との関連について」(「文学研究 1986年6月」p20-29 日本文学研究会 1986)
高橋梵仙著「飢餓もの-「天保度仙台・盛岡両藩飢饉の歌・祭文」(飢饉伊呂波短歌・飢渇之物語祭文)(ほか)の解題と校訂」(「経済論集 1972年1月」p123-237 大東文化大学経済学会 1972)
「歌祭文の研究 諏訪春雄著」(「国語国文 1962年10月」(京都大学文学部、中央図書出版社 1962)
2 作品について
『近世文芸叢書 11 俚謡』(国書刊行会 1976)*明治45年刊の復刻
p188-210「色竹歌祭文揃」22篇の歌祭文が掲載されている。本書の緒言によれば「寛永享保年間京阪に於て盛に流行したる歌祭文を集めたるものにして享保年間京都に於て刊行せられたり。」とあり。
『日本歌謡集成 8』(髙野辰之著 東京堂 1942)
本文1-79 「一 新編歌祭文集」に55篇の歌祭文収録。本書解説によれば「色竹歌祭文」「当流さいもん揃」「歌祭文秘曲丸」等六種の祭文集などが基礎となっているとのこと。
『日本庶民生活史料集成 17』(三一書房 1972)
『日本の古典と口承文芸 日本文学研究資料叢書』(有精堂出版 1983)
CD「日本の放浪芸 語る芸-浪花節の源流」
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 詩歌 (911 9版)
- 参考資料
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- 『日本大百科全書 9』(小学館 1986)
- 『演劇百科大事典 1』(平凡社 1960)
- 『日本古典文学大事典』(明治書院 1998)
- 『日本歌謡辞典』(桜楓社 1985)
- 『新訂増補 日本歌謡史』(五月書房 1978)
- 『日本歌謡史』(春秋社 1926)
- 『仏教と民間芸能』(関山和夫著 白水社 1982)
- 『岩波講座日本文学史 16 口承文学1』(岩波書店 1997)
- 鷲尾星児著「歌祭文(特集:入門・近世音曲の世界-近世文学を読み解くために)」(『国文学 解釈と鑑賞 1989年8月』 至文堂 1989)
- キーワード
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- 歌祭文
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000100634