レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011/11/01
- 登録日時
- 2012/01/13 02:00
- 更新日時
- 2012/01/13 02:00
- 管理番号
- 1000000407
- 質問
-
解決
沖縄県内において、戦前から戦後にかけて使用されていた教科書等の所蔵はあるか。
- 回答
-
下記の資料を提供する。
『沖縄大百科事典 ケ?ト』(沖縄大百科事典刊行事務局 沖縄タイムス社 1983年)
p486 「尋常小学読本」
1898(明治31)年?1903(明治36)年にかけて沖縄県では「沖縄県用尋常小学読本」が使用されていた。1904(明治37)年から全国的に国定小学読本が使用されるようになり、沖縄でも1904(明治37)年から終戦にかけて全国共通の国定読本を使用。
『沖縄大百科事典 ア?ク』(沖縄大百科事典刊行事務局 沖縄タイムス社 1983年)
p777 「ガリ版刷り教科書」
1945(昭和20)年8月に米軍政府の指示で沖縄教科書編集所が設置され、教科書の編集が開始された。しかし1948(昭和23)年1月に資材・設備の不足により編集・配布ともに停止され、同年6月からは本土教科書を使うようになったとある。
『沖縄県用尋常小学読本 巻1?8』(文部省 文化評論社 1985年)
1897(明治30)年?1899(明治32)年にかけて各巻ごとに初版発行された全8巻を写真製板により復刻・合本したもの。
『文部省著作尋常小學讀本 一?八』(文部省 広島図書 1952年)
1903(明治36)年?1952(昭和27)年発行の教科書8冊の復刻版。
『日本教科書大系 1?27巻』(講談社 1978年)
修身、国語、地理、歴史、算数、理科、唱歌、図画、習字他の科目の教科書を、明治初年?昭和22年終戦後までの3期に分けてまとめている。(1期:明治初年?明治20年、民間と文部省が自由に教科書を発行。2期:明治20年頃?明治35年、検定制度実施期。3期:明治36?昭和22年国定教科書制度実施期。学年別・教科別に一種類の教科書が全国の小学校に供給された。)
『激動の沖縄百年 6巻』(佐久田 繁 月刊沖縄社 1981年)
戦前使われていた「尋常小学読本 巻一」と「尋常小学読本 巻六」の復刻版各1冊、戦後のアメリカ統治下で使用されたガリ版教科書の復刻版5冊(「よみかた」4冊と「沖縄歴史」1冊)。
『小學國語讀本 尋常科用 卷1?十二』(文部省 ノーベル書房 1981年)
1932(昭和7)年?1939(昭和14)年発行の教科書12冊の復刻版。
『教科書と沖縄教育』(西平 秀毅 沖縄時事出版 1982年)
1880(明治13)年の新教育開始から1945(昭和20)年の終戦までの間に、沖縄の小学校で使用した教科書の種類・内容・性格がまとめられている。
ネット情報として、
那覇市歴史博物館には、ガリ版教科書10冊が所蔵されている。同HPの書籍検索ページで検索。
http://www.rekishi-archive.city.naha.okinawa.jp/ (2011年10月31日現在)
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
-
- 1 沖縄大百科事典 中 ケ?ト 沖縄大百科事典刊行事務局∥編 沖縄タイムス社 1983.5 K03/O52/2 486
-
2 沖縄大百科事典 上 ア?ク 沖縄大百科事典刊行事務局∥編 沖縄タイムス社 1983.5 K03/O52/1 777 -
3 沖縄県用尋常小学読本 巻1?8 文部省∥編 佐藤 秀夫∥監修 文化評論社 1985.1 K375/O52/ -
4 文部省著作尋常小學讀本 一?八 文部省 広島図書 1952.6 375.9/MO24/1?8 -
5 日本教科書大系 近代編 第1?14巻 講談社 1978 X375.9/N77/1?14 -
6 激動の沖縄百年 6巻 佐久田 繁∥編 月刊沖縄社 1981.1 K206/G32/6 -
7 小学国語読本 巻1 文部省∥著 ノーベル書房 1981 X375.9/SH95/1 -
8 教科書と沖縄教育 西平 秀毅∥著 宜野座 嗣剛∥著 沖縄時事出版 1982.12 K375/N82/
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 書誌調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000099622