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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000098543
提供館
(Library)
島根県立図書館 (2110035)管理番号
(Control number)
島根参2008-05-007
事例作成日
(Creation date)
2008年05月11日登録日時
(Registration date)
2011年12月21日 10時28分更新日時
(Last update)
2012年06月08日 16時24分
質問
(Question)
静御前が歌った「しづやしづ しずのおだまきくりかえし むかしをいまに なすよしもがな」という歌の解釈について書かれた資料がみたい。
回答
(Answer)
当館所蔵資料を調査した結果、以下の資料を紹介。
資料2:「しづやしづ賤(しづ)のをだまき繰り返し昔を今になすよしもがな」があり、現代語訳として「静よ静よと繰り返し私の名を呼んでくださったあの昔のように懐かしい判官様の時めく世に今一度したいものよ」と記述がある。
資料3:【資料2】同様に、この和歌があり、解釈の記述もある。
資料4:この和歌について「これは『伊勢物語』に見える「古のしづのをだまき繰り返し 昔を今になすよしもがな」の古歌を踏まえたものである。「しづ」を自分の名の「静」にかけて、義経を恋い慕い、なんとかして昔を今にもどしたいという願望をあらわしたもの」と記述がある。
資料5:『伊勢物語』の「いにしへのしづのをだまき繰りかへし昔を今になすよしもがな」があり、現代語釈として、「昔、親しい語らいをし関係をもったことのあった女に、何年かたって(男が)、昔の織物の麻糸をつむいで巻きとった糸玉から次第に糸を繰り出すように、もう一度親しかった昔に時をまきもどして、あの楽しかった過去の日を現在にする方法があるといいなとしみじみ思うよ」と記述がある。
また、補説に、「この歌は「しづやしづ」と初句を換えて静御前が頼朝の前で義経を偲んで白拍子の舞を舞いつつうたった心意気を伝えて、有名である」とある。
回答プロセス
(Answering process)
(1) 【資料1】にあたり、この和歌の典拠資料をさがし(『吾妻鏡』『義経記』等)、その注釈付資料にあたる。→【資料2・3】

(2) 静御前と源義経の関係から、義経に関する資料からも調査。→【資料4】

(3) この歌が『伊勢物語』に見える古歌を踏まえたものという情報から、『伊勢物語』の注釈付資料にもあたる。→【資料5】

<参考として>
〔Wikipedia:静御前〕 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9D%99%E5%BE%A1%E5%89%8D (最終確認2012/6/8)
静御前・・・(生没年不詳)平安時代末期、鎌倉時代初期の女性。白拍子(遊女)。源義経の妾。
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
詩歌  (911 8版)
小説.物語  (913 8版)
参考資料
(Reference materials)
【資料1】 『典拠検索新名歌辞典』 中村 薫/編 久保田 淳/新訂,明治書院,2007.7 ※貸出禁止資料 (p315「しづやしず・・・」 R911.1/ナ07/)
【資料2】 『新編日本古典文学全集 62 義経記』 小学館,2000.1 (p368 918/シ/62 )
【資料3】 『義経記 現代語で読む歴史文学』 西津 弘美/訳,勉誠出版,2004.6 (p315~316 913.4/ギ04/ )
【資料4】 『歴史読本 05.6 源義経をめぐる女人たち 平家一門を彩った女人たち』 新人物往来社 (p149)
【資料5】 『伊勢物語 上 全訳注 講談社学術文庫 414』 阿部俊子/訳注,講談社,1979 (p137~139「32 しづのおだまき」 913.3/イ/1)
キーワード
(Keywords)
静御前
源義経
義経記
伊勢物語
吾妻鏡
源頼朝
苧環(おだまき)
和歌
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
質問者区分
(Category of questioner)
社会人
登録番号
(Registration number)
1000098543解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決