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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000097297
提供館
(Library)
埼玉県立久喜図書館 (2110009)管理番号
(Control number)
埼浦-2011-042
事例作成日
(Creation date)
2011年07月30日登録日時
(Registration date)
2011年11月30日 14時35分更新日時
(Last update)
2012年03月12日 23時21分
質問
(Question)
千鹿谷温泉など、埼玉県内の動物が登場する温泉伝説や「温泉と動物」に関わりがある民俗についての資料が知りたい。
回答
(Answer)
1 動物が登場する温泉伝説について下記の資料を紹介した。
『埼玉県伝説集成 分類と解説 上・自然編』
p333「井・清水・湯・渕・池・沼」の項に下記の湯の紹介されている。
p367 鳩の湯 秩父郡荒川村日野
「戦国時代、熊倉城主長尾意玄の家臣が鳩の浴するのをみて発見したという。」とあり。
参考文献として『中川村誌』『埼玉郷土辞典』があげられている。
p367-368 鹿の湯(その一) 比企郡滑川村上福田
「大同二年(807)熊野権現の蓮海という行者が、手負いの鹿の浴するをみて発見したという。」とあり。
p368 鹿の湯(その二)秩父郡荒川村白久
「昔、熊倉山の鹿が群集して、足の傷をなおしていたというのでその名がある。」とあり。
p368-369〈解説〉鳩の湯
「こうみてくると、鳩の湯の名のおこったのも戦国以後のころであろう。戦国のころは、長尾意玄(山内上杉の家宰)は熊倉城におって甲州勢と戦っているので、そのころは、ここは傷病者にとって病をいやす隠れ家でもあったとみられる。鹿の湯も同様であろう。なお秩父には鶴の湯という名の鉱泉がある。」とあり。

『埼玉郷土辞典 自然編 』
p170 鹿の湯
「昔、鹿がこの水にひたって傷をなおしていたので、この名がある。」とあり。
鳩の湯の項目に名前の由来はなかった。
p236 鶴の湯
「肌ざわりがぬるぬるするので鶴の湯という。」という由来あり。動物との関連については記述なし。

『秩父自然科学博物館研究報告 第16号』
p9 鹿の湯(写真の掲載あり)
「創業は古く今から50年前、鹿が傷を癒していたのを見て開いたという。」とあり。
鳩の湯、鶴の湯の由来の記述はなかった。

『埼玉県鉱泉調査報告』
p19 鹿の湯(荒川村白久)
「創業は古く今から250年前、鹿が傷を癒していたのを見て開いたという。」とあり。
鳩の湯、鶴の湯の由来の記述はなかった。

『関東周辺ゆったりごくらく日帰り温泉ガイド ブルーガイドニッポン』
p128 鳩の湯(秩父・日野温泉)
「戦国の代、傷兵が2羽の鳩に導かれて、傷を癒したと伝えられる効能高い温泉で、(攻略)」とあり。

『埼玉県秩父郡誌 復刻版』(原著刊行大正14年)
p30-31 大指(おほざす)ノ湯 (所在地)横瀬村字根古屋
「大指ノ湯は元鳩ノ湯と稱す。明治六年現名に改む。其の開創は元祿年間にあり。或る日鳩一羽飛び來り此の泉に浴し十餘日を經れども去らず。里人之を見て負傷を治療する爲めなるべしとす。」とあり。
鹿ノ湯 (所在地)白川村大字白久 
「鹿ノ湯は今を距る二百餘年前、附近の山中を徘徊する鹿が時々其の地に會集するにより發見し、現名を、命ぜしなりと云ふ。」とあり。
鳩ノ湯 (所在地)中川村大字日野
「鳩ノ湯は長尾意玄入道の部下の負傷兵が鳩に導かれ戦傷を治療せしより命名せられしなりと。」とあり。

『埼玉の伝説』
p24-27 「シカの湯-比企郡滑川村」に蓮海というお坊さんが、傷ついた鹿がお湯につかっているのを見て発見したという伝説が掲載されており、「今ではすたれて、すっかりあれ地になっています」との記述あり。

『中川村誌』
p13-14 鉱泉の項目に、鳩の湯の湧出量や効能についての記述があるが、由来についての記述なし。

『温泉大百科 2 湯けむりの里』
p79 日野温泉(秩父郡荒川村日野)
「秩父鉄道の武州日野駅周辺に数軒の宿が固まる日野温泉は、白バトの導きによって発見されたと伝える鳩の湯を老舗に、コイ料理に定評がある。」とあり。

『秩父の伝説 語り継ぐふるさとへの想い』
p69 秩父に温泉が湧かない話(秩父市下影森)
『秩父の民話と伝説 民話・伝説・昔話 下』『秩父路の民話 四季の彩』にも秩父に温泉が湧かない由来についての伝説が記載されている。

2 千鹿谷温泉の名前の由来について書いてある資料は見つからなかった。
『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』
p555右 千鹿谷鉱泉〈吉田町〉
「千荷谷・千萱(新編武蔵)とも書かれる。秩父七湯の1つ。秩父郡吉田町大字上吉田字千鹿谷にある鉱泉。」とあり。

『埼玉県秩父郡誌 復刻版』(上掲資料)
鉱泉の項に、千鹿谷鉱泉(所在地)上吉田村大字上吉田字千鹿谷が掲載されているが、主要な効能を紹介するのみで、由来はなし。

『温泉大百科 2 湯けむりの里』(上掲資料)
p79、p109 千鹿谷温泉(秩父郡吉田町上吉田)は掲載されているが、場所と効能の紹介のみ。

『埼玉県の地名 日本歴史地名大系 11』
「千鹿谷鉱泉」「鹿の湯」「大指鉱泉」「鳩の湯」は掲載されているが、由来はなし。
回答プロセス
(Answering process)
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
伝説.民話[昔話]  (388 9版)
参考資料
(Reference materials)
『埼玉県伝説集成 分類と解説 上・自然編』(韮塚一三郎編著 北辰図書出版 1973)
『埼玉郷土辞典 自然編 』(埼玉新聞社出版部 1969)
『秩父自然科学博物館研究報告 第16号』(秩父自然科学博物館 1971)
『埼玉県鉱泉調査報告』(埼玉県衛生部 1965)
『関東周辺ゆったりごくらく日帰り温泉ガイド ブルーガイドニッポン』(ブルーガイド編集部編集 実業之日本社 1998)
『埼玉県秩父郡誌 復刻版』(秩父郡教育会編 千秋社 1992) 
『埼玉の伝説』(埼玉の伝説刊行会、埼玉県国語教育研究会編 日本標準 1979)
『中川村誌』(中川尋常高等小学校〔編〕 〔埼玉県立浦和図書館(製作)〕 1985)
『温泉大百科 2 湯けむりの里』(ぎょうせい 1988)
『秩父の伝説 語り継ぐふるさとへの想い』(秩父の伝説編集委員会編 秩父市教育委員会 2007)
『秩父の民話と伝説 民話・伝説・昔話 下』(山田英二編 有峰書店 1976)
『秩父路の民話 四季の彩り』(市川栄一文 池原昭治絵 さきたま出版会 1994)
キーワード
(Keywords)
温泉-秩父郡
伝説-埼玉県
千鹿谷鉱泉(チガヤコウセン)
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
郷土
質問者区分
(Category of questioner)
個人
登録番号
(Registration number)
1000097297解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決