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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000097270
提供館
(Library)
埼玉県立久喜図書館 (2110009)管理番号
(Control number)
埼熊-2011-122
事例作成日
(Creation date)
2011年09月07日登録日時
(Registration date)
2011年11月29日 17時08分更新日時
(Last update)
2012年03月01日 18時09分
質問
(Question)
下記の期間に役職について者の氏名・在職期間・巡察区域を知りたい。
寛文5年11月1日(1665年)-文久元年11月17日(1862年)の期間の盗賊改
天和3年1月23日(1683年)-文久元年11月17日(1862年)の期間の火付改
回答
(Answer)
火付盗賊改は、幕末の文久二年(1862年)以前は専任の役ではなく、先手頭(先手弓頭・先手鉄炮頭)や持頭(持弓頭・持筒頭)からの加役であり、もとは一つのものではなく盗賊改・火付改・博奕改と個別の職であったようである(『国史大辞典 11』より)。
盗賊改・火付改についた者の名前と就任日について記述のあった「柳営補任」と、在任者の一覧を見ることができる「火付盗賊改補任表(抄)」、関連資料として武鑑を紹介した。

巡察区域は安永2年から定められるようになったため(『江戸幕府大事典』より)、在任者について巡察区域のわかる資料は見つからなかった。

◆「柳営補任」
『大日本近世史料 〔7〕3 柳営補任 3』(東京大学史料編纂所編 東京大学出版会 1983)
p1-82「柳営補任 巻之拾 先手」あり。
「火附盗賊改加役」として、氏名・任命日(すべてではないが辞職日の記述あり。)「先手」「先手弓頭」「先手鉄炮頭」など、役職ごとに分かれて記述あり。

『大日本近世史料 〔7〕2 柳営補任 2』(東京大学史料編纂所編 東京大学出版会 1983)
「柳営補任 巻之八」p217-238「御持弓頭・同 筒頭」あり。数ヵ所「火盗加役」の記述あり。

◆「火付盗賊改補任表(抄)」
『江戸の名奉行』(丹野顯著 新人物往来社 2008)
p336-339「火付盗賊改補任表(抄)」あり。寛文5年-慶応2年までの「火付盗賊改」氏名、在任期間、本役、後職が一覧になっている。ただし「抄」とある。
出典は、巻末の「主要参考文献」の「基本史料」にある文献ではないかと思われるが、この部分にどの史料を使用したのかは不明。

◆武鑑
『江戸幕府役職武鑑編年集成』(深井雅海、藤実久美子編 東洋書林 1996-1999)
質問の年代は1-33巻が該当。影印版。未調査。
※文化・文政期分は活字になった武鑑あり。

『文化武鑑 編年江戸武鑑』(柏書房 1981-1982)
役職編(2・4・6巻)と大名・役職編(7巻)の役職名検索目次に〈盗賊並火付御改〉あり。
該当のページに氏名と就任年月と地名あり。地名は他の役にも記されているので、巡察区域ではなく、居住地ではないかと思われる。

『文政武鑑 編年江戸武鑑』(柏書房 1982-1995) 役職編(2・4巻)の役職名検索目次に〈盗賊並火付御改〉あり。上記と同様。役職編は文政8年まで。
回答プロセス
(Answering process)
火付改・盗賊改について記述のあった資料
『江戸時代の制度事典』(大槙紫山著 歴史図書社 1973)
p364-351「火附盗賊改」の章に、「寛文6年に始めてこれを置き、御持筒之頭と先手頭とから出役させたが、元禄12年に一旦廃し、同15年に復活せしめて此度は先手頭のみの出役とした。」とあり。

『江戸幕府大事典』(大石学編 吉川弘文館 2009)
p359〈火附盗賊改〉の項に、「享保三年(1718年)には火附改・盗賊改・博奕改という従来の三分が改められ火附盗賊改となった。
再興以後は先手頭のみが就任した。安永二年(1773)十一月には江戸の巡察区域の分担が定まった。」とあり。

『江戸幕府役職集成』(笹間良彦著 雄山閣出版 1983)
p342-346「盗賊火付改」の章あり。「一年勤務という建前から、盗賊火付改役の御役所というのは別に定まっておらず、自分の屋敷が御役所であった。
しかし、この役を拝命したものは一年だけ勤めるものは少なく、辞令は毎年受けても長期間勤めるので、だいたい御先手頭の内の誰かの屋敷が御役所となるのであまり変更は少なかった。」とあり。

『図説・江戸町奉行所事典』(笹間良彦著 柏書房 1991)
p283-286「火付盗賊改」の章あり。変遷について詳しい記述がある。

『〈火付盗賊改〉長谷川平蔵99の謎』(楠木誠一郎著 二見書房 1994)
p73-74「火付盗賊改は全部で何人いた?」に「火付盗賊改の役職の変遷は複雑なので、何をもって始まりとし、何をもって終わりとするか、衆目の一致する意見はない。
ただし、参考とすべき史料はいくつかある。」として、史料の紹介あり。

『江戸ばなし 8 捕物の世界』(三田村鳶魚著 青蛙房 1957)
p165-242「火付盗賊改」の章に火付盗賊改の役についた人物についての記述多数あり。一覧表はなし。
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
法制史  (322 9版)
参考資料
(Reference materials)
『大日本近世史料 〔7〕3 柳営補任 3』(東京大学史料編纂所編 東京大学出版会 1983)
『大日本近世史料 〔7〕2 柳営補任 2』(東京大学史料編纂所編 東京大学出版会 1983)
『江戸の名奉行』(丹野顯著 新人物往来社 2008)
『江戸幕府役職武鑑編年集成』(深井雅海、藤実久美子編 東洋書林 1996-1999)
『文化武鑑 編年江戸武鑑』(柏書房 1981-1982)
『文政武鑑 編年江戸武鑑』(柏書房 1982-1995)
キーワード
(Keywords)
法制史-日本-江戸時代-人名辞典
火付改
盗賊改
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
質問者区分
(Category of questioner)
図書館
登録番号
(Registration number)
1000097270解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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