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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000089472
提供館
(Library)
埼玉県立久喜図書館 (2110009)管理番号
(Control number)
埼熊-2011-043
事例作成日
(Creation date)
2011/05/08登録日時
(Registration date)
2011年08月03日 02時00分更新日時
(Last update)
2011年09月27日 19時19分
質問
(Question)
1 「槐多の歌へる」p210日記(1915年(大正4年)5月)で、槐多が図書館に行ったことを記している。1906年に上野に建った帝国図書館と考えられるが、他に近くに図書館があったのか。
2 当時帝国図書館にあった旅行案内とはどのようなものか。
回答
(Answer)
1 村山槐多が通ったとされる図書館は、帝国図書館と思われる。
参考までに1915年頃の図書館の所在について記述のある、以下の資料を紹介した。

『村山槐多』(草野心平著 日動出版部 1976)
p134「その他は京都一中時代からの習慣で上野の図書館に通って読書した。」とあり。

『近代日本図書館の歩み 本篇』(日本図書館協会編集 日本図書館協会 1993)
p224「東京市立図書館」の項に、
「1902年、東京市九段に設立された私立大橋図書館が市民に非常によく利用された。」
「1915年、守屋らは、市内19の独立館を日比谷図書館を中心とする図書館網に組織・・・」とある。

『深川図書館100年のあゆみ 』(東京都江東区教育委員会 2009)
p10「深川図書館開館より前、東京市内で一般の人たちが利用できた図書館は、当時3大図書館とされていた帝国図書館(現・国立国会図書館)、私立大橋図書館(現・三康図書館)および東京市立日比谷図書館だけでした。」
p16 1915年4月19館体制スタート。
p17「東京市立図書館一覧 自大正4年至大正5年」
小学校の校舎を利用した簡易図書館を含む19館の場所の分布図あり。
(日比谷・深川・一橋・外神田・日本橋・京橋・月島・三田・麻布・氷川・四谷・牛込・小石川・本郷・台南・浅草・本所・両国・中和)
p17「市立図書館と其事業」第1号(大正10年10月)
東京市立図書館の館名 20館あり。

2 《近代デジタルライブラリー》を書名〈旅行案内〉出版年〈~1915〉で検索した結果ヒットする22件と、それらの1915年ころの帝国図書館の所蔵が確認できる、以下の目録を紹介した。
『帝国図書館和漢図書書名目録 3』(帝国図書館編 汲古書院 1983)
(1913(大正2)刊の縮刷補訂版。 明治33.1~44.12増加図書を収録)
『いづも・いわみ・おき旅行案内』『夏季旅行案内』『京畿地方修学旅行案内』『西比利亜鉄道旅行案内』『避暑漫遊旅行案内』『避暑旅行案内』『旅行案内』の記述あり。
『帝国図書館和漢図書書名目録 4』(帝国図書館 1936)
(明治45.1~大正15.12増加図書を収録)
『京都及附近修学旅行案内』『鉄道旅行案内』の記述あり。
回答プロセス
(Answering process)
1 村山槐多について書かれた資料から、図書館についての記述を調査する。
また、東京都の図書館の歴史について書かれた資料を調査する。
『ライブラリーデータ 98/99』(教育書籍 1998)
図書館の設立年記載あり。
田端に下宿ということから、北区のページを見るも、当時設立されていた館なし。
p149「江東区立深川図書館」1909年設立。
「日比谷図書館に次ぐ2番目の東京市立図書館としてスタート」
p162「中央区立月島図書館」1912年設立。
「中央区立京橋図書館」1910年設立。
p163「中央区立日本橋図書館」1909年設立。

『東京都公立図書館略史 1872-1968』(東京都立日比谷図書館編 東京都立日比谷図書館 1969)
p6-20 明治後期から大正初期にかけての図書館設立に関する経緯の記述あり。
p6 市立図書館閲覧統計大正2年に17館の統計あり。出典は「東京市立図書館一覧」大正3年
p13 東京市立図書館年刊利用者数大正7年に19館の統計あり。出典は「東京市立図書館一覧自大正7年至大正8年」

雑誌『名著サプリメント 4-6』(名著普及会 1991.8)
p34-35「大橋図書館のこと」に、大橋図書館の紹介あり。

東京都立図書館webサイト「東京都立図書館の概要・沿革」
http://www.library.metro.tokyo.jp/15/15600.html  2011/07/07最終確認)
「明治41(1908)年に開館した東京市立日比谷図書館に端を発します」
大正4(1915) .3 東京市立図書館館則及び同処務規程改正、日比谷図書館を中心とする東京市立図書館体制成立(19館)

三康図書館(旧大橋図書館)について 沿革
http://www.f2.dion.ne.jp/~sanko/sankotoshokan.html  2011/07/07最終確認)

その他調査資料
『東京百年史 4』(東京百年史編集委員会編 ぎょうせい 1979)
p607-612 大正10年当時の東京府の図書館に関する記述あり。
『明治大正東京散歩』(人文社 2003)
『東京都の図書館 23区編』(東京堂出版 2000)
『東京都立図書館100周年記念』(東京都立中央図書館 2008)
『国立国会図書館百科』(出版ニュース社 1988)
『上野図書館八十年略史』(国立国会図書館支部上野図書館編 1953)
『国立国会図書館五十年史 本編』(国立国会図書館 2001)
『近代日本公共図書館史年表 1867-2005』(日本図書館協会 2009)

2 当時帝国図書館にあった旅行案内について
《近代デジタルライブラリー》を書名〈旅行案内〉出版年〈-1915〉をキーワードに検索する。
ヒットした22件について、1915年頃の帝国図書館の所蔵を調査する。
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
図書館.図書館情報学  (010 9版)
参考資料
(Reference materials)
『村山槐多』(草野心平著 日動出版部 1976)
『近代日本図書館の歩み 本篇』(日本図書館協会編集 日本図書館協会 1993)
『深川図書館100年のあゆみ 』(東京都江東区教育委員会 2009)
『帝国図書館和漢図書書名目録 3』(帝国図書館編 汲古書院 1983)
『帝国図書館和漢図書書名目録 4 全3巻』(帝国図書館 1936)
キーワード
(Keywords)
村山 槐多 (ムラヤマ カイタ)
帝国図書館
図書館-日本-歴史
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
事実調査
内容種別
(Type of subject)
人物
質問者区分
(Category of questioner)
個人
登録番号
(Registration number)
1000089472解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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