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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000089349
提供館
(Library)
名古屋市鶴舞中央図書館 (2210001)管理番号
(Control number)
名古屋市鶴-2011-022
事例作成日
(Creation date)
2011年06月30日登録日時
(Registration date)
2011年07月29日 14時22分更新日時
(Last update)
2011年09月06日 13時50分
質問
(Question)
名古屋の寺子屋の歴史について知りたい。
回答
(Answer)
以下の資料が参考になります。

・『愛知県教育史 [別冊] 愛知県寺子屋一覧』(第一法規出版 1982年)→愛知県の市区町村別に寺子屋の所在地(明治初村名・現在名)・名称・師匠氏名・身分・開業期・廃業期・寺子数(うち女子数)・教育内容が一覧になっています。(寺子屋の合計4,090)

・『日本教育史資料 8』(文部大臣官房課 1892年)→愛知県の区郡別に私塾・寺子屋の名称・学科・所在地・開業・廃業・男女教師・男女生徒・(隆盛年代)・調査年代・身分・(塾主氏名)・習字師氏名が一覧(私塾寺子屋表)になっています。(寺子屋の合計973)

・『愛知県の教育史』(思文閣出版 1983年)→『愛知県教育史 [別冊]』と『日本教育史資料 8』の寺子屋一覧を集計した表があるほか、これらの資料などに基づき愛知県の「寺子屋の推移」・「師匠と寺子たち」・「学習内容」・「寺子屋の具体例」についてまとめられています。

・『新修名古屋市史 第4巻』(名古屋市 1999年)→「寺子屋と往来物」として上記の愛知県寺子屋一覧から名古屋の寺子屋の開設状況などをまとめた解説と「名古屋往来」(寺子屋用の教科書)について書かれています。

・『愛知県教育史 第2巻』(第一法規出版 1982年)→近世の愛知県の「寺子屋の教育」について書かれています。

・『日本庶民教育史 [下]』(目黒書店 1929年)→「愛知県」の記述と「中部地方の統計的概括」があります。
回答プロセス
(Answering process)
(1)郷土資料の教育の分野の棚をあたってみると、すぐに『愛知県教育史 [別冊]』の背の標題「愛知県寺子屋一覧」が目にとまりました。同書の凡例によると“「維新前寺子屋私塾一覧」(愛知県教育会編・昭和5年)・「愛知県史」・「名古屋市史」・各「郡市町村史」および実地採訪の史料により作成”され、“「私塾」・「家塾」と措定されるものは除外”されています。一覧のほかに寺子屋についての資料がないかと『愛知県教育史』の本編の目次を見ていくと、第2巻に「寺子屋の教育」がありました。

(2)改めて寺子屋について『国史大辞典』で調べてみると、近世から近代初頭にかけて本格的に普及した庶民の子どものための教育機関で、寺子屋の初期は室町時代後期の16世紀前半にまでさかのぼるようです。この情報をもとに『名古屋市史』などにも資料がないかと探してみると、『新修名古屋市史』の第4巻に「寺子屋と往来物」がありました。

(3)また、『国史大辞典』には約4頁におよぶ記述があり、“文部省が明治16年(1883)より数年をかけて全国的に調査して刊行した『日本教育史資料』が収載する寺子屋関係記録”をもとに「寺子屋開業の情勢」などが表にまとめられているほか、参考文献として『日本庶民教育史』(乙竹岩造)・『日本庶民教育史』(石川謙)・『藩校と寺子屋』(石川松太郎)が挙げられています。これらの資料のうち所蔵のあるものについて内容を確認してみると、『日本教育史資料 8』に「私塾寺子屋表」が、『日本庶民教育史』(乙竹岩造/著 1929年)の下巻に「愛知県」の記述と「中部地方の統計的概括」がありました。なお、『『日本教育史資料』の研究』の「藩校別事項索引」により、『日本教育史資料』には名古屋(藩)についての「府県取調」・「藩主取調」・「郷学」・「学舘記」の記述があることがわかります。

(4)『国史大辞典』の寺子屋の記述の執筆者が「石川松太郎」とあることから、その著作について当館のOPACで調べてみると『愛知県の教育史』があり、同書には『日本教育史資料』と『愛知県教育史 [別冊] 愛知県寺子屋一覧』の寺子屋についてまとめた「市・郡別寺子屋数」・「寺子屋設置者の身分構成」がありました。その他、同書には「私塾一覧」・「名古屋市内私・家塾付加表」・「県下私学変遷一覧」や愛知県における教育史の参考文献についてまとめられています。
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
教育史.事情  (372 9版)
参考資料
(Reference materials)
『愛知県教育史 [別冊] 愛知県寺子屋一覧 復刻版』 愛知県教育委員会/編 第一法規出版 1982年
『愛知県教育史 第2巻 復刻版』 愛知県教育委員会/編 第一法規出版 1982年 p.1-142
『国史大辞典 9』 吉川弘文館 1988年 p.918-921
『新修名古屋市史 第4巻』 新修名古屋市史編集委員会/編集 名古屋市 1999年 p.676-684
『日本教育史資料 8』 文部大臣官房報告課 1892年 p.401-460
『日本庶民教育史 [下]』 乙竹岩造/著 目黒書店 1929年 p.44-78,241-256
『『日本教育史資料』の研究』 日本教育史資料研究会/編 玉川大学出版部 1986年 p.525
『愛知県の教育史 (都道府県教育史)』 吉永昭/著 石川松太郎 津田秀夫/監修 思文閣出版 1983年 p.102-135,276-307
キーワード
(Keywords)
教育―名古屋市
学校―名古屋市
寺子屋
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
郷土
質問者区分
(Category of questioner)
社会人
登録番号
(Registration number)
1000089349解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決