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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000088959
提供館
(Library)
石川県立図書館 (2110016)管理番号
(Control number)
20110715/623
事例作成日
(Creation date)
2011年07月15日登録日時
(Registration date)
2011年07月24日 16時46分更新日時
(Last update)
2011年07月24日 16時47分
質問
(Question)
加賀藩前田家の先祖、天穂日命から前田利家公までに代々の姓名を教えてほしい。
回答
(Answer)
 前田育徳会所蔵(前田家に伝来した)史料を使って著された『前田利家』(菊池紳一著 新人物往来社 2002.12)p71~82には「前田氏の出自-系図類の紹介」という項目があります。
 天穂日命ということは「菅原氏」を念頭におかれていらっしゃるようですが、この『前田利家』によると、「前田氏はもともと本姓を藤原と称していた。・・・ついで利家・利長の時には秀吉から与えられた羽柴姓と豊臣姓を名乗り、慶長十年(1605)五月に利常が徳川氏から松平姓を与えられてからは源姓を名乗った。しかし三代利常は寛永末年から積極的に菅原道真の後裔と称して菅原姓を主張するようになる。」とあり、「さて文庫には、この前田氏の出自に関して、江戸時代に編纂された前田家の系図がいくつか残るが、最も古いものは、「寛永諸家系図伝」に関わるものである。」とあります。

(1)「寛永諸家系図伝」の記述については、『日光叢書寛永諸家系図伝6』(日光東照宮社務所編纂 日光東照宮社務所 1991.12)p14より前田氏の系図が掲載されており、前文に菅原姓を名乗る理由として、以下の通り記載されています。(但し、菅原家から前田家に至る分の系図はありません。)
「菅丞相之後胤也、菅丞相在筑紫生二子、兄曰前田、弟曰原田、其後前田氏来尾州為住人」

(2)さて、上記『前田利家』では、前田家に残る利家以前の記載のある系図として、以下を紹介しています。
a.おそらく前田綱紀の時、天和2年(1682)に家臣の村井家から献上された「前田家譜」
こちらは全文が同書に収録されています。系図の最初から利家に至る直系の人物のみを記載すると以下の通りです。
某(前田孫四郎、又左衛門)-某(前田又左衛門)-某(孫四郎)-某(又左衛門)-利春(前田縫之助)-利家
b.第13代前田斉泰の頃(文化文政頃か)に編纂された「前田御家譜」と題する系図
これは、古代の菅原氏系図に繋ぐ形で作成されており、「『尊卑分脈』所収の菅原系図に輔正の子として忠貞が記されているが、忠貞の二男仲章(『尊卑分脈』には見えない)の子孫とされる。仲章は「前田尾張守、従五位下、寛治元丁卯三月十三日卒、七十歳」であったという。寛治元年は西暦一〇八七年にあたり、もとより信憑性がある記事ではない。」とされ、系図自体の全文引用はありません。「仲章から数えて十五代目の仲光は前田又四郎と称し、応永二十年(1413)二月二十八日に没したという。その孫に忠治(あるいは利治、前田又左衛門尉、縫殿助)がいる。これ以降を左に示そう。」と忠治以降の系図を掲載しています。このうち利家に至る直系のみを拾うと次の通りです。
忠治(利治)-仲利-利成-利春-利家

なお、『尊卑分脈』の菅原氏の系図は、『国史大系 第60巻下 新訂増補 尊卑分脈 第4篇』(黒板勝美編輯 国史大系編修会編輯 吉川弘文館 1967)p57~(他にも数種の刊本があります)に収録されています。

(3)また、富山県立図書館古絵図・貴重書ギャラリーに「前田宗家祖先略系図」という名前の資料が掲載されています。
http://www.lib.pref.toyama.jp/gallery/collection/intro.aspx?isnvmngcd=1:2865  確認日:2010-07-16)。
この「前田宗家祖先略系図」より前田利家に至る直系の人物のみを拾っていくと以下の通りになります。
宇庭(天穂日命之苗裔野見宿禰十世之孫)-清公-是善-道真-在躬-輔正-忠貞-仲章-仲国-仲房-仲行-行忠-忠房-忠光-忠俊-仲俊-忠隣-忠親-親房-忠章-忠充-仲光-仲廣-仲治-仲利-利忠-重利-利成-利昌(利春)-利家
なお、忠貞までにいたる菅原家の系図が『尊卑分脈』とは異なっています。
回答プロセス
(Answering process)
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
個人伝記  (289 9版)
参考資料
(Reference materials)
『前田利家 図説』菊池紳一著 新人物往来社 2002.12 (K288.5/1054)
、『日光叢書寛永諸家系図伝6』(日光東照宮社務所編纂 日光東照宮社務所 1991.12 (288.2/43/6)
『国史大系 第60巻下 新訂増補 尊卑分脈 第4篇』(黒板勝美編輯 国史大系編修会編輯 吉川弘文館 1967 (210.08/98/60-2)
山県立図書館古絵図・貴重書ギャラリー「前田宗家祖先略系図」( http://www.lib.pref.toyama.jp/gallery/collection/intro.aspx?isnvmngcd=1:2865 ) (確認日:2010-07-16)
キーワード
(Keywords)
前田利家
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
事実調査
内容種別
(Type of subject)
郷土
質問者区分
(Category of questioner)
社会人
登録番号
(Registration number)
1000088959解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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