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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000088336
提供館
(Library)
埼玉県立久喜図書館 (2110009)管理番号
(Control number)
埼熊-2011-001
事例作成日
(Creation date)
2011/01/04登録日時
(Registration date)
2011年07月12日 02時01分更新日時
(Last update)
2011年08月14日 12時14分
質問
(Question)
以下の人物について経歴・職歴を知りたい。
①大島民五郎 ②溜ヶ谷繁太郎 ③松下周吉 ④上原熊吉
⑤根岸喜三 ⑥若松石五郎(由夫氏は4代目子孫) ⑦山田市太郎
①~④の4人は煉瓦職人で、明治4年(1871)頃、富岡製糸場建設に必要な煉瓦を焼くかまどを造成した人達らしい。
⑤~⑦の3人は瓦屋の親方で、①~④と同時期に深谷から群馬県甘楽町に行き、瓦や煉瓦の焼き方について指導を行ったらしい。
回答
(Answer)
名前だけは確認できたが、経歴等まで記述されている資料は見つからなかった。
以下の経過を報告した。

深谷市の歴史資料
『深谷市史 全』(深谷市史編纂会編 深谷市 1969)
p961「煉瓦製造」の章に⑤根岸喜三、⑥若松石五郎(「若松一族」とのみ)の名前が見られる記述あり。

ここで参照されている『藍香翁』は貴重書(尾高惇忠の伝記)。
現代口語文に書き改められている『新藍香翁』(塚原蓼洲原著、吉岡重三現代文訳 青淵渋沢栄一記念事業協賛会・八基公民館建設推進協議会 1979)を確認、富岡製糸場に関する章を見るが、質問の人物については記述なし。

富岡製糸場関連(地方史を含む)
『富岡製糸場誌 上・下』(富岡製糸場誌編さん委員会編 富岡市教育委員会 1977)
上巻のp21「建築諸資材の調達」に煉瓦の調達に関する記述あるが、質問の人物については、上記の『深谷市史』p961の記述が引用されているのみ。
上巻の資料編p263-266 資料64「焼揚」に①大島民五郎、②溜ヶ谷繁太郎、③松下周吉、④上原熊吉の名がみえるが、質問者が持っていたコピーとほぼ同内容で、略歴のわかる記述はなし。
下巻には関連する記述見つからず。

『旧富岡製糸場建造物群調査報告書』(富岡市教育委員会 2006)
名前は見つからなかったが、関連する記述が次の箇所にあり。
 
橋本実「渋沢栄一と地方における殖産興業の一展開-日本煉瓦工場を中心に-」(『埼玉地方史 31号』p46-47)
*平成4年度埼玉県地域研究会発表大会要旨
質問の人物の名前はないが、関連する記述あり。「官営工場第一号である富岡製糸場は、フランス人技師ブリューナの指導のもとに建設された。煉瓦積みの洋風建築工場であるが、使用された煉瓦は郷里から連れて行った瓦職人が焼いたものである。」
 
『甘楽富岡史帖 みやま文庫 124』(今井幹夫著 みやま文庫 1992)
p114 富岡製糸場建設資材の調達に関する記述あり。
p207富岡製糸場の煉瓦と焼成責任者の韮塚直次郎、瓦職人の根岸繁太郎・喜造、笹森稲荷神社に関する記述あり。
ここで紹介されている 「甘楽産業叢談」は当館所蔵なし。
 
『富岡史』(富岡史編纂委員会編 名著出版 1973)
p718-〈煉瓦〉の節に「根岸喜三」の名があり。

『尾高惇忠』(荻野勝正著 さきたま出版会 1984)
p227-239〈24 富岡製糸場の建設〉
富岡製糸場の建設までの経緯が詳述されている。しかし、瓦職人については「依頼を受けた韮塚直次郎は、ただちに深谷宿、明戸村、新会村の瓦製造の職人を呼びよせ、ブリューナから直接煉瓦の製造法を聞き、試作を重ねてついに完成した。」とあるが、氏名等の記述はなし。

『埼玉史談 20巻1-4号』
建設までの経緯については1・2号に詳しい。(瓦職人の氏名等はなし)
加藤安雄著「富岡製糸場の創立と埼玉県人の貢献度」(『埼玉史談 20巻1』p9-17 埼玉県郷土文化会 1973)
まえがき・創立の経緯・外国技術の導入・富岡への決定と尾高惇忠・製糸場取扱方法

加藤安雄著「富岡製糸場の創立と埼玉県人の貢献度(2)」(『埼玉史談 20巻2』p9-18 埼玉県郷土文化会 1973)
創業の苦心・製糸場の完成まで

加藤安雄著「富岡製糸場の創立と埼玉県人の貢献度(3)」(『埼玉史談 20巻3』p32ー41 埼玉県郷土文化会 1973)
工女募集の苦心と諭告書・工女郷貫について

加藤安雄著「富岡製糸場の創立と埼玉県人の貢献度(4)」(『埼玉史談 20巻4』p5-11 埼玉県郷土文化会 1974)
繰業開始・埼玉乾繭室の寄禍・おわりに

煉瓦・瓦の歴史関連
『日本窯業史総説 1 セメント・耐火煉瓦・硝子』(大日本窯業協会編 柏書房  1991)
『日本煉瓦100年史』(日本煉瓦製造株式会社社史編集委員会編 日本煉瓦製造 1990) 
『日本煉瓦史の研究』(水野信太郎著 法政大学出版局 1999)
p39-42「7.2 仏人バスチャンと韮塚直次郎と根岸喜三兄弟ほか」に根岸喜三、若松一族、山田某の氏名のみの記述と氏名が刻印された煉瓦の図版あり。

熊倉一見著「関東における近代赤煉瓦生産の展開とホフマン式輪窯」(『考古学ジャーナル 2008年3月』 ニューサイエンス社)
p22「富岡製糸工場建築では、4年12月、横須賀製鉄所へ招聘されていたフランス人技師バスチャンが、地元明戸村の瓦師韮塚直次郎を技術指導し製造している」とあり。
回答プロセス
(Answering process)
調査済み資料
『深谷町誌』(山口平八編 臨川書店 1987(初版は昭和12年))
『深谷市史 追補篇』(深谷市史編さん会 深谷市編 深谷市 1980)
『上野国郡村誌 8 甘楽郡(1)』(群馬県文化事業振興会 1983)
『上野国郡村誌 9 甘楽郡(2)』(群馬県文化事業振興会 1983)
p112-119「上野国甘楽郡福島町」稲荷社の記述があるのみ。
『群馬県北甘楽郡史』(本多亀三著 仲善会  1971)
『人物レファレンス事典 郷土人物編』(日外アソシエーツ編集部編 日外アソシエーツ 2008)
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
繊維工学  (586 9版)
参考資料
(Reference materials)
『深谷市史 全』(深谷市史編纂会編 深谷市 1969)
『富岡製糸場誌 上・下』(富岡製糸場誌編さん委員会編 富岡市教育委員会 1977)
『旧富岡製糸場建造物群調査報告書』(富岡市教育委員会 2006)
『埼玉地方史 31号』(埼玉県地方史研究会)
『甘楽富岡史帖』(みやま文庫 124)(今井幹夫著 みやま文庫 1992)
『富岡史』(富岡史編纂委員会編 名著出版 1973)
『尾高惇忠』(荻野勝正著 さきたま出版会 1984)
『埼玉史談 20巻1-4号』(埼玉県郷土文化会)
『日本煉瓦史の研究』(水野信太郎著 法政大学出版局 1999)
『考古学ジャーナル 2008年3月』(ニューサイエンス社)
キーワード
(Keywords)
大島 民五郎(オオシマ タミゴロウ)
溜ヶ谷 繁太郎(タメガヤ シゲタロウ)
松下 周吉(マツシタ シュウキチ)
上原 熊吉(ウエハラ クマキチ)
根岸 喜三(ネギシ ヨシゾウ)
若松 石五郎(ワカマツ イシゴロウ)
山田 市太郎(ヤマダ イチタロウ)
富岡製糸所
煉瓦
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
事実調査
内容種別
(Type of subject)
人物
質問者区分
(Category of questioner)
個人
登録番号
(Registration number)
1000088336解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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