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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000088025
提供館
(Library)
愛知学院大学図書館情報センター (3310067)管理番号
(Control number)
日進11S-2
事例作成日
(Creation date)
2011年6月28日登録日時
(Registration date)
2011年06月30日 19時17分更新日時
(Last update)
2016年05月14日 11時18分
質問
(Question)
女歌舞伎の女優は古くからあるが、現代で女優第一号と呼ばれたのは誰か。
回答
(Answer)
1.川上貞奴(かわかみさだやっこ)(1871~1946)
2.松井須磨子(まついすまこ)(1886~1919)
回答プロセス
(Answering process)
1. 自館OPACでキーワード”女優” ”事典”で検索するがヒットせず。
キーワード”歌舞伎” ”事典”で検索すると『歌舞伎事典』(774/015)にヒットするが記載なし。
女性で有名な方なのだろうと見当し、女性の人物事典とあたろうとブラウジングすると、『日本女性肖像大事典』(281/0144)あり。
「年表で見る女性の働き」の「女性に関係のあるでき事」を見ると、p158に「川上貞奴、『翻案オセロ』に出演し、日本初の女優となる」の記述あり。
これを回答とする。またp39に顔写真あり。
そして『芸能人物事典』(770.3/020)p164で川上貞奴について確認する。
また『日本女性人名辞典』(281/0125)で川上貞奴を確認。
わが国の女優の草分けとなったという記載を確認した。

2. 自館契約データベースJapan KnowledgeLibで、”女優”をキーワードにして検索。
『日本大百科全書(ニッポニカ)』の女優の頁に次の記述を見つける。
「明治以降の近代化に伴い、女優の必要が叫ばれ、新派劇に川上貞奴らの芸者出身女優が登場し、女優養成が行われた。なお、日本の公認の舞台に初めて女優が登場したのは1891年11月、東京・浅草吾妻座での伊井蓉峰ら新派劇の済美館公演『政党美談淑女之操』における千歳米坡(ちとせべいは)であるが、名実ともに日本近代女優の第一号といえるのは、文芸協会で養成され、1911年(明治44)に『人形の家』のノラを演じた松井須磨子(すまこ)であろう。」
自館で『日本大百科全書(ニッポニカ)12』(031/014/12)所蔵があったので確認したところ、同内容の記述あり。
また『日本近現代人名辞典』(281/0175)の「まついすまこ」の頁に次の記述を見つける。
「『人形の家』のノラでの好演により、一躍新時代の近代的女優として認められた。」
以上より、回答を松井須磨子(まついすまこ)とする。

3. “女優”をキーワードに雑学事典にあたる。
『話の大事典 2』(031.4/029/2)p.378「女優の始」の項に、
「新しい女優の起源は・・・川上貞奴を元祖とし」の記述あり。

4. 自館OPACにて“日本”“演劇史”で検索する。
『日本現代演劇史』(772.1/013)p.61に「女優第一号」の項に、川上貞奴の記述あり。

5. 『万有百科大事典3 音楽 演劇』(031/012/3)p.139、531
「川上音次郎」の項に、妻の川上貞奴が「近代日本最初の女優」となったとの記述あり。
「松井須磨子」の項には、「新しい女優」との記述のみ。

6. 『藝能辞典』(770.3/010)p.183、609
「川上音次郎」の項に、川上貞奴が日本で初めて「女優」と呼ばれたとの記述あり。
「松井須磨子」には、「新時代の女優スター」との記述のみ。

7.『芸能人物事典 明治/大正/昭和』(770.3/020)p.164、528
「川上貞奴」の項に、「明治36年明治座の『オセロ』で初めて正劇女優として日本の舞台に立った」との記述あり。
「松井須磨子」の項には、特に日本初の記述はなし。
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
歌舞伎  (774 7版)
日本  (281 7版)
演劇史.各国の演劇  (772 7版)
参考資料
(Reference materials)
『日本女性肖像大事典』日本図書センター/1995/(281/0144)p158 (AJ94166265)
『芸能人物事典』日外アソシエーツ編/日外アソシエーツ/1998/(770.3/020)p164 (AJ94232146)
自館契約データベースJapan KnowledgeLib 女優の頁
『日本大百科全書(ニッポニカ)12』相賀徹夫編著/小学館/1986/(031/014/12)p319-320 (AJ94060582)
『日本近現代人名辞典』臼井勝美ほか編/吉川弘文館/2001/(281/0175)p970 (AJ94268929)
『日本女性人名辞典』芳賀登ほか監修/日本図書センター/1995/(281/0125)p158 (AJ94096217)
『話の大事典 2』日置昌一著/名著普及会/1983/(031.4/029/2) p.378 (AJ94035217)
『日本現代演劇史 明治・大正篇』大笹吉雄著/白水社/1985/(772.1/013) p.61 (AJ94059098)
『万有百科大事典 3 音楽 演劇』小学館/1976/(031/012/3) p.139、531 (AJ94026953)
『藝能辞典』演劇博物館編/東京堂出版/1979/(770.3/010)p.183、609 (AJ94020942)
『芸能人物事典 明治大正昭和』日外アソシエーツ編集部編/1998/(770.3/020) p.164、528 (AJ94232146)
キーワード
(Keywords)
川上貞奴
日本初
女優
松井須磨子
まついすまこ
婦人
伝記
かわかみさだやっこ
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
『尾三の女たち』(092.8/0289)p267-270にも川上貞奴についての記述あり。
調査種別
(Type of search)
事実調査
内容種別
(Type of subject)
人物
質問者区分
(Category of questioner)
司書講習生
登録番号
(Registration number)
1000088025解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決