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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000087180
提供館
(Library)
さいたま市立中央図書館 (2210012)管理番号
(Control number)
中央-1-00168
事例作成日
(Creation date)
2011年04月05日登録日時
(Registration date)
2011年06月08日 15時00分更新日時
(Last update)
2011年11月12日 09時51分
質問
(Question)
2011年4月4日の日刊建設工業新聞の12面に歴史地震研究会副会長の投稿があり、この中で、「近年研究の発展が著しい津波堆積物の調査が、産業技術総合研究所を中心にして、ここ数年仙台平野などで進めています。」というくだりがあるが、この研究の成果が文献になっていたら紹介してほしい。
また、一般的な「歴史地震」についてわかりやすく紹介された文献があれば、あわせて紹介してほしい。
回答
(Answer)
1.引用されている新聞記事に即した文献

◆産業技術総合研究所の一部門に活断層・地震研究センターがあり、ここで研究を進めているようである。活断層・地震研究センターのホームページには平成23年東北地方太平洋沖地震速報のページが設けられており、この中でさらに「津波堆積物を用いた過去の巨大津波の研究」のページがあり、「今までの津波堆積物調査地点と文献(編集中)」として文献紹介がある。仙台平野に関係する文献を引用すると次のとおり。

<次の行から引用開始>
3.仙台・石巻平野,福島県沿岸

宍倉正展ほか(2010)平安の人々が見た巨大津波を再現する-西暦869年貞観津波-,AFERSニュース,No.16/2010年8月号.

行谷佑一ほか(2010)宮城県石巻・仙台平野および福島県請戸川河口低地における869年貞観津波の数値シミュレーション,活断層・古地震研究報告 第10号.

澤井祐紀(2010)福島県富岡町仏浜周辺の海岸低地における掘削調査,活断層・古地震研究報告 第10号.

澤井祐紀ほか(2008)ハンドコアラーを用いた宮城県仙台平野(仙台市・名取市・岩沼市・亘理町・山元町)における古津波痕跡調査,活断層・古地震研究報告 第8号.

佐竹健治ほか(2008)石巻・仙台平野における869年貞観津波の数値シミュレーション,活断層・古地震研究報告 第8号.

宍倉正展ほか(2007)石巻平野における津波堆積物の分布と年代,活断層・古地震研究報告 第7号.

澤井祐紀(2007)ハンディジオスライサーを用いた宮城県仙台平野(仙台市・名取市・岩沼市・亘理町・山元町)における古津波痕跡調,活断層・古地震研究報告 第7号.
<前の行で引用終了>

ちなみに、『AFERSニュース』と『活断層・古地震研究報告』は活断層・地震研究センターの発行物である。

◆仙台平野を中心とした東日本の津波堆積物と地震について書かれた雑誌論文で、上に引用した以外の文献は下記のとおり。

・「津波堆積物・隆起イベント層から推定される三陸沖中部の巨大地震モデル (総特集 連動型巨大地震(2))」 原口強, 石辺岳男 『月刊地球』 31(4) p223-230  (2009-04)

・「三陸・常磐沿岸の津波堆積物調査((1)地震・津波堆積物研究の最先端と防災への貢献,口頭発表,シンポジウム)」 今泉俊文, 石山達也, 宮内崇裕, 原口強 『日本地質学会学術大会講演要旨』115 p4  (2008-09-15)

・「地震津波堆積物 : 最近20年間のおもな進展と残された課題」 藤原治 『第四紀研究 = The Quaternary research』 46(6) p451-462  (2007-12-01)
※仙台平野を中心とした東日本の津波堆積物と地震に限定されていないようだが、参考として紹介。

・「東北地方三陸海岸における津波堆積物調査(一般調査,地質構造,ポスターセッション)」 鳥居和樹, 原口強, 今泉俊文, 宮内崇裕, 島崎邦彦 『日本応用地質学会研究発表会講演論文集』 平成19年 p191-192  (2007-10-11)

・「仙台平野の堆積物に記録された歴史時代の巨大津波-1611年慶長津波と869年貞観津波の浸水域- 」 澤井祐紀, 岡村行信, 宍倉正展, 松浦旅人, AUNG Than Tin, 小松原純子, 藤井雄士郎 『地質ニュース』No.624 p36-41  (2006.08.01)

・「堆積物から紐解く自然災害 東北地方三陸海岸,大槌湾の津波堆積物」 原口強, 鳥居和樹, 藤原治, 島崎邦彦, 今泉俊文 『月刊地球』Vol.28 No.8 p539-545  (2006.08.01)

2.一般的な「歴史地震」について分かりやすく紹介された文献
 下記の資料を紹介した。

・『古地震を探る』 太田陽子,島崎邦彦編  古今書院 1995.7
 さいたま市図書館で所蔵。「過去の地震研究から将来の地震への情報を得ようとする古地震の研究は最近約20年の間に急速に進歩してきた。その研究をさらに深めるために、93年7月に開かれた「古地震を探る」シンポジウムで、公表された11の報告を収録した。」とのこと。

・『日本被害地震総覧:<416>-2001:最新版』 宇佐美竜夫著 東京大学出版会 2003.4
 埼玉県立久喜図書館で所蔵。「地震・防災・歴史関係者に基本資料として活用されている名著の最新版。2001年12月までの地震を追加するとともに、歴史地震は最新の研究成果を踏まえて全面的に補訂した。」とのこと。なお、さいたま市図書館では、1996年出版の『新編日本被害地震総覧:416-1995』を 所蔵している。

・『歴史地震事始』 宇佐美竜夫著 [宇佐美竜夫] 1986.3
 埼玉県立熊谷図書館で所蔵。

・『歴史地震:古記録は語る』 宇佐美竜夫著 海洋出版 1976.11
 埼玉県立久喜図書館で所蔵。
回答プロセス
(Answering process)
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
地震学  (453)
参考資料
(Reference materials)
キーワード
(Keywords)
歴史地震
津波堆積物
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
質問者区分
(Category of questioner)
社会人
登録番号
(Registration number)
1000087180解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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