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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000080486
提供館
(Library)
愛知芸術文化センター愛知県図書館 (2110019)管理番号
(Control number)
愛知県図-02687
事例作成日
(Creation date)
2006/6/11登録日時
(Registration date)
2011年02月24日 02時07分更新日時
(Last update)
2015年02月25日 10時53分
質問
(Question)
チベットの「マニ車」についての資料はあるか。
回答
(Answer)
事典的な解説資料は見つかりませんでしたが、【資料1~4、11】等にマニ車についての記述があります。
更に、説明は簡易なものですが、様々なマニ車の写真等が【資料6、7】等でもご覧いただけます。

その他【資料14、16~18】等、インターネット上でも「ダライラマ法王日本代表部事務所」や日本の寺院等により紹介されています。
回答プロセス
(Answering process)
1.事典/辞典をあたる。
幾つかの百科事典(『日本大百科全書』『平凡社世界大百科事典』等)および国語辞典(『広辞苑』『日本国語大辞典』)、更に各種宗教辞典や仏教辞典(『佛教大事典』『仏教民俗辞典』『密教辞典』『仏具辞典』等)をあたったが、「マニ車」の項目なし(「マニ石」等もなし)。

2.当館所蔵資料を検索。
「マニ車」ではサスペンス小説1点のみだったため、「チベット」または「チベット+仏教、民族/民俗」あるいは「ラマ教」等で検索して目星をつけ、直接書架でそれらの図書および周辺の図書を確認した。
図書以外にDVD/VHS(NHKスペシャル/特集の「チベット死者の書」・「青海チベット鉄道 世界の屋根2000キロをゆく」・「西蔵 世界の屋根を行く 1 ラマ教の都ラサ」・「ヒマラヤの秘境・ブ-タン王国」等)やCD(民俗音楽集、または仏教音楽集的なもの)も数点あり。映像資料の方は、もしかしたらマニ車も映っているかもしれないが未確認。

3.他館目録を「マニ車」で検索。
NDL-OPACではCDも含めて数点ヒットするが、関連ありそうなものは西原理恵子/著『毎日かあさん 7(ぐるぐるマニ車編) 』(ネパール旅行記を含むもよう)と『チベット仏教の驚異~儀礼とマニ・リンドゥ』というCD(「マニ車の祈り」という曲?音?を含む)のみ。前者はタイトルにつけていることもあり、マンガ内で多少の説明または描写がありそうだが、いずれも所蔵なし。
CiNii Booksではヒットなし。

4.NDLの雑誌記事索引やCiNii Articlesを検索。
「マニ車」ではなし。「チベット+信仰」等でも検索したが、マニ車について詳しく載っていそうなものはなし。

5.レファレンス協同データベースを検索。
「マニ車」についてはないが、「チベット仏教の「マニ石」が載っている資料が見たい。」(埼玉県立久喜図書館)【資料13】があり、マニ石の写真が掲載されていたという11点の資料が列記されていた。ここより、【資料10】を確認。

以上、1~5より、マニ車について説明されているものとしては【資料1~12】等があった。その中でも特に、
・比較的詳しい記述・描写があるものは【資料1、2、3、11】
(資料1は旧字・旧仮名遣い文だが、内容がよくまとまっているか?資料2はイラストによる説明多し。資料11は資料1を受けて展開している。)
・巻末の「用語解説」的なページで簡潔に「マニ車」を説明しているのは【資料4、10】
・カラーでわかりやすい写真が多いのは【資料6、7】
・マニ車の筒に彫ってあったり、中に入れてあったり、回す時に唱えたりするマントラ「オム・マニ・ペメ・フム」(観音の六字真言)についても特に解説しているのは、【資料1、6、11、12】
以下、【資料10】より。
「マニ車(マニコル)=真鍮や木で作った筒のなかに印刷された巻物状の経文を入れたもの。一回転させると1回経文を読んだことになる。寺院の回廊にはたいていあり、マニ車を回しながら時計回りに歩く。巡礼者用のハンディータイプもある。」

6.インターネットを検索。
「ダライラマ法王日本代表部事務所」のホームページ内で「くらしの中の信仰/マニ車」として紹介あり。【資料14】
その他、WIkipedia【資料15】、日本の寺院にあるマニ車についての紹介【資料16~18】等もあり。

7.<参考情報>
念の為、NDLサーチでも「マニ車」で検索してみたところ、詳細検索(タイトル)では3の2点のみだったが、簡易検索では、3.5に加えて、参考情報として「prayer wheel (ランダムハウス英和大辞典)」というデータベース(Japan Kowledge)の項目もヒットし、要約・抄録欄に「マニ車(ぐるま):チベットのラマ教徒が用…」と冒頭が引用されていた。
Japan Kowledgeは引けないので、『ランダムハウス英和大辞典』を直接確認すると、「prayer wheel=転経器。経文をしるしたり納めてある円筒形の器具;おもにチベットのラマ教徒によって継続して読経する際に用いられ、1回転すると経文を1回読んだことになるとされる。」とあり、他に、『研究社 新英和大辞典』でも「prayer wheel」の項目があり、「地蔵車、回転礼拝器、転輪蔵《チベットで祈りの時に用いる;~》」、もう少し簡便な英和辞典『ジーニアス英和辞典』でも独立した見出しではなく「prayer」の用例中ではあるが「~ wheel=(ラマ教の)祈祷輪筒《回転式の祈祷文の入った円筒》」とあった。また6の【資料15】でも「転経器(てんきょうき)とも訳す」とあったため、1の辞典類でこれらの訳語を確認してみたところ、「転輪蔵」(または同じとされる輪蔵。経蔵)の項あり。但し、「仏堂の中心に軸を立て八面の経巻棚を設け、これに一切経を納め、自由に回転する装置のもの。~」(『広辞苑』)、「経蔵の中に設けた回転式の書棚。~これを回すと読経したと同じ功徳があるとする。中国梁の傅大士(ふだいし)の考案という。」(『仏教用語大事典』)、「~各面に扉をつけ、大部の経典を取り出し閲覧しやすいようにした。~」(『日本国語大辞典』)等、「転輪蔵」ではチベット仏教の「マニ車」とは少し異なり、経典収納のための回転式書架の意味合いが強いか?
なお、。「転経器」としてはなかったが、「転経」の意味は「経文を転読すること。」(『広辞苑』)、「経文を読誦すること。また祈願のために大部の経を初・中・終の数行を読んで全体を読んだことに擬すること。転読。」(『日本国語大辞典』))とのこと。
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
仏教  (180 9版)
仏教史  (182)
中国  (222)
参考資料
(Reference materials)
資料1 『チベット』(岩波新書) 多田等観/著 岩波書店 1942  p.60 (1109460982)
資料2 『ぼくのチベット・レッスン』 長田幸康/著 社会評論社 1993 p.29-40, (94,) 129, (1106347382)
資料3 『チベットの潜入者たち ラサ一番乗りをめざして』 ピーター・ホップカーク/[著] 白水社 2004  p.(9,) 29, 35 (1108495535)
資料4 『宝の館チベット イギリス女性がくらした二年間』 カトリーナ・バス/著 中央公論社 1996 p.356 (1106999480)
資料5 『チベット入門』(改訂新版) ペマ・ギャルポ/著 日中出版 1998  p.74 (1107495030)
資料6 『聖なるチベット 秘境の宗教文化』(新版) フィリップ・ローソン/著 平凡社 2012 p.34, 52-53, 108-109 (1110529710)
資料7 『バター茶をどうぞ 蓮華の国のチベットから』 渡辺一枝/著,クンサン‐ハモ/[著] 文英堂 2001 p.67, 70-71 (1108037253)
資料8 『チベット』 フランソワーズ・ポマレ/著 創元社 2003 p.31, 88 (1109002421)
資料9 『行きたい人のチベット入門 西蔵好きのための役立ちノート』 後藤ふたば/文 山と渓谷社 1995 p.122-125 (1106820500)
資料10 『地球の歩き方 D08 チベット '10~'11』 「地球の歩き方」編集室/編集 ダイヤモンド・ビッグ社 2009p.261-262 (1109803370)
資料11 『遙かなるブータン ヒマラヤのラマ教王国をゆく』 NHK取材班/著 日本放送出版協会 1983 p.68, 14 (1101311224)
資料12 『ブータン・風の祈り ニマルン寺の祭りと信仰』 田淵暁/写真,今枝由郎/文 平河出版社 1996 p.201-202 (1106992620)
資料13 レファレンス協同データベース 「チベット仏教の「マニ石」が載っている資料が見たい。」(埼玉県立久喜図書館)
      ( http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000062324 )(2014.8.8最終確認)
資料14 ダライ・ラマ法王日本代表部事務所 「チベットの宗教・文化 - くらしの中の信仰/マニ車」
http://www.tibethouse.jp/culture/mani.html )(2014.8.8最終確認)
資料15 ウィキペディア 「マニ車」 ( http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%8B%E8%BB%8A )(2014.8.8最終確認)
資料16 高野山真言宗 弘法山 金剛寺 「日本最大級のマニ車塔」 ( http://www.kongoji.com/ja/guide/mani.html )(2014.8.8最終確認)
資料17 鷲峰山 高台寺 「高台寺天満宮-マニ車」( http://www.kodaiji.com/tenmangu.html )(2014.8.8最終確認)
資料18 鷲峰山 高台寺 「東山路傍の触れ仏-マニ車/Mani Wheels」( http://www.kodaiji.com/furebotoke.html )(2014.8.8最終確認)
キーワード
(Keywords)
マニ車
チベット、ブータン、ネパール
チベット仏教、ラマ教
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
内容種別
(Type of subject)
質問者区分
(Category of questioner)
登録番号
(Registration number)
1000080486解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決