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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000079968
提供館
(Library)
愛知芸術文化センター愛知県図書館 (2110019)管理番号
(Control number)
愛知県図-02169
事例作成日
(Creation date)
1994/08/26登録日時
(Registration date)
2011年02月24日 02時04分更新日時
(Last update)
2013年06月15日 19時28分
質問
(Question)
ムラサキタマネギ、ムラサキキャベツ の色素についての資料が知りたい。
回答
(Answer)

ムラサキキャベツの色素は、アントシアニン(広義にはアントシアンとも言います)です。
その色素の特性からムラサキキャベツの色水を指示薬として使った実験を行うことができます。
また、天然着色料として、飲料、冷菓、ゼリー、漬物などによく使われています。
ムラサキタマネギの色素もアントシアニンですが、こちらの利用法については、特に資料は見つかりませんでした。

専門的な資料としては【資料5、6】があります。
また、CiNiiで論文名に「ムラサキキャベツ」と入力して検索すると、ムラサキキャベツ色素の指示薬やそれを使った実験についての論文が10件ヒットします(2011.11.26時点)ので、必要に応じてご覧ください。(「ムラサキタマネギ」ではノーヒットです。)

回答プロセス
(Answering process)

「色素は何か」ではなく、「色素についての資料」ということで、その色素に特別な何かがあるようである。
1 OPACのフルテキスト「ムラサキキャベツ」で【資料1~3】がヒット。
「ムラサキタマネギ」ではヒットなし。
【資料1】には、ムラサキキャベツの色水を使った実験が扱われており、p.40に「ムラサキキャベツやそのほかの水にとける色のもと(色素、といいます)は、
ふつう、アントシアン色素とフラボノイド色素というものがまじっています。 これらの色素は酸(レモンじるのようにすっぱいもの)やアルカリ(すっぱい酸のはたらきをうちけすもの)をいれると、
つぎのように色がかわります。」と色の変化を一覧にしたものがある。
【資料2】のp.30~35にはムラサキキャベツの実験が、【資料3】のp.6~7にはムラサキキャベツ液のつくり方、p.8~9にはそのつかい方がある。
ただし、色素についての説明があったのは、【資料1】のみ。

2 OPACのフルテキスト「キャベツ」&「色素」で資料4がヒット。
「タマネギ」&「色素」ではヒットなし。
【資料4】のp.78~はムラサキキャベツではないが、「赤キャベツ」の項で「赤キャベツに含まれているアントシアニンは12種類ほどある。
・・・その主要色素は・・・」と化学的な記述があり、その「加工利用」には「・・・天然着色料として、耐熱、耐光性がよいため、アントシアニン中で使用量が最も多い。
色素製剤の主な使用先は飲料、冷菓、ゼリー、漬物などである。」とある。
また、p.97には「既説した野菜類、穀類以外で可食部にアントシアニンを含むものに、・・・紫タマネギなどがある。」とあり、ムラサキタマネギの色素もアントシアニンということが確認できた。

3 【資料5】は色素について専門的な資料として参考になると判断。
p.14~16には「アントシアン、ロイコアントシアン、カテキン」の特性が記述されている。
また、p.81~「植物組織からの抽出液の呈色反応」に「アントシアニンの呈色反応」があり、この参考資料に【資料6】中の「植物色素実験法」が挙げられている。

4 CiNiiの論文名「ムラサキキャベツ」で指示薬や実験に関する論文が10件ヒット。所蔵雑誌は1件。オープンアクセス2件。

5 「アントシアン」「アントシアニン」の区別がよくわからないため、生物学や生化学の辞典で確認。
【資料7】の「アントシアニン」の項には、「アントシアン(anthocyan)ともいう。植物の花または果皮などに含まれる橙色、赤色、紫色、青色を発色する色素の総称。フラボノイドの一種で…」とあり。
【資料8】の「アントシアニン」の項にはとくに関連が深いと思われる項目に「アントシアン」が示されており、「アントシアン」の項には「…糖と結合した配糖体(アントシアニン)として現れるので、この配糖体とアグリコンとを合せてアントシアンとよぶことになった。」とあった。
これにより、アントシアンの中にアントシアニンが含まれることが判明。

事前調査事項
(Preliminary research)
NDC 
参考資料
(Reference materials)
資料1『いろいろいろ色がヘンシーン』(汐文社, 1998.3) (資料ID:1107483886)
資料2『キッチンでかんたん実験120』(学研教育出版, 2010.2) (資料ID:1109844434)
資料3『酸・アルカリと水溶液』(国土社, 1996.1) (資料ID:1106941775)
資料4『アントシアニン』(建帛社, 2000.5) (資料ID:1107836228)
資料5『植物色素 増訂』(養賢堂, 1988) (資料ID:1104762917)
資料6『生物学実験法講座 第6巻上』(中山書店, 1955) (資料ID:1100785181)
資料7『生化学辞典 第4版』(東京科学同人 2007) (資料ID:1109327276 p.102)
資料8『岩波生物学辞典 第4版』(岩波書店 1996) (資料ID:1107033939 p.48)
キーワード
(Keywords)
ムラサキキャベツ
アントシアニン(アントシアン)
植物色素
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
内容種別
(Type of subject)
質問者区分
(Category of questioner)
登録番号
(Registration number)
1000079968解決/未解決
(Resolved / Unresolved)