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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000077543
提供館
(Library)
大阪府立中央図書館 (2120005)管理番号
(Control number)
OSPR10080043
事例作成日
(Creation date)
2010年9月2日登録日時
(Registration date)
2011年02月03日 02時00分更新日時
(Last update)
2011年02月03日 10時34分
質問
(Question)
・1920~1930年代パリで活躍したグラフィック・デザイナーA.M.カッサンドルに関する資料
・タイポグラフィデザインにおけるカッサンドルの位置づけ
・A.M.カッサンドルに影響を及ぼした芸術家
回答
(Answer)
当館所蔵資料のうち、「ポスター」や「アール・デコ」に関する
資料を調査しました。ここでは、A.M.カッサンドルに関して作品
解説以上の記述があるものを列挙します。
おたずねの「影響を及ぼした人物」や「タイポグラフィ分野に
おける位置づけ」についても、あわせて調査しました。

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A.M.カッサンドルの幾何学的画面構成技法
   : 1930年代までのポスター作品を中心に
(小原康裕/著 『デザイン学研究』46(6) p.47-56 2000.3)
この論文は、主にカッサンドルの作品について幾何学的
側面からの解析を加えたものですが、彼の伝記についても
言及しています。本論文の末尾にある参考文献一覧による
と、「カッサンドルの伝記に関する記述は、多数の文献に
見られるが、実子である故ムーロン.Hによって記述された
ものが最も詳しく、誤記が少ない。」とあります。
該当する資料は
『カッサンドル』
(アンリ・ムーロン/著,柴田和雄/訳
    オールファッションアート研究所 1991.7)
です。

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一九二〇年代の画家たち-2-「都市」の乗客 A.M.カサンドル
(海野弘/著 『三彩』(416), p72-77, 1982.5)
この論文中に、次のような記述があります。
「カサンドルもピカソやブラックから多くのものを得ている。
しかし同時代の画家で最も直接的な影響を受けているのは、
フェルナン・レジェである。カサンドルを理解するには、
どうしても二〇年代のレジェについて知らなければならない」。
この記述から先、レジェがカサンドルに及ぼした影響などに
ついての解説が続きます。

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『世界のグラフィックデザイン 2:ポスター・歴史編』
(講談社 1977.12)
p.152-155に、カッサンドルの作品紹介および解説があります。
p.155の解説から部分を抜粋します。
「15歳のときアカデミー・ジュリアン学んだというが、
デザインについては、全く独学だという。青年時代バウハウ
スの影響を受けたといわれるが、作品の上ではピカソ、
ブラックのキュービズムや、レジェやデュフィの絵画の
影響の方がはっきりしているようである」。
「カッサンドルのポスター以外の業績として、タイプフェ
イスのデザインがある。中でも活字の製造をしていたシャル
ル・ペニョの名を冠した<ペニョ>は、未だに生命をもった
独創的なタイプフェイスである」。
なお、この解説の著者は、本書の編者である原弘(はら・
ひろむ)氏です。

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『カッサンドル展:巨匠の知られざる全貌』
(カッサンドル/[画] サントリーミュージアム天保山 1995)
展覧会の図録ですが、解説等の記事が充実しています。
タイポグラフィーについてはp.24,123-140に、関連する
記述がありますが、タイポグラフィー史上におけるカッサン
ドルの位置づけを示すものではありません。

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『二つの愛:ムネ・サトミのパリ』
(松本伸夫/著 京都書院 1991.9)
カッサンドルと親交のあった里見宗次氏の軌跡を、里見氏
本人へのインタビューで追った資料です。
カッサンドルに関する記述は、p.68-73,119,127,139-140
などに見られます。
カッサンドルの交友関係について、p.70に次のような記述
(里見氏の述懐)があります。
「親しくなってから知ったことですが、彼は時代の最先端
にいるのだという意識が強く、それだけにまたいろんな
職業の人と付き合っていました。」

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『レイモン・サヴィニャック自伝』
(レイモン・サヴィニャック/著 TOブックス 2007.11)
カッサンドルの助手であったサヴィニャック氏の自伝です。
「第4章 カッサンドルとの出会い」(p.144-190)の中で、
カッサンドルの言動などを織り交ぜながら、共に過ごした
時代を述懐しています。

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『ポスター芸術:その発展と変遷』
(ジョン・バーニコート/著 布施一夫/訳 洋販出版 1994.5)
「第2章-現代ポスターと専門デザイナー」のなかで、カッサ
ンドルの作品解説や、思想などについての記述があります
(p.78-81)。

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『ポスターの歴史』
(ジョン・バ-ニコ-ト/著 羽生正気/訳 美術出版社 1974)
「第2章-モダン・ポスターと職業デザイナー」のなかで、
カッサンドルの作品解説や思想などについての記述があり
ます(p.79-81)。
※上記『ポスター芸術:その発展と変遷』とほぼ同じ内容
 です。

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『フランスのポスター美術』
(京都国立近代美術館/編 講談社 1979.9)
西脇友一氏(大阪芸術大学教授、グラフィックデザイナー)が、
「カッサンドル氏の証言」として、氏の思想や作品について
解説しています(p.195-196)。

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『すぐわかる作家別アール・ヌーヴォーの美術:アール・デコ』
(岡部昌幸/著 東京美術 2003.10)
p.52-53に見開き2ページでカッサンドルに関する簡単な
紹介記事があります。

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以上です。

なお、カッサンドルに関しては日本語資料よりも外国語
資料の方が充実しているようです。大学図書館の総合
目録であるNACSIS-Webcat( http://webcat.nii.ac.jp/)
等を「cassandre」で検索しますと、多数の資料が
見つかってきます。残念ながら、それらの資料は当館
では所蔵しておりません。
回答プロセス
(Answering process)
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
グラフィックデザイン.図案  (727 8版)
参考資料
(Reference materials)
A.M.カッサンドルの幾何学的画面構成技法(小原康裕/著 『デザイン学研究』46(6) p.47-56 2000.3)(ページ:47-56)
一九二〇年代の画家たち-2-「都市」の乗客 A.M.カサンドル(海野弘/著 『三彩』(416), p72-77, 1982.5)(ページ:72-77)
『世界のグラフィックデザイン 2:ポスター・歴史編』(講談社 1977.12)(ページ:152-155)
『カッサンドル展:巨匠の知られざる全貌』(カッサンドル/[画] サントリーミュージアム天保山 1995)
『二つの愛:ムネ・サトミのパリ』(松本伸夫/著 京都書院 1991.9)
『レイモン・サヴィニャック自伝』(レイモン・サヴィニャック/著 TOブックス 2007.11)(ページ:144-190)
『ポスター芸術:その発展と変遷』(ジョン・バーニコート/著 布施一夫/訳 洋販出版 1994.5)(ページ:78-81)
『ポスターの歴史』(ジョン・バ-ニコ-ト/著 羽生正気/訳 美術出版社 1974)(ページ:79-81)
『フランスのポスター美術』(京都国立近代美術館/編 講談社 1979.9)(ページ:195-196)
『すぐわかる作家別アール・ヌーヴォーの美術:アール・デコ』(岡部昌幸/著 東京美術 2003.10)(ページ:52-53)
キーワード
(Keywords)
カサンドル アール・デコ アール・ヌーヴォー cassandre
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
質問者区分
(Category of questioner)
登録番号
(Registration number)
1000077543解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
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