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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000077288
提供館
(Library)
名古屋市鶴舞中央図書館 (2210001)管理番号
(Control number)
名古屋市鶴-2010-039
事例作成日
(Creation date)
2010年12月01日登録日時
(Registration date)
2011年01月28日 11時17分更新日時
(Last update)
2011年03月25日 16時13分
質問
(Question)
ハッチョウトンボの和名の由来が知りたい。
回答
(Answer)
ハッチョウトンボの和名は発見された場所の地名に由来しますが、その場所については(A)矢田説(「ヤダノテツホウバハツチウメ(矢田鉄砲場八丁目)」又は「矢田河原ノ八町場」、現在の名古屋市東区大幸町附近)、(B)熱田八丁畷説(現在の名古屋市瑞穂区)、(C)岡崎説の3つの説があります。

ハッチョウトンボの和名の由来については以下の資料が参考になります。各資料が紹介している説は次のとおり記号で示しています。A1=大河内存真がシーボルトに贈った『蟲類冩集』の説明書*1(石井宗謙が蘭訳したもの)の「ヤダノテツホウバハツチウメ(矢田鉄砲場八丁目)」を紹介しているもの、A2=『蜻蛉譜』(吉田雀巣庵)の「矢田河原ノ八町場」を紹介しているもの、B=熱田八丁畷説を紹介しているもの、C=岡崎説を紹介しているもの。このうち、A1・A2について詳しいのが(1)・(2)で、(6)は矢田説の現在の場所について考証しています。B・Cを紹介する資料として確認できたもののうち最も古いものは(3)です。

*1=「Aanteekeningen tot de Afbeelding van eenige Japansche Insekten door O.Sonzin vertaald door Sjoo-gen.」、一部ですが(1)に蘭訳とその和訳があります。

(1)『日本動物学史』 → A1、A2
(2)『医学・洋学・本草学者の研究』 → A1、(A2)
(3)「ハッチョウトンボの新産地」(『採集と飼育 第14巻第2号』) → B、C
(4)『観察の栞とんぼの話』 → A1、A2、B
(5)「日本のトンボ標本展」(『名古屋市鶴舞中央図書館開催展示解説集』) → A1、A2、B
(6)『矢田学区たずねたずねて第1集』 → A1、A2、B、C
(7)『[名古屋市]東区史』 → A2
(8)『愛知百科事典』 → A1
(9)『日本産トンボ幼虫・成虫検索図説』 → A1
(10)『なごやの昆虫』 → A1、B
(11)『原色日本トンボ幼虫・成虫大図鑑』 → A1
(12)『赤トンボのすべて』 → A1
(13)『世界大百科事典』 → ? (“ハッチョウとは尾張の八丁畷に多産したところから起こったもので、明治以前からの名称である”)
回答プロセス
(Answering process)
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
昆虫類  (486 9版)
参考資料
(Reference materials)
『蜻蛉譜 雀巣庵蟲譜巽』 昆蟲研究社 1938年 第十図 (三居巣模写の複製)
『シーボルト研究』 日独文化協会/編 岩波書店 1938年 p.127-129
『日本動物学史』 上野益三/著 八坂書房 1987年 p.356-357,410-414
『医学・洋学・本草学者の研究』 吉川芳秋/著 八坂書房 1993年 p.206-207
「ハッチョウトンボの新産地」 『採集と飼育 第14巻第2号』 内田老鶴圃 1952年2月 p.37 
『観察の栞とんぼの話』 松井一郎/著 松井一郎 1956年 p.60-63,72-73
「日本のトンボ標本展」 『名古屋市鶴舞中央図書館開催展示解説集 昭和45年~47年』 名古屋市鶴舞中央図書館/編 名古屋市鶴舞中央図書館 1973年
『矢田学区たずねたずねて第1集』 岡田弘/著 岡田弘 1973年 p.83-84
『[名古屋市]東区史』 東区史編さん委員会/編 東区総合庁舎建設後援会 1973年 p.130
『愛知百科事典』 中日新聞社/編 中日新聞本社 1976年 p.663
『日本産トンボ幼虫・成虫検索図説』 石田昇三/[ほか]著 東海大学出版会 1988年 p.108
『なごやの昆虫』 臼田明正/[ほか]編 名古屋昆虫館 1989年 p.60
『原色日本トンボ幼虫・成虫大図鑑』 杉村光俊/[ほか]著 北海道大学図書刊行会 1999年 p.802
『赤トンボのすべて』 井上清・谷幸三/共著 トンボ出版 トンボ出版 2010年 p.136-137
『世界大百科事典 22 改訂新版』 平凡社 2007年 p.628
キーワード
(Keywords)
ハッチョウトンボ
八丁トンボ
蜻蛉
八丁畷
大河内存真
吉田高憲
吉田雀巣庵
吉田平九郎
シーボルト(Siebold, Philipp Franz Jonkheer Balthasar von)
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
事実調査
内容種別
(Type of subject)
郷土
質問者区分
(Category of questioner)
登録番号
(Registration number)
1000077288解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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